大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797393446

作品紹介・あらすじ

2019年8月20日「おはよう日本」で紹介され大反響!

●ベストセラー17万部突破の『語彙力こそが教養である』の著者・明治大学齋藤孝先生が、
普段気になる「語彙力」を実践的に紹介

メールやLINEで、いつも同じ言葉が続いてしまう(思います、考えますなど)、つい「大変」「すごい」などと使っていて、言葉が足らないと感じているーー。
そんな方に向けて、「言い換え」で語彙力がどんどん増える1冊をつくりました。
たとえば、ビジネスで「わかりません」「無理です」というと、頼りなく感じますが、「不勉強で申し訳ございません」「荷が勝ちます」などというときちんとした印象が生まれます。
日常のあらたまったシーンで使える言葉、上品に感じるやまとことば、ビジネスシーンで使える言葉、相手の気持ちを害さない言い回しなど、実践的に使い方を紹介します。

●また、メールなどで「考えます」がやたらと続いてしまうという方には、「考える」のニュアンス別バリエーションも紹介。読むだけで「教養」を感じさせられる文章が書けるようになること請け合いです。

感想・レビュー・書評

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  • ついつい多用しがちな言葉の言い換えなどを紹介する本。単語帳的な作りで、通して読むと中だるみしてしまったので、パラパラ気が向いたページを読むのがいいのかも。

    日頃使っている言葉も初めて聞く様な言葉も載っていた。日本ならではの古来からの美しい言葉が沢山あるけど、廃れてきているなと感じた。歌の歌詞に一番残っているのでは。
    言葉はやはり、日常使う場面では「通じる」ことが一番大事なので、ここに載っているもので「果たして通じるのか?」と正直思ってしまうものもあった。ただ言葉は変化するものだから、年代によっても通じる通じないがあったり、「その言い回しは古臭くて笑われてしまうのでは?!」と私的に感じるものがあるのは興味深いと思う。

  • 言葉を言い換えるのは大変です。
    結局、使い慣れた言葉を使うことになる。
    これを何とかしようと手に取って見ました。
    何度か読み返してみようと思います。


    【33刷、36万部突破のベストセラー 】
    【日販2018年間ベストセラー 単行本ビジネス 1位】(集計期間: 2017.11.26~2018.11.24)
    【日販2017年12月、2018年1月、2カ月連続月間ベストセラー 単行本ビジネス 1位】
    【テレビ朝日「Qさま!! ~齋藤孝完全監修! 大人の語彙力テストスペシャル! 」で話題沸騰! 】(2017年11月20日放送)

    たった一言で品と教養が伝わる

    ●ベストセラー17万部突破の『語彙力こそが教養である』の著者・明治大学齋藤孝先生が、
    普段気になる「語彙力」を実践的に紹介

    メールやLINEで、いつも同じ言葉が続いてしまう(思います、考えますなど)、つい「大変」「すごい」などと使っていて、言葉が足らないと感じているーー。
    そんな方に向けて、「言い換え」で語彙力がどんどん増える1冊をつくりました。
    たとえば、ビジネスで「わかりません」「無理です」というと、頼りなく感じますが、「不勉強で申し訳ございません」「荷が勝ちます」などというときちんとした印象が生まれます。
    日常のあらたまったシーンで使える言葉、上品に感じるやまとことば、ビジネスシーンで使える言葉、相手の気持ちを害さない言い回しなど、実践的に使い方を紹介します。

    ●また、メールなどで「考えます」がやたらと続いてしまうという方には、「考える」のニュアンス別バリエーションも紹介。読むだけで「教養」を感じさせられる文章が書けるようになること請け合いです。


    ▼内容構成(一部紹介)
    CONTENTS
    はじめに―001

    第1章
    「普段の会話で品よく見せる」語彙力ノート―011
    •なるほど→おっしゃる通りです
    •大丈夫です→問題ございません
    •今、お金がなくて…→今、持ち合わせがなくて…

    第2章
    「お願いする」ときの語彙力ノート―039
    •お願いして申し訳ございません→ お使い立てして申し訳ありません お手を煩わせて申し訳ございません
    •どうぞよろしくお願い申し上げます→何卒よろしくお願い申し上げます
    •手伝ってください→お力をお貸しください/手をお貸しください

    第3章
    「言いづらいことを言い換える」語彙力ノート―053
    •当日は都合がつきません→当日はあいにく都合がつきません
    •残念ですが、おうかがいできません→よんどころない急用ができまして
    •絶対無理です→私には荷が勝ちます

    第4章
    「気持ちを伝える」語彙力ノート―079
    •うれしく思います→冥利に尽きます
    •おめでとうございます→慶賀にたえません
    •ありがたい言葉に感謝します→もったいないお言葉でございます

    第5章
    メール・口グセで自分を下げない「同じ言葉の繰り返しをなくす」語彙力ノート―099
    •「考えます」を言い換える
    •「思う」を言い換える
    •「感じる」を言い換える

    第6章
    会議・打ち合わせで「できる! 」と言われる語彙力ノート―155
    •だいたいお話の通りです→概ねおっしゃることに同意します
    •とりあえずの日程です→暫定的な日程です
    •OKです→かしこまりました

    第7章
    「訪問・宴会・手紙で使える」語彙力ノート―191
    •ごちそうになって恐縮ですが、そろそろ帰ります→いただきだちで恐縮ですが、そろそろお暇させていただきます
    •気楽にしてくださいね→心置きなくお過ごしくださいね
    •いただきもので失礼ですが→おもたせで失礼ですが

    第8章
    センスが伝わる「季節の言葉」ノート―221
    •春めいてきました
    •桜狩り
    •風薫る

  • なるほど、おっしゃる通りその通りごもっとも
    大丈夫です、問題ありません差し支えありませんお気持ちだけ頂きます
    お金がない、持ち合わせがない
    わかりません、勉強不足寡聞にて存じ上げておりません
    それでいいです、依存はございません意義はありません賛成します同意します賛同します支持します
    楽しみにしております、首を長く一日千秋
    やばい、大変一大事危惧
    ぶっちゃけ、ありてい率直本音ざっくばらん教えてください、ご教示ください知恵を拝借後学のために伺いたい
    上手、お手の物無双非の打ちどころがない
    忘れる、失念する
    つまらないものですが…、ご笑納ください
    忘れてください、ご放念くださいお気になさらず
    伝言、言伝
    確認、確認のほどよろしくお願い致します
    一緒に行きます、お供させてくださいお相伴
    いただく、賜る
    お願いして申し訳ありません、お手を煩わせて申し訳ありません
    何度もすみません、立て続けに申し訳ございません
    暇なときにお願いします、お手隙の時にお願いします
    どうぞよろしくお願いします、何卒よろしくお願いします
    手伝ってください、お力添えください
    知っておいてください、お含みおきください
    忖度、相手の意向を汲み取る
    見てください、お目通しのほどお願いします
    自分を覚えてください、お見知り置きください
    あいにく、意に添えず
    残念ですがお伺いできません、よんどころない急用
    差し支えがありまして
    無理、ご容赦ください
    できません、しかねます
    恐縮しながら言う時、僭越ながら申し上げます
    間違い、お門違い
    ミス、不手際粗相
    反省しています、不徳の致すところ面目ありません
    言い過ぎ、口が過ぎる
    合わない、しっくりこないそりが合わない性があわない
    見掛け倒し、砂上の楼閣看板倒れ
    中止、お蔵入りご破算
    不愉快、耳にあたる
    自慢、手前味噌自分で自分を褒める
    嬉しく思う、冥利につきます
    おめでとうございます、慶賀にたえません
    ありがたいお言葉、もったいないお言葉
    助けていただき、ひとかたならぬご尽力いただき
    来てくれて、ご足労おかけいたします
    お送りくださいましてありがとうございます
    ご恵送くださいましてお礼申し上げます
    普通のもの、月並みですが
    残念です、遺憾に思います惜しむらくは不本意ながら
    やりたくない、気乗りしない
    すっきりしない、しこりが残る
    辛いですね、ご案じ申し上げます
    ひどい、開いた口が塞がらない度し難い
    そのままにできない、看過できない
    納得できない、潔しとしない
    ラッキー、幸いでした
    考える、検討吟味判断考察分析知恵を絞る省察する
    思う、理解する信じる決心する推量案じる
    感じる、印象を受ける感触を持つ
    頑張る、不退転堅忍不抜全身全霊最善を尽くす精進する
    すごい、抜群出色白眉抜群優れた無類めざましい聡明頭脳明晰見識がある先見の明がある一を聞いて十を知るお目が高い慧眼秀逸流麗名声面目躍如獅子奮迅
    たしかに、まさに間違いなくまさしく
    かわいい、愛おしいあどけない
    美味しい、格別極上
    本当に、深く心から
    超、極めて卓越傑出
    たくさん、枚挙にいとまが無い数え切れないほど
    少ない、少々心持ち申し訳程度わずかほんの
    順番に、順次逐次随時
    大体お話の通り、概ねおっしゃることに同意します
    とりあえず、暫定
    OK、かしこまりました
    一つにまとめる、集約統一
    いろいろ考える、思案勘案
    担当任される、お役目をいただく
    うまくいくよう努力する、善処します
    主導権を握る、イニシアチブ
    他と比べて、相対的に
    役立てる、資する
    代わりの案、代替案
    午前でなく時間を明確にする
    マター、担当するべき仕事
    コミット、関わる
    アサイン、任命する
    アテンド、案内役になる
    アライアンス、提携する
    ご馳走になって恐縮ですがそろそろ帰ります
    いただきだちで恐縮ですがそろそろお暇させて頂きます
    お名残惜しい、お粗末様
    気楽にしてくださいね、心置きなくお過ごし下さいね
    御記帳をお願いします、ご芳名をお願いします
    自由に話す、ご歓談
    お悔やみ、お力落としになりませんように
    出席、ご臨席
    幸い、幸甚
    遅くなれましたが、遅ればせながら
    お元気ですか、つつがなくお過ごしですか
    お体を大切に、ご自愛ください

  • 既に使っている言葉が多かったので、新しい知識がすごく増えた!ということはありませんが、季節の言葉には、日本語の良さを感じました。
    メールのやり取りがこれから増えるから勉強したいという人には良い一冊になると思います。

  • 難しいし、使いづらい言葉が多かった。
    知っておいて損はないが、多用しても文脈上無理が出るし、現代語として使うには難しい表現が半分以上だったので残念。
    ⭐使える言い回し⭐
    ・教えてください→ご教示ください
    ・手伝ってください→お力をお貸しください
    ・届きましたら確認をお願いします→ご査収ください、よろしくご査収のほどお願いします
    ・できません→しかねます、いたしかねます
    ・私のミスです→私の不手際です
    ・了解です→かしこまりました

  • 読みやすいです。
    一冊の内容まるまる身につければ、語彙力がかなり鍛えられます。

    社会人前に本の内容を身につけたいです。

  • 意味は知ってるのに出てこない知的な言葉。
    すぐ忘れてしまうから何度も読みたい

  • 図書館で借りて読みました。
    これは手元に置いておかなければいけない本です。
    わたしは語彙力がないので、聞いたことがない言葉もたくさんありました。それを使うにはまだまだ修行が必要ですが、聞いたことはあるけど今まで使えていなかった言い回しを少しずつでも使っていけたらいいなと思いました。語彙力のない友達と話してても語彙力はつかない。本をたくさん読んで大人として恥ずかしくないようになりたいです。

  • 例にもれずゆる言語学ラジオで取り上げられて、パーソナリティ2人楽しそうにはしゃいでいたので興味をそそられ読み始めました。

    知らない表現、知っているけど意味を正確に把握していなかった表現など知識の補強につながりました。では、斜線を引いた表現を記憶定着のため改めて列挙します。

    P16:「手元不如意で」
    持ち合わせがなくて、の高度表現。飲み会で使おう。
    「意の如くならず」の思い通りにならないことは他の表現でも使えるな。

    P19:「寡聞にして存じ上げません」、「浅学非才」
    「勉強不足で」はよく使う。かしこまったときに使いたいレパートリー。

    P29:「一頭地を抜いている」
    多くの人と比較して、一段と優れているというニュアンス。皮肉を込めて実力やら成績が優れている人に使ってみたい。

    P34:「ご放念下さい」
    メール宛先間違いなんかで、使いたい。

    P37:「お相伴させていただきます」
    「おしょうばん」読み方注意。上司に飲みに誘された時にとっさに出したいフレーズ。

    P48:「ご賢察くださいますよう」
    事情を察してくださいの高度表現。ご理解いただきますよう、などと併用していこうと思う。かっこいいフレーズ。

    P56:「よんどころない急用ができまして」
    「拠り所がない」→「そうするよりほかに方法がない」という変化。具体的な理由を伏せたまま、それっぽく退席や断りをする良い表現。少し鼻につくかなー。

    P62:「ご寛恕(かんじょ)いただきたくお願い申し上げます」
    どうかお許し下さいの上位版。こんな表現仕事通しても見聞きしたことない。なおさら、使いたい。

    P62:「不調法なもので、勘弁ください」
    嗜好品や娯楽に疎いこと、苦手なことをへりくだって、断る際の表現。「不調法」を盾にお酒を断られたら引き下がるしかない。

    P65:「牽強付会」、「承服いたしかねます」
    見当違いの意見に対する反対の意思を表明する際の語彙。その案は牽強付会で承服いたしかねますなんて会議でいったら、ドラマっぽく過ぎて自分に酔っている感が合って憧れる。

    P70:「金棒引き」
    些細なことを大げさに触れ回る人、隣近所に噂をして回る人の表現。社内のそんないけ好かない人の陰口に使って、お前何言ってんのと陰口を叩かれたい。

    まだありましたが、ここいらでお開き。
    表現の幅は世界や心情より正確にアウトプットできることにつながると思っている。営利努力を惜しまない所存です。

  • 大半の言葉は分かっていた(っていうかこの年になって知らないほうが恥ずかしい)が、そういえばあらたまった言葉遣いなど誰からも習ったことはないのかもしれないと思ったので、かなり勉強になったと思う。(この年になっていうのも恥ずかしいが)これからは、きちんと大人らしい言葉遣いをせねばと思った次第であるでございまする。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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