宇宙に命はあるのか 人類が旅した一千億分の八 (SB新書)

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  • SBクリエイティブ
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レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797388503

作品紹介・あらすじ

銀河系には約1000億個もの惑星が存在すると言われています。
そのうち人類が歩いた惑星は地球のただひとつ。
無人探査機が近くを通り過ぎただけのものを含めても、8個しかありません。
人類の宇宙への旅は、まだ始まったばかりなのです――。

本書は、人気コミック『宇宙兄弟』の公式HPで連載をもち、監修協力を務め、NASAジェット推進研究所で技術開発に従事する著者が、やさしくかみくだきながら「人類の謎」に挑む、壮大な宇宙の旅の物語です。

人類が解き明かしてきた謎とは? 「地球外生命や地球外文明は存在するのか? これからの宇宙探査はどうなる……? テクノロジーとイマジネーションを駆使して、独自の視点で語るエキサイティングな書き下ろし!

感想・レビュー・書評

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  • 日経の夕刊の書評にあり、おもしろそうだったので。とんでもなく、おもしろかった。宇宙を旅すること、他の星に生命を見つけることをジュールベルヌの昔から、現在まで、日に当たることのなかった科学者たちを突き動かすものが何で、どのようにして成し遂げていったかを、叙事詩のように語る。単なる科学書にとどまらず、心を動かされる表現で書き綴っている。オススメ。

  • いろいろなネタを扱っており、読み物として面白い。
    ・(宇宙人の侵略について)地球は40億年もの間、無防備だったのだ。40億年起きていなかった事象が無効100年で偶然発生する確率は4000万分の一。
    ・(移動について)宇宙船に乗って宇宙を移動するスタイルは、人類の常識に縛られているのではないか?果たして人類より何万年も進んでいる宇宙人が現代人類と同じように物理的な移動を行っているのだろうか?
    ・ジュール・ベルヌの言葉「人類が想像できることはすべて実現できる」

  • 満天の星空を見上げて広大な宇宙に想像力を拡げ、アポロ11号の月面着陸に冒険心を掻き立てられた幼い頃の思いを甦らせる。プロジェクトX的なサイドストーリーで読者の興味を惹きながら、SFの世界でしかなかった時代から現代までの人類と宇宙をめぐるファンタスティックでさえあるストーリーが系統立てて記されている。

  • 久々に興奮気味で読みました。勇気貰った。宇宙好き。

  • これまで宇宙物理学の理論のほうばかり読んできたけれど、技術開発は「政治」が大いに関わっているぶん、よけいにドラマチックだ。おまけに、筆者の筆致がドラマチックなので、ぐんぐんと読まされてしまう。
    本書を読んでいちばんよかったと思うことは二つある。
    一つは、地球とは別の、地球に似た星で、生命が誕生していたと仮定した場合、その誕生がわずかでも遅れていた、あるいは進んでいた場合、その差は膨大な時間の経過を経た末に、途方もない差を生み出すだろうとの知見。を知れたこと。
    つまりそれが意味するところは、もし生命誕生が遅れた星では、地球よりもだいぶん文明が遅れている(つまりコンタクト不可能)し、誕生が早かった星においては、確実に人類よりも進んだ文明が築かれているだろうこと。
    二つめは、生命の定義というのは、そう簡単ではないということ。なんとなく、動物や植物や微生物やに似ている存在であれば生命を持っていると断定できると思っていたけど、生命の定義は、宇宙規模になると、もっと抽象的になるのだな、ということ。
    常識を破るには、妄想も時には有効だなと実感。それが結果的に、想像力として評価される。ほんとに必要なのは、「妄想力」

  • 筆者の宇宙への熱い思いがほとばしる!

  • もう今年一番の「当たり」はこれに決定! こんなに感銘を受けワクワクさせられる本はめったにない。
    百年、千年、万年の単位で人類の歴史と進化を考えられる「イマジネーション」の力が素晴らしい。

  • そういえば若いころはこんな感情があった。

  • 地球は孤独なのか?
    我々を宇宙に駆り立てようとする「何か」を感じるか?

    「何か」を強いて言うなら人間のイマジネーション。
    AIと人間の違いに、経験則からではなく、好み(価値観)からのアプローチ。
    経験則的なアプローチでは、宇宙ロケットを飛ばそうとはならない。この挑戦こそが人間が人間たる所以、という感じで非常にワクワク、読んでてアツくなる。

    我々は宇宙を発見した後、どうするのか?
    「何か」とは、イマジネーションであるいは支配欲や征服欲、更に言うなら人間の遺伝子に強く組み込まれている「虐殺欲」ではなかろうか、、、

  • NASAの研究者ある小野雅裕氏の著書。宇宙開発に携わった科学者と技術者のエピソード、そして最新の科学技術や地球外生命体存在の可能性などについて綴っている。

    惑星移住の際に発生する生物汚染のリスクや、宇宙からメッセージが届かない理由など、技術者でありながら想像力豊かな知見が非常に印象的だった。本作で小野氏が頻繁に使っているイマジネーションの意味は、想像というよりむしろ創造に近いのかなと感じた、久しぶりに七夕の夜空でも見上げようと思う。

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著者プロフィール

大阪生まれ、東京育ち。2005年東京大学工学部航空宇宙工学科卒業。2012年マサチューセッツ工科大学(MIT)航空宇宙工学科博士課程および同技術政策プログラム修士課程終了。慶應義塾大学理工学部助教を経て、現在NASAジェット推進研究所に研究者として勤務。「2007年、短編小説『天梯』で織田作之助青春賞。2014年に著書『宇宙を目指して海を渡る』を刊行。

「2018年 『宇宙に命はあるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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