集中力はいらない (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797389494

作品紹介・あらすじ

1日1時間労働の人気作家が明かす、発想力のコツとは?

私たちは「一つに集中するのはすばらしい」という思い込みにとらわれている。
「だらだら」「非効率」を排除しようとする風潮の中、
累計1600万部超の人気作家が提唱する「アンチ集中力」のすすめとは?
人間のもつ本来の力を発揮するには? 
誰もいわなかった情報過多時代の<知的生産術>。
これから結果を出したい社会人から、大学生まで。
全世代におすすめしたい、常識のとらわれない頭の使い方を1冊にまとめました。

(「はじめに」より抜粋)
「集中力」という言葉があるが、
まるで人間には「ものごとに集中する能力」があるかのように表現されたものだ。
具体的にそれがどういう力なのか、今ひとつ僕にはわからない。
だが、誰もそれを疑問に思わないみたいだし、
それどころか、集中力は非常に良いもの、素晴らしいものであって、
集中力があればあるほど有利になり、
なにごとも解決するような魔法みたいな特殊能力として扱われている。(~)
この本で僕が書こうと思っているのは、
実は、このような「集中力」に否定的な考え方である。
だから、あえて言えば、「アンチ集中力」みたいなものの効能について語ろうと思う。

感想・レビュー・書評

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  •  『創るセンス 工作の思考』以来、1年ぶりに読む森先生の論は、相変わらずキレが鋭く、更に鉈のような力強さが加わっていた。手に取った人にインパクトを与えることを狙った『集中力はいらない』というタイトルよりも、4章の『考える力は「分散」と「発散」から生まれる』というタイトルの方が相応しい内容でした。集中とは思考を排除するものであり、知識を得ることを考えることと勘違いしないようにと、読者を戒めている。
     《社会においても、考える人が格段に有利になります。仕事であれば成功するし、周囲から認められるでしょう。自分の好きなことがしやすなります。自由になれる。》

  • 同じ研究教育職に就いているためか,極めてまっとうな主張で,創造には集中の後の弛緩が大切であることに強く首肯する.事象を言葉で記憶することと画像で記憶することの差異に関する主張は目から鱗が落ちる.時間を分割して多様な物事を分散並列処理するという日々の習慣化は,やはり同じ方法を編み出している人がいらしたかと嬉しくなる.

  • 時間はお金より価値あり(^o^)仕事は人生の一部であり人生の目的ではない\(^_^)/自分の好きな道を選び好きなように生きる(^.^)あまりかっかせずゆったりいく(^o^)

  • 一点に集中して考えを限定させるのではなく、分散・発散した考えでものごとを捉えましょう、という内容。
    試験に集中しなくても合格ができる、といった内容ではない。
    いかに自分が集中した思考で騙されているのかを気付かされる。分散・発散した思考でよく考えて、自分から気付けるように努めたい。

  • 森博嗣さんの本は2冊目です。
    森博嗣さんっぽいなーっていうのが率直な感想です !まだ2冊目ですが…笑
    当たり前・絶対的善とされているような概念について疑問を投げかける、そして多様性を支持する主張は『孤独の価値』とかなり似ている部分がありました。
    もちろん内容は全く違います。
    大局的な視点を手に入れて物事を俯瞰して見ることがいかに大切か、よくわかる本です。
    僕は森さんと少し性格が似ている部分もあり、マルチタスクは今までも普通にしていました。
    これからもしていきます 笑

  • 同じことにずっと集中するのではなく、いろんなことを同時にだらだらと進めるやり方も悪いことではない。
    発想や閃きは思考が集中している時より分散・発散している時のほうが生まれやすい。
    リーダーなど全体を俯瞰し広い視野で客観的に物事を見るには分散思考が必要とされる。

  • 10年ぶりくらいに森博嗣を読んだ。昔の森博嗣がよく語っていたことを、一般読者向けに新書で書くとなかなか凡庸に見えるなあ、 ビジネスなんだからまあ当たり前か(編集者さんとのメールのやりとりなんて、森博嗣が気の毒になるくらい痛々しいなあと感じたり)、第一章なんて現代文の問題に出てきそうだ、と思いながら読んだ。森博嗣ももう60歳になったのか!と愕然とする。

  • 集中力より分散力を。発想が出るときは確かに集中をしていない時が多いのは、何となく思い当たる節があり納得出来た。初めて読んだ著者の文章理系の人らしい説得力のある文章で読みやすかった。読書の方の本も読んでみようと思う。時間を貯めるという考え方は目から鱗であった。色々と取り入れたいと思う考え方が随所にあった、とりあえず真似するところから始めてみたい。

  • 【考活】
    偶然にも一つ前に読んだ「東大読書」と主張されていることがよく似ているところがありました。

    考えることが重要で、いかに今まで脳みそを駆使して考えて来たかによって大きな差が出るという主張です。

    人を見ているとおもしろいです。
    創意工夫してなんとかしようとする人間と、すぐにケツを割る人間がいます。
    その差は大きな差があります。
    すぐに考えることを諦める人は、考えようとしないのではなく、考え方がわからないあるいは考えようとするとすぐにいっぱいいっぱいになってしまうようです。
    これも日々考えるという訓練をしていないからだと感じます。(←えらそうに!)
    最近特に思うのですが、「考える」って本当に楽しいです。

    いろいろ考えているときが一番楽しく感じます。
    悩んでいるときではないです。これは楽しくないです。
    考えているときです。ここは大きく異なります。

    「考える」と「悩む」同じように行動としては考えてはいますが、「考える」はワクワクしていますが、「悩む」にワクワク感はないです。
    「悩む」はすでに答えがあり、どちらの答えを選べば正解なるのかで迷っているような状態です。「考える」は今現在、世の中に存在しないことを創り出している感があります。
    この感覚は脳みそにとって大きく異なると思います。

    文章を書くなどは簡単にできる考える活動(考活)になると思います。絵を描く、曲を創るなどに比べると、圧倒的にハードルが低い考活です。

  • 2018 7/14

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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