それでも美しい動物たち 亜南極からサバンナまで、写真で知る「生き方」のリアル (サイエンス・アイ新書)

  • SBクリエイティブ (2017年11月17日発売)
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感想 : 8
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  • 本 ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797393026

作品紹介・あらすじ

自らの体や経験を頼りに、過酷な環境でも暮らす野生動物。
理不尽に耐えているようであり、ひょうひょうともしている彼らにじっと目を凝らすと、意外な事実や生き方の本質が見えてきます。

そこで本書では、1年につき200日以上、国内外をたずね、数々の動物を見つめ続ける写真家がその作品を披露し、実際の生態を語ります。
人に通ずる、あるいは想像を超えた動物の素顔に迫る1冊。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の福田幸広氏は動物写真家です。
    この本は動物写真家ならではの目線で見た、動物たちの生き方が紹介されています。
    専門家の見方とはまた違い、理論だけではなく著者の素直な動物への思いが伝わってくる本でした。
    「もしこれが人間だったら〜」と人間社会にも当てはめて考えるところが、この本の主な内容であり、とても面白いところです。
    毎ページ、カラー写真が載っていて、福田幸広氏の美麗な写真も堪能できました。
    動物たちから学ぶことはとても多いと感じます。

    私のお気に入りはマナティとアナウサギです。
    マナティの優しさには学ぶことが多くありそうです。

  • ●レビュー省略

  • <目次>
    第1章  生きるすべはこう見つける
    第2章  持って生まれたもの、そうでないもの
    第3章  関係性の中で生きる
    第4章  それでも日々は続く

    <内容>
    動物写真家の本。動物愛が伝わる内容。本来、人間以外を擬人化しない方がいいらしいが、もうそうとしか言えないコメントが続く。サル、マナティ、ペンギン、ウォンバット、アナウサギ…。

  • なかなか身近に感じられない生き物の生態が垣間見えて面白い。
    写真を撮るのもかなりの危険や忍耐が必要だよね。

  • ★学生選書ツアー2018選書図書★
    【所在・貸出状況を見る】
    https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/217756

  • 国内外を含むちょっと珍しいサバイバル系の写真と解説。
    怪我をしたサルとかマナティとかも。
    地獄谷の温泉猿はメスだけとか。
    人の居住地の近くで暮らすメリットとデメリットなど。

  • 著者の優しい目線で写された動物たち。1枚1枚に込められた思いが解説から伝わってきてとても感動した。美しい彼らの生活の様子を実際に見に行きたくなった。

  • 動物。生態。写真集。
    哺乳類と鳥類が中心。
    動物の変わった行動、特徴的な場面の写真と解説。どの写真も自然の中で撮られたもので、臨場感がある。
    「しあわせ動物写真家」というキャッチコピーがピッタリ。

    シロアジサシ。真っ白な身体が美しい。巣をつくらない鳥。隙間や窪みに所構わず卵を産む。熱帯に棲むので、いつでも繁殖できるからこそ。
    マナティー。人間に背中をかいてもらいたがる。人間を利用する。可愛い。
    シロイワヤギ。100、101ページの赤ちゃんヤギが可愛すぎる。

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著者プロフィール

しあわせ動物写真家。「動物たちのしあわせの瞬間」をメインテーマに世界各地で撮影を続けている。ニホンザルの撮影は1999年から始めて以来長野県地獄谷を中心に毎年撮影。著書多数。

「2021年 『仲間と暮らすニホンザル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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