人体の限界 人はどこまで耐えられるのか 人の能力はどこまで伸ばせるのか (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388435

作品紹介・あらすじ

人はどのような状態になると死ぬのか。生理学、心理学、運動学、生物学、物理学、化学、栄養学などの観点から、人体の限界を図解イラストで解説。人体の限界を知り、健康的な生活を送るための科学教養書。

■目次
第1章 運動機能
立つ能力,座る能力,横たわる限界,歩く限界,走る限界,山登りの限界,泳ぐ能力,潜る能力,すばやく動く能力,バランスを保つ能力,筋肉の力,スタミナ力,有酸素能力,無酸素能力,肉体的疲労

第2章 神経機能
見る力,聞く力,嗅ぐ力,味の判断力,平衡感覚,認知機能,時間知覚,聴覚遮断,反応 時間,覚醒限界,睡眠不足,脳の疲労,生殖能力,心拍数の限界

第3章 心理機能
記憶力,学習能力,プレッシャー,ストレスマネージメント,テクノ・ストレス耐性,欲求不満,不安,パニック,やる気,リラクセーション,集中力,メンタルトレーニング,精神的疲労,慢性疲労

第4章 代謝機能
エネルギー代謝,カロリー制限,塩分摂取の許容限界,飲酒の許容限界,糖質制限,脂質制限,たんぱく質の必要量,食物繊維の許容値,必須アミノ酸,効果的なダイエット,栄養失調,食あたり,GI値の許容限界

第5章 適応機能
健康維持,寿命の限界,老化現象,身長の限界,体重の限界,発汗能力と脱水限界,発熱の限界,低体温の限界,やけど,排尿障害,便秘の限界,骨の力,血圧の限界,体脂肪

感想・レビュー・書評

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  • 読んでいて、著者の苦労が感じられる。人体は複雑だ。能力の限界はゲームのようにステータス値で簡単に表すことはできない。

    「はじめに」でそういった難しさについて記載がある。この部分をもっと詳しく書いて欲しかった。なぜ難しいのか、この本はどういう考えに基づいて、どのように分類したのかを詳しく知りたい。扱う領域が多岐に渡る上に、新書のサイズにコンパクトにおさめているので、よくわからない・納得できない箇所が多かった。

    個人的には「第2章 運動機能」が面白かった。「長く世界記録が出ていない競技は人体の限界と言える」というような書き方をしていて、明快だ。人間の考えられる理論上の限界を示すのは難しいが、現時点での人類の最高値なら示せる。世界の頂点の人たちは限界に挑戦してここまでやるのか・・・というのを垣間見られた。

    短距離走ではスタートの合図からmsec単位の反応速度、歩幅、歩数なんてものまで分析している。
    泳ぐ能力では筋力などだけでなく水泳着の改良、水の抵抗を少なくする体型を得るための筋肉トレーニングなんてものまで。世界記録を目指す選手こそ、人体の限界に挑戦している。

    この本の項目それぞれが、きっちり書こうとすると本1冊できてしまうほど奥深いものなんだろうと思う。それを素人でも読める新書にしてしまった。相当苦労したんじゃないかと思う。でも、新書のサイズでこの難しい課題を明快に表現したとはあまり思えない。なので星は少なめ。ゴメンナサイ。

  • <学生コメント>
    生理学、心理学、運動学、生物・物理・化学、栄養学の観点から、人体の限界を図解イラストで解説。

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著者プロフィール

広島文化学園大学・教授(人間健康学部開設準備室室長、平成30年4月より人間健康学部学部長就任予定)。広島大学名誉教授。医学博士(熊本大学)。九州芸術工科大学芸術工学部専攻科(現九州大学芸術工学部)修了。熊本大学体質医学研究所生理学研究部及び広島大学大学院総合科学研究科身体運動科学研究部門において、スポーツ健康科学、アダプテッドスポーツ科学、運動生理学分野の研究に従事。編著書として、『人間の許容限界ハンドブック』、『人間の許容限界事典』、『高圧生理学』(いずれも朝倉書店)、共著として、『環境生理学』(培風館)、『健康スポーツ科学』、『健康と運動の生理』(いずれも技報堂出版)などがある。

「2018年 『人体の限界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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