やってはいけない健康診断 早期発見・早期治療の「罠」 (SB新書)

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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797393613

作品紹介・あらすじ

定期健診、人間ドックが、かえって寿命を縮める「罠」!
がん放置療法の近藤誠と、老人医療の和田秀樹が暴く、
日本の医者が絶対言わない
「正常値神話」「薬漬け医療」で
寿命を縮めるニッポンの健診・医療の真相!

感想・レビュー・書評

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  • ありのまま受け入れましょう。
    くよくよ考えずに明るく過ごしましょう。

    ということかな、と理解しました。

    本書で何度か触れている事項なのですが、「ちょっと太めの方がいい」。
    ええ~っ、そおなの?
    昔から腹八分、っていいますよね。

    本書では、ひとりひとりの、個別の健康診断、BMIについて言っているのではなく、統計的に分析すれば、こうでしょ? という観点で論じています。
    健康診断をして早期発見、治療(=投薬コントロールをずっと)するグループと、放置グループと。追跡調査してみたら、実は放置グループのほうが死亡率が明らかに低い。BMIもちょっと太めが長生き。がんもおなじ。

  •  どう見ても不摂生な生活をしている元上司の健康診断結果がほぼAだったことが疑問を持ったきっかけ。私も先日妊娠中の健康診断にも関わらず、問診の先生が数値だけ見て話してこられ話が噛み合わなかった経験から疑問がさらに膨らみ読んでみた。標準値・基準値がそんなに適当に決められていたなんて。1から10まで鵜呑みにするのは微妙だが、血圧は年齢が上がるにつれ高くなるのは当たり前、とはどこかで聞いていたので納得する部分も多かった。ただ私はオーバー気味ではなく、不足or下回っているのでBMI標準を目指さねば。

  • 検診もあまり深刻に受け止めすぎないこと。
    自分で考えること、自己決定の重要性を感じる。

  • 「医者にかからない」
    「健診などの検査を受けない」
    「クスリを飲まない」

    僕はこれを、「健康三原則」と呼びたい。

  • 毎年の健康診断も最小限にしようって思えた。
    医者から遠ざかり、予防薬は飲まずに楽しく人生過ごすことが大事と。胃や腸はむやみに切らない、ガン治療しないが長生きの秘訣だと。確かにエビデンスなかったら何も信用できないもんなぁ…

  • ★4.7(4.20)2018年3月発行。毎年受けていた健康診断が日本だけの奇習だったとは。というか、健康診断の正常レンジというのが、学会がいい加減に基準値を定め、それを外れた人を病人呼ばわりして、薬漬けに。その際たるものが高血圧。75歳以上の人は血液を脳に届けるため180以上の人が一番長生きすると。胸部X線の被ばくも日本人だけ。WHOは日本にこれを止めるよう勧告。どうも製薬会社と医者が金儲けの為に、健康診断により次々病人を作り出していたとは。日本人はこの本を読んで医者の金儲けを止めさせないと寿命を縮めることになりそうですね。

  • シロートがこの知識を得て人に話しても説得力がないのが残念である。
    是非ともTVで発信していただきたい!

  • 対談形式によって、事実やデータの裏付けが不十分なままで言いたい放題という感じがしたので、結果として良くなかったと思う。
    検査の正常値を疑え、はよい気づきになった。

  • わかっていた事?が結構あったが改めて。
    本当に医者はこんなことでいいのかな?
    正直誰のための病院?医者?薬?

  • レビュー省略

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著者プロフィール

1948年、東京都生まれ。医師。「近藤誠がん研究所」所長。
73年、慶應義塾大学医学部卒業後、同医学部放射線科に入局、79~80年、アメリカへ留学。83年から、同放射線科講師を務める。96年に刊行した『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)で抗がん剤の副作用問題を初めて指摘し、医療の常識を変える。2012年、第60回菊池寛賞を受賞。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。14年、慶應義塾大学を定年退職。
ミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか、『「健康不安」に殺されるな』『「副作用死」ゼロの真実』『コロナのウソとワクチンの真実』(和田秀樹氏との共著)『新型コロナとワクチンのひみつ』(以上ビジネス社)、『最新 やってはいけない! 健診事典』(講談社)、『医者が言わないこと』(毎日新聞出版)、『どうせ死ぬなら自宅がいい』(エクスナレッジ)など著書多数。
2022年8月13日逝去。

「2023年 『医者に殺されるなー僕が最後まで闘い続けた"医療不信"の正体」(仮)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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