ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ 2 日本人が知らない101の疑問 (SB新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797391657

作品紹介・あらすじ

10万部突破シリーズ待望の第二弾!
これを読まずに、ニュースを語るなかれ!



「世界史から読み解くことで、ニュースが分かった!」
と反響を呼んだ、『ニュースのなぜは世界史に学べ』。
あの久米宏さんも大絶賛した第一弾から、2年。
ついに待望の第二弾が刊行となります。

トランプが大統領になり、予測がつかなくなった大国アメリカ。
北方領土返還が噂される、ロシアと日本の関係。
さらに英EU離脱や右傾化するフランス…。
ミサイル発射で暴走する北朝鮮とアジア情勢。

ニュースを鵜呑みにするだけでは、世界のニュースを読み解くことはできません。

前作で大好評の「1問1答」スタイルをに答えるスタイルを踏襲。
各国首脳の思惑、国益、国策に踏み込み、解説します。

学生からビジネスマン、教養人まで。
すべての日本人、必読の1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • アメリカの共和党と民主党の違いがよくわかりました。とても面白いです。

  • アメリカの共和党と民主党について間違ったイメージを持っていたことに気づいた。
    章立てになっていて読みやすい。

  • 一部内容に間違いが見られた点が残念。どうしても表面的な内容にするとそうなってしまうのは仕方がないか。DS、国際金融に触れられているのは新鮮と言える。

  • 茂木誠さんは駿台予備校世界史講師で、夏期講習冬期講習等で「東大世界史」「早慶大世界史」を担当されているそうです。
    どんな講義をされるのかしら?
    聴いてみたい!

    この本はシリーズ第二弾で、一年半前にでた前作は10万部突破だそうです。
    ほんとうに、わかりやすくてとても面白かったです。
    茂木さんの新刊を予約しました♪

    非常に「中立」と感じる。
    私は元々なんとなく「トランプは悪オバマは善」みたいな印象をもっていたのですが、最初の方で「茂木さんて、オバマのことが嫌いなのでは?」と思った。
    でも「アメリカの中東に対する政策に関しては、オバマが正しかった、というのが私の意見です。中東の戦争から手をひかなければ、アメリカは泥沼にはまっていくだけです」
    「オバマがイランと核合意を締結し、関係改善を図ったのは真っ当な判断だったといえるでしょう。ところが、トランプはイランとの核合意を破棄し、イスラエル寄りの態度をとっているのです」と言っている。
    だから、良いことも悪いことも解説したうえで、きちんとご自分の考えを述べているのだと思います。

    この本は9月にでたので、新しい情報が得られて嬉しいです。
    たとえば気になっていた「アジアインフラ投資銀行」(AIIB)。
    「日本は置いて行かれちゃったのだろうか…」と思っていました。
    しかし「結果的に乗らなくて正解でした」と茂木さん。

    それと、朝鮮のことがすごくわかって楽しかったです。
    朝鮮は国の独立を保つため、2つの方法をとってきました。
    一つは「朝貢」、中国の皇帝に貢物を捧げ、君主として認めてもらう。形式上は頭を下げておき、そのかわりに軍事占領されることを回避してきました。
    もう一つは「事大主義」。近代に入って中国の力が弱まると、他の大国と手を結んで中国の脅威に対抗してきました。

    この「事大主義」がわかると「韓国、なんで?」と思った疑問が次々解決します。
    たとえば日露戦争で日本が勝ったとき、朝鮮は「韓国併合」に関する条約に調印。
    これは日本が無理やり韓国を占領したイメージですが、もともとは「日韓合併」と呼ばれ、むしろ韓国の方が積極的だったそうです。

    いっぽう北朝鮮は「事大主義」を捨て、「主体思想」つまり首領の指導が必要だとしました。
    その結果が「首領様を無条件で崇拝しなさい」、金一族による支配体制が確立されていきました。

    北朝鮮について、茂木さんのいろいろな見解を読むと、そう遠くないうちに動き出すのではないかと思いました。
    私は拉致被害者の皆さんを早く返してほしい。
    ただ、茂木さんによると「日本にとっては、北朝鮮と中国がもめている状態が、実はいちばん都合が良いのです。そういう意味では、ロシアも同じです」なのだそうです。

  • 民主党 : グローバリズム、国際金融資本、リベラル、
        大きな政府、メディア
    共和党 : 草の根、保守、WASP、自分の身は自分で守る、
        小さな政府

    ロシアがシリアを支援し、シリアはISと反目、そのISは米国と反目していながらロシア、シリアとも相容れない。複雑な世界。そして韓国、北朝鮮、中国、東南アジア、日本。勝手なことをしている国々があるように見えて、世界の歴史の中にその原因となることがあるようだ。すぐに水に流してしまう我が国とは異なり。根に持ってるんだな。そういう背景を知っていると解りやすい。
    少し無理して解説しているところも見受けられるが、大きな流れと背景の説明で解りやすい本。難しいバランスで保たれているのだろう。このバランスを動かすアクションを見極めたいものだ。

  • 帯裏
    なるほど!
    そうだったのか!
    内向き化する世界がすべてわかる!
    Q習近平はなぜ日本に強気に出るの?
    Qプーチンはなぜ安倍首相と仲良くするのか?
    Qなぜl北朝鮮はミサイル開発をやめない?
    Qイギリスの「EU離脱」はなぜ起きた?
    Qポピュリズムは、本当に悪なのか?
    Qアメリカとロシアは仲良くできる?
    Q米中戦争は本当に起こる?
    Qなぜイスラエルは紛争を繰り返すのか?
    QイランVSサウジアラビア、中東の覇者は?
    Q世界中で爆買いが突然止まった理由とは?
    Qなぜメキシコではマフィアが暗躍する?
    Q「ロシアゲート疑惑」はなぜ起きた?
    Q「極右政党」がこれほど支持されるのはなぜ?
    Qヨーロッパ経済でドイツ独り勝ち、なぜ?
    Qなぜロシアはシリアに関与するのか?
    Qトルコが欧米から離れ始めている理由は?
    Q「一帯一路」は何をめざしているか?
    Q北朝鮮崩壊の「Xデー」はいつか?
    Q日本の拉致問題は解決する?

  • 前作と同じで分かりやすかったです!
    出版されてから数年経ってますが、今読んでもためになります!

  • 超大国アメリカ、迷走するEU、そして朝鮮半島・中国・日本を中心とする東アジアと3つの地域について世界史の視点からその背景に迫り、現在の国際情勢について理解を深めることができる一冊です。友人に本書の著者である茂木誠氏のyutubeチャンネルがアフガニスタンの生い立ちについてわかりやすく解説しているということを聞き、その経由で著者にたどり着き、本書を手に取りましたが、平易な表現でわかりやすく世界史の視点から国際情勢について語っていて楽しく一気に読みました。国際情勢・国際ニュースに興味があるけどなかなか背景がわからず理解し難いなぁとモヤモヤされている方にお勧めできる良書です。

  • 分かりやすい。

  • この著者の本はすごい読んでいて分かりやすかった!こうゆう本を学生の時に読んでいたらもっと社会に興味もてたのかも!

    特にアメリカと北朝鮮のところが分かりやすかった!

    この著者の本を他にもみてみようと思った!

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著者プロフィール

茂木 誠(もぎ・まこと)
ノンフィクション作家、予備校講師、歴史系 YouTuber。 駿台予備学校、ネット配信のN予備校で世界史を担当する。著書に、『経済は世界史から 学べ!』(ダイヤモンド社)、『世界史で学べ! 地政学』(祥伝社)、『超日本史』 (KADOKAWA) 、『「戦争と平和」の世界史』(TAC)、『米中激突の地政学』(WAC 出版)、『テレ ビが伝えない国際ニュースの真相』(SB 新書)、『政治思想マトリックス』(PHP)、『「保守」 って何?』(祥伝社)、『グローバリストの近現代史』(ビジネス社・共著)、『バトルマンガ で歴史が超わかる本』(飛鳥新書)、『「リベラル」の正体』(WAC 出版・共著)など。 YouTube もぎせかチャンネルで発信中。

「2022年 『ジオ・ヒストリア 世界史上の偶然は、地球規模の必然だった!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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