5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術 (SB新書)

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.54
  • (19)
  • (30)
  • (40)
  • (11)
  • (1)
本棚登録 : 393
感想 : 52
  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797390865

作品紹介・あらすじ

安倍政権が最重要施策のひとつに掲げている「働き方改革」が連日、マスコミで取り沙汰されています。
その狙いは、日本のビジネスパーソンの長時間労働にメスを入れ、生産性を向上させること。
この点で日本の先を行くのがドイツです。

ヨーロッパの経済大国として、経済を引っ張るドイツ。
日本より労働時間が短く、生産性は高い。なぜ、これが可能になったのか。

「この国のサラリーマンたちの労働時間の短さと、休暇の長さには驚嘆させられる」という在独ジャーナリストの著者が、その秘密を解き明かします。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドイツ人の生産性は日本の1.5倍。
    ドイツでは1日10時間以上働いてはいけない。年間の休みは平均150日。

    法律上の縛り、罰則規定の違いもあるが、文化、考え方の違いが大きい。規律を重んじるドイツと、和を重んじる日本。

    結果より努力している姿を評価するシステムはやめたないといけない。仕事が終われば、さっさと帰って家族や恋人、友達との時間を大切にすればいい。
    ドイツには頑張るという意味の言葉がない。がんばらなくてもいい、結果出せば。という成果主義が浸透している。

    日本では、おもてなし(過剰サービス?)が、長時間労働の元である可能性も高い。それだけの価値があり、高付加価値なので、サービスの物価が上がれば、生産性の高いサービスになるはずではあるが。。。デフレ環境下ではおもてなしは、過剰サービスになってしまう気がする。

    考え方を変えなければ、カロウシは無くならない。

  • ドイツ人のように働きたい!
    課長に借りた本
    うちのグループでできるかも、
    と言う話をした。
    実践あるのみ!

  • 著者が言わんとすることは理解できた。長時間労働に慣れきってしまっている日本人の意識は改革する必要がある。その一方で、ドイツと日本の法制度の違いも理解しなければならない。ドイツみたいに法的に休暇を取る仕組みになっていれば改革は進むが、今の日本の法制度では難しいだろう。日本人はある意味思考停止している。常にフレッシュな目で何がベターか考える続ける必要がある。自戒を込めて。

  • ドイツと日本の労働環境等とてもわかりやすく読みやすかった。

    日本は残業時間抑制となってきてはいるが、
    世界で見るとまだまだだと改めて思った。

    • ryosukeiwasaさん
      たしかに、私は普段、残業時間前提でスケジュールを組んでる節があります。

      それってすごく残業に対する意識がドイツ人と違うってことですよね。
      ...
      たしかに、私は普段、残業時間前提でスケジュールを組んでる節があります。

      それってすごく残業に対する意識がドイツ人と違うってことですよね。

      自分の中に意識改革を起こすべく、一度読んでみたいと思いました。
      2019/12/15
    • Rさん
      >>ryosukeiwasa さん
      そうなのですね。であればぜひ読んでいただきたい本です。日本では自分は休みを取って、人に自分の仕事を任せる...
      >>ryosukeiwasa さん
      そうなのですね。であればぜひ読んでいただきたい本です。日本では自分は休みを取って、人に自分の仕事を任せることが申し訳ない、と思う癖があるようなことも書いてありました。本当にそうだと思います。
      まずは人にも任せられるように仕事を組んでみては?
      2019/12/23
  • SDGs|目標8 働きがいも経済成長も|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/713507

  • 参考になる部分もあったがもっと深く知りたかった

  • この本を通して改めて日本の労働環境は劣悪だと感じた。
    個人の健康と自由を重んじ、仕事とプライベートが明確に区切られているドイツに比べ、業績拡大のためには個人を犠牲(過剰な残業や家でも仕事をする)にし、プライベートと仕事の線引きが曖昧になってしまう日本では個人の精神的幸福度に大きな違いがあると思った。

    また、日本では病欠の場合、ただでさえ少ない有給を消化しなければらない。病欠で休んでいるとずる休みしているのではないかと疑われる為、病欠が認められていない。この時点で過重な労働を強いているのにも関わらず、雇用主が被雇用者に信頼を置いていない。まるで、人を駒のように扱うようだ。
    そもそも有給とは労働基準法により保証されている権利であり、100%消化できないのはおかしいし、連続で取りづらい風潮もおかしい。
    全体主義で和を重んじすぎても、結局苦しむのは個人である。

    総じて、社会全体で働き方に対する意識を変える、長時間労働が出来ないように厳しく取り締まるなどの強制力を持たなければ永遠に根底から働き方改革することは不可能である。
    後進国への行進は止まらないだろう。

  • この人はドイツかぶれ過ぎるのではないかと思わないでもない。しかし、ドイツの生産力、そしてプライベートを大切にする生活様式は疑いようもないわけで、理想的な社会のように感じるのは当然のことだろう。その違いは一体何だろうか。これでもかこれでもかと、ドイツ人の労働時間の短さ、時間外の少なさ、休日の多さ、休暇取得、長期休暇、サバティカルなどを誇らしげに書いている。しかし、そんなドイツで企業に勤めていないフリージャーナリストの存在は異常な長時間労働とは、四周との違いが大きすぎてちょっと気の毒としか言いようがない。

  • 読もうと思った理由
    働き方改革(長時間労働)について諸外国での例からヒントになると思ったから

    気づき
    ・ほとんどのドイツ企業では1日10時間の縛りが厳密
     に守られている。実際大半の企業では午後6時ともな
     れば一部の管理職をの除いて社員の姿は見られなくな
     る
    ・ドイツ人は効率を重視し、無駄を嫌うバイタリテイを
     持っている
    ・日本では大半の人は「ルールを破らない」という性善
     説(信頼)が社会の基盤となっているが、ドイツでは
     「書面にして制裁措置を決めておかないと、必ずルー
     ルは破られる」という性悪説(契約)が基盤となってい
     る
    ・労働契約書はどちらか一方の権利と義務を主張するた
     めだけのものではない。ドイツでは企業・社員の双方
     に権利と義務があると考えるのが常識だ
    ・ドイツ企業なら上司は社員の健康と安全を最重視する
     ことを義務付けられているので、体調の悪い社員に業
     務の続行を命じることはありえない
    ・法律や規則を何よりも尊ぶドイツ人はみな、法律だか
     ら仕方ないと割り切っている
    ・アメリカのサラリーマンは休暇中に自分の仕事を同僚
     に奪われることを恐れる傾向があり、まとまった日数
     の休暇をとらないことで知られる。その背景には法律
     で労働者の休む権利が保障されていないという実態が
     ある。ドイツの大半の企業では半年の試用期間を経れ
     ばすぐに30日間の有給休暇が与えられる
    ・気分転換には最低2週間が必要
    ・BMW、アウデイなどの大企業は短くても1か月、長
     ければ1年間の長期休暇を与える「サバテイカル」と
     いうものを導入している
    ・会社組織というものは管理職も含め欠員があっても回
     るものであり、「余人をもって代えがたい」という人
     はほぼ皆無だということがわかる
    ・ドイツ企業は社員にさまざまな権利を認めているが、
     その権利を悪用した場合、容赦なく制裁の鉄槌を振り
     下ろす
    ・ドイツでは同じ目標を達成しても、残業時間が短いほ
     うを高く評価する。効率性重視
    ・人間関係を重視する日本の商慣習では多くの顧客がい
     つでも担当者に連絡するのが当たり前と考える土壌が
     ある。その担当者と2週間も連絡が取れなくなるとい
     うことは言語同断であるがドイツでは代理の同僚がき
     ちんと対応すれば顧客は満足する
    ・ドイツでも重要な会議の根回しや稟議がないことはな
     いがそういったことに日本ほど時間を割かない。いく
     ら社内での連絡を密にしても成果が生まれなかったら
     全く評価されないという前提があるからだ。過程より
     も結果が重視される
    ・ドイツの中小企業は日本の中小企業に比べると国際的
     なマーケテイング力が強い。よって国内での下請けと
     いう認識も少なくなる
    ・ドイツでは費用対効果を度外視してまで無料のサービ
     スを提供することはない
    ・ドイツ企業ではいくら重要な取引先からの依頼とはい
     え他の社員に残業を強いるような仕事は断るのが当た
     り前だ


    考えさせられることがたくさんあり、社会全体の考え方、商習慣、法律仕組みなどかなり違うのでヒントになることはかなりあったが、日本のいいものは残す、悪いところは諸外国を少しづつまねるというのがよいのではないか。ドイツのやり方は知識としてまず持ち、考え方を理解し意識することが大事だと思いました。

  • 27年居住してるのであれば、もう少し変わった事を記述すべきと私は思う。現地の女性と付き合ってみるとか…(私の場合ですが)

全52件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

熊谷 徹 (くまがい・とおる)
1959年東京生まれ。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン 支局勤務中に、ベルリンの壁崩壊、米ソ首脳会談などを取材。90年からはフリージャーナリストとしてドイツ・ミュンヘン市に在住。過去との対決、統一後のドイツの変化、欧州の政治・経済統合、安全保障問題、エネルギー・環境問題を中心に取材、執筆を続けている。著書に『5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人』(小社刊)、『ドイツ人はなぜ、年290万円でも生活が「豊か」なのか』『ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか』(青春出版社)、『住まなきゃわからないドイツ』(新潮社)など多数。『ドイツは過去とどう向き合ってきたか』(高文研)で2007年度平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞受賞。

「2021年 『ドイツ人はなぜ、毎日出社しなくても世界一成果を出せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

熊谷徹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村田 沙耶香
辻村 深月
佐藤 雅彦
塩田 武士
佐々木 圭一
恩田 陸
有効な右矢印 無効な右矢印

5時に帰るドイツ人、5時から頑張る日本人 ドイツに27年住んでわかった 定時に帰る仕事術 (SB新書)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×