感じる経済学 コンビニでコーヒーが成功して、ドーナツがダメな理由

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  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797390391

作品紹介・あらすじ

経済を動かしているのは私たち一人ひとりの消費活動。でも、経済学という存在は、あまりにも私たちの日常生活からかけ離れていて、GDP、インフレ・デフレ、円高ドル安など、何度聞いても頭にスッと入ってきません。経済というものが、まったくの他人事のように思えるのは、なぜでしょうか?

その理由は、経済学の本があまりにも無味乾燥に書かれているせいもありますが、多くの人が経済を「感じる」ためのコツを身につけていないことが原因。
経済は、頭で考えることも大事ですが、何よりも「感じる」ことが大事。
どの商品がよいのか、どこのサービスがよいのか、自分自身がしっかり感じ、選択することは、立派な経済活動であり、それが数字や指標になったものが経済学なのです。

本書は、無味乾燥に思える経済について「感じる」ことができるようにするためのもの。経済を動かす原動力は経済政策ではなく、わたしたち一人ひとりの行動にあります。経済を感じることができるようになり、皆がもっと前向きに行動すれば、必ず経済はよくなるでしょう。実はこれが日本経済に対する最大の処方箋なのです。

感想・レビュー・書評

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  • 表紙の雰囲気そのままで
    読みやすく経済学に興味を持つ
    きっかけになりそうな
    感じる経済学の本

    コンビニでコーヒーが成功して
    ドーナツがダメな理由のように
    身近にあるテーマで経済のことを
    学んでいけるのですごくわかりやすい

  • 経済学に関する本、初読み。
    導入に色んな具体例が示されていて、初心者にも分かりやすかった。2章から少し専門的な話も多くなってくるが、解説等もついていたので、うんうん考えながらも読み進めることができた。
    他国との数字に基づく比較もあり、いかに日本の考えが古く、柔軟さがないか如実に現れているように感じた。
    政策を考えている人も、ベンチャー企業や地方移住を支援する人も、皆自らの立場は保証されている場所からの意見でしかない。そのような立場の人から決められたことではいざ動こうとする人達は、よほどの野心がないと動かない。うーんこれって日本どん詰まり?
    経済学と心理学は関係していないようで関係していることが分かった。
    この本を読む前はGDPってよく耳にするけど何?ってレベルだったけど、多少はお金の仕組みも分かり、今後のニュース等もちゃんと理解して見ることができそう。

  • マクロ経済学を現代の諸問題と絡めつつ、わかりやすく書かれています!!経済知らない人でも読みやすいはず。
    インフレやデフレの仕組みもすっきり理解できました。

  • 経済に疎い私でも、経済に興味が出てきました。

  • 私達が
    「あー日本って景気いいじゃん
     未来も明るいし
     どんどんお金使ってもOK」
    っていう気持ちにさえなれば
    かなり景気は良くなるということですね

    未来が明るく感じると
    子供と同じで 経済も伸びるのか
    褒めて伸ばすのね

  • 凄くわかりやすく経済が学べる本。

  • 経済活動は、市場を創造するものと奪い合うものがある。経済が成長するか否かはどちらが多いかを見ると分かる。

    消費者物価指数は生鮮食品を除いたものでコア指数とも呼ばれるが、さらにエネルギーを除いたものをコアコア指数とヨブ。

    インフレ良い、デフレ悪いといったことはまったくなく、それ自体によしあしはない。悪いのは不景気。

    日本は中古車市場が小さい。
    日本は経済成長していないのに世界は成長しているから、グローバル企業の製品は値上がりしていく。

    労働生産性は、これ一つでその国の経済力が分かるくらい重要。

    米国やドイツの輸出製品は、市場において今後値段が上がっていく商品(医療機器など)が多い。日本は違う。

    ★経済は理屈というより「感じる」もの。

  • 経済について具体例を用いて感覚的に述べられており、内容がすっと入って来やすかった。
    身近なミクロな視点から導入しマクロ経済についても述べられ経済学についてざっくりと内容を把握するには良い本だと感じた。

  • 姫路大学附属図書館の蔵書を確認する→
    https://library.koutoku.ac.jp/opac/opac_link/bibid/SS00103570


  • GDPやコア指数、インフレやデフレなどの基本的な内容を再確認できました。
    マクロ経済とミクロ経済のそれぞれの視点から書かれているので理解しやすいと感じます。

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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