ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 (8) (GA文庫)
- SBクリエイティブ (2017年4月15日発売)


- 本 ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797392340
作品紹介・あらすじ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』外伝、待望の第八弾!
感想・レビュー・書評
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今回は狼男ベートの巻。
ダンマチの外伝といいながら、ヘスティアファミリアが一人も出てこないお話は、もう完全に独り立ちしたシリーズだよね。
当初は、アイズが表の主人公で、レフィーヤが裏の主人公という感じだったけど、次第にロキファミリア全体の物語になり、そして、ファミリアの団員それぞれに焦点が当てられるようになってきた。
そして、ベート。
そのいつでも弱者を蔑む過激な言動で、ダンマチの世界ではちょっと異質な存在でもあった彼の、その言動の理由が明らかにされていく。
なるほど〜そう言う事だったんだ。
いや、ベートさんって、なんて優しい!
このツンデレめ!(笑)
でも、これはツンデレとはちょっと違うなあ。
そう言う甘さとはまったく別。
傷つき後悔しそれでも諦めきれないその痛みが、不器用なベートの口から出る、ある種の祈りにも似た言葉なのだ。
そしてそれを知ってしまったからには、もうこれまでのようにベートの言動をそのまま受け取れなくなってしまった。
いや良いねえ。
こういうそれぞれのキャラクターを掘り下げるのは。
次は誰の番かなと期待してしまう。
そう言えば、今巻はダンマチにはめずらしく亡くなる人が多いなあと思っていた。
なので、ラストはちょっとホッとした。
たとえそれが御都合主義だとしても、やっぱりこういうハッピイエンドは嬉しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アマゾネスの少女から猛烈な求愛をされるベート
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「言っただろ、雑魚は足手纏いだってな」 ベート・ローガ。【ロキ・ファミリア】の中でも過度なほど実力主義を謳う一匹狼。人造迷宮撤退を受けて死者にさえ嘲笑を向ける彼は派閥から孤立するが……。「いたぁーー! ベート・ローガ!」 突如アマゾネスの少女レナから猛烈な求愛により、なし崩し的に同居生活が始まってしまう 戸惑うベートだったが、彼女との交流が『牙』にまつわる記憶を喚起させ、己の過去と向き合うことになる。 一方、その裏で静かに暗躍する死神の眷属達。仲間を奪った凶刃が今、再びベートのもとに迫ろうとしていたーー。 これは、もう一つの眷属の物語、ーー【剣姫の神聖譚】ーー
(2017年)
— 目次 —
プロローグ「強者の嘲笑」
一章「ロンリーウルフ」
二章「ご注文は狼ですか?」
三章「流れ落ちぬ涙」
四章「独りの夜」
五章「傷だらけの狼」
エピローグ「サヨナラのかわりにーー」 -
ツンデレ。それがすべて。
ヤローなのが残念だけど、まあ、今回の主人公なので
仕方ないか。 -
エピソード・ベートな巻。どのキャラメインにしてもアツい展開になるには凄いの一言。口を開けば暴言ばかりのベートですがその理由が重めの過去とともに明らかに。喪ってばかりだとこうも捩れたりもしますわな。そんな中、喪われなかったレナとの絡みが今後少しでもあればいいな。まぁあったらいじられまくりになるんだろうけど(笑)
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5月11日読了。図書館。
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ロキ・ファミリアをフィーチャーするダンまち外伝シリーズの第8巻。この巻では、ようやくベートに主人公が回ってきた。彼の生い立ちを初めて明らかにし、弱者を嫌う理由を描き出している。そして、封印していたベートの必殺技も明らかに。
著者プロフィール
大森藤ノの作品





