10年後の仕事図鑑

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797394573

作品紹介・あらすじ

●AIにポジションを取られる前に。動くのは、今だ

AI(人工知能)、仮想通貨、lLIFESHIFT、ホワイトカラーの終焉……。
10年後どころから5年先すら予期できない今、今の仕事、会社、社会、キャリアはどうなるのか。
今世界で最も注目される日本人研究者落合陽一氏と、圧倒的な行動力で時代の最先端を走り続ける堀江貴文氏が、
お金、職業、仕事、会社、学校など、今考えられる新たな社会の姿を余すところなく語ります。


●イラスト入りで、50近くの職業の未来を分析

AIでなくなる職業が話題になりましたが、本書では、「消える職業」「生まれる職業」など含め、50近くの職業の未来を紹介。
視覚的にも見やすいので、将来を考える10代の方から、自分の仕事で次の一手を探したい方まで幅広く読んでいただけます。


●希望か絶望か!? すべて自分次第で決められる

今後、今のようなかたちの仕事や会社はなくなるかもしれないが、それを希望とみるか、絶望とみるかは、すべて自分次第。
新たな世界で、自分なりのポジションをとっていくための生き方のヒントも収録しています。


●主な内容

・激動の時代を生きるあなたに伝えたいこと
・経営者すら職を奪われる時代
・総エージェント化する個人
・湯婆婆に名前を奪われるな
・センター試験は無駄
・ロボットがロボットを印刷する
・AIの社会は古代ローマ
・名将にAI監督が勝つ時代
・ウサイン・ボルトを見習え
・交換可能な価値の缶詰をつくる
・波を待つな、自ら波を起こせ
・食べていくための安い仕事にしがみつくな

感想・レビュー・書評

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  • AIが、ここまで成長するかは疑問ですが、雇用のあり方は、変わっていくと感じました。
    主体的に考えて、行動できるかたは、既存のシステムを疑うことのできるかた。
    与えられる教育ではなく、切り開いていく研究型のシステムを社会にもっと組み込んでいくことが重要だとおもいます。

  • 落合陽一×堀江貴文
    って、かなりインパクトあるなって思って手に取った一冊。

    Amazonレビューは色々のようですが、二人共興味深い人だし試し読みして、気になったので読んでみました。

    自分よりすごい人の話を聞くと、

    「落合陽一さんだからできることじゃん」
    「ホリエモンがやるからうまくいくんだよ」

    って思ってしまう自分がいますが、そう思ってしまっても何も変わらないし、何も始まらない。

    どんなにすごい人だって、所詮は同じ人間で使える時間も同じ24時間。

    今の自分には何ができるのかを考えてみようと思いました。

  • 【学んだこと】
    ①AI、ロボット
    (1)既存をAIやロボットに変えるインセンティブ
     ・人の給料が高い。
     (1人で高い or 1人は安いが、集まると高い)
     ・機械の導入コストが安い(コモディティ機械)。

    (2)AIの得意範囲、ロボットに変わる仕事
     ・データを活用した個別調整(個人毎の調整)
     →パーソナルトレーナー、家庭教師
     ・正解の検索
       →弁護士、税理士
     ・物品生産や個人のスケジュール調整
     ・視覚判断で分別できる仕事
     →病状判断、配管検査
     ・チェーン店の手仕事
     →レジ打ち、配膳


    ②10年後に向けた考え方と行動
    (1)ITや機械に比較優位を持つ領域に目を向ける。
     ・「これをやりたい」という人の感情
     ・ニッチでトップ(機械化が割に合わない人材)
       →実社会で役に立たない「足が速い」という特技
        も希少であれば人はそれに価値を見出す。

    (2)行動
    ・VALUやタイムバンク等で自分の経済価値を算定し、
      自分の固有価値や信用を高める。
     ・名前に寄与しない時間を使うのは時間資産を失って
      いる。


    ③ニッチな人材になる方法
    (1)遊び倒す人生を送る。
     ・先ずは遊び(楽しいと思えるもの?)に没頭し、
      好きになり、遊びつくす。
     ・好きだから没頭するのではなく、没頭するから好き
      になる。
     ・自分の楽しいと思うことを追いかけ、その中で他人
      との差別化を行うことでいずれ仕事になる。
    → HIKAKINさんのボイパからのユーチューバー
     ・見つける為には「収支」などの打算を捨て、心に
      浮かぶ感情(ドキわく、胸アツ)に素直に向き合う。
     ・例)ブロガー、インスタグラマー、ユーチューバー
        掃除コンサルタント、プロプラモデル制作

    (2)1/100の分野を三つ作り、組み合わせて1/百万に。

    (3)希少価値の高いものはそのもの以外に、それを活かす
      ことでないかできないかと考える。



    【アクション】
    ①自分が今まで面白いと思ったことを洗い出す。
     没頭してみる。

    ②著者二人の他の本も読んでみる。

  • 変化の激しい「今」を、またもっと激しくなるであろう未来を生き抜くための指南書といえようか。

    100万分の1の人材になるにはかなりハードルが高そうだが、ある分野や領域で100人の一人の人材になる。これが3つあれば100万分の1の人材になれるという話しは説得力がある。

    サラリーマンとしては、堀江氏が説く「遊ぶ」、「働く」、「学ぶ」の三位一体ライフには憧れるもののどうしても飛び出す勇気はないというのが正直な気持ちだな。

  • 「公務員の仕事はほとんどいらない」
    まあ上辺だけの公務員像でいうと合ってますよね。
    個人的には残る仕事も多いと思いますが確かに窓口業務はマイナンバーを使った電子申請にシフトしていく必要があると思います。
    少子高齢化の現在において優秀な若者を「異動」という運不運で機械で十分代替できる仕事につけておくのはナンセンスです。

    ただ戸籍業務1つとってもただ謄本を発行しているだけの仕事ではないんですよね。
    法律に基づく解釈が必要なので
    「半人力半AI」
    にして特殊な対応にアラートを出して対応できる職員が必要になるんやろなと思います。
    まあそれすら法律や判例の運用をAIで機械学習していけば自動化されていくのかもしれませんが。

    「AIの社会は奴隷制のない古代ローマ」
    にせなあかんねやと思います。
    まずは企業と労働者のミスマッチの解消が必要で海外労働者の活用はその次やと思います。
    人でしかできない労働力は日本人で確保しつつAIによる機械化で全体的に労働力を確保する道を求めないといけないように思います。
    海外労働者を日本人のイヤな仕事を押し付ける扱いはやめにしないといけないと思います。

    「貨幣中心の経済から信用中心の経済へシフトしていく」
    「Uber化」と「くら寿司化」
    前者は仕事は会社に世話してもらうのではなく自分でとりにいくもの
    後者は効率化できる仕事はとことん機械に任せて人間ができる仕事に特化していくこと。

    テクノロジーによる「進化圧」
    市場による「淘汰圧」
    機械にできる仕事はどんどん合理化していく前者と要らない仕事は消えていく後者で人はどんどん安くてしんどい仕事が減っていくんやと思います。
    「不当に搾取されたと感じる労働者」が効率的に働けるようになる社会はすぐそこにきているのかもしれません。

    少子高齢化が進む中で労働力人口はどんどん少なくなっていきます。
    移民の議論も必要ですが機械化合理化の議論はもっと必要やと思います。

  • うん、なんか始めてみよう。

  • 広い視野で物事を見るヒントを得たいと思い、読んでみました。
    仕事やお金について、自分が普段考えたことのない側面から切り込んだお話で、とても刺激的でした。

    AIが普及することで仕事を奪われる…と悲観的に考えなくてよいのだ、と思いました。
    AIのおかげで仕事がより能率的になり、働く人間の給料は上がる。
    それに、自分の好きなことや興味のあることに今まで以上に熱中できる時間が増える。
    自分の好きなことを深めて発信していくことは、自分の価値になる。
    他人と違うことをすることが仕事やお金につながっていく。

    ユーチューバーやインスタグラマー、動画実況者など、自分の好きなことをとことんやって発信する…ということが、今後ますます広がるのかな、という印象でした。
    また、クラウドファンディングなども紹介されていますが、自分のやりたいことを気持ちだけでなく経済的に応援してくれる人たちを見つけることも大切。
    セルフプロデュースと自分をアピールする能力がある人が有利そうだと思いました。

    おもしろく読みつつ、自分の周囲ではまだまだ現実感が薄い話だとも思いました。
    でも、本書の内容を頭の片すみに意識しながら生活してみようと思います。

  • 2018年5月23日読了。
    ●これからは「他人と違うことをやっていくことを
    基本にする」ブルー・オーシャン的な思考と戦略を
    持って、画一化されていない個人の訴求力と相互的な
    フォロー・フォロワーシップによる共依存関係を
    持つべきだ。

    ●会社にしがみつくというよりも「個人で仕事をしても
    いいんだけど、会社にいる方が自分のやりたいことが
    できるから、会社にいる」などと、自発的に会社を
    選択する人も増えるかもしれない。

    ●元リクルート社のフェロー藤原和博氏
    「100万分の1のレア人材になろう」

    ●未開の地を拓くのは、いつだって人間なのだ。

    ●仕事は「受けるもの」ではなく「作るもの」。

    ●思想家リチャード・フラー
    「自分の時間をより有効な探査的な投資に解放すれば
    それは自分の富を増やすことになる」

    ●IBMの初代社長トーマス・J・ワトソン
    「不確かな持論を持つ思想家の道を巡れ。
    自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。
    率直に意見を述べ、変わり者のレッテル
    よりも、従順という汚名を恐れよ。
    そして、自分にとって重要に見える問題のために
    立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ」

  • まずはとても読みやすい。どうしても専門家は難しい言葉を使ってしまうことが多いため、内容が入ってこない事があるが、本書はそういった事がなくストレスなく読めた。

    AIというと、「仕事が奪われる」などマイナスにメディアが取り上げる事があり、ネガティブなイメージもあった。

    しかし、本書に書いてある通り人かやらなくていい仕事をAIが行なってくれるため時間は増え、物の値段は下がっていくのでより便利になると感じた。素晴らしい事ではないか。


    あと、印象的であったのは保育士、介護職の例だった。

    堀江さんは以前ネットで「誰でも出来る仕事」といって炎上したことがあった。反応としては頑張ってやってるのに、大変で、社会には大切な仕事なのにヒドイ!!といったことであった。

    堀江さんは、大変で大切な仕事=誰でも出来る仕事とは言ってるわけではなく、誰だってその気になればある程度は出来てしまうでしょ?って意味合いで言っていた。確かに昔は保育士なんかいなくてもみんな子供を育てていたんだから…

    医療現場に関わっているので分かるのだが、介護職などは3K(キツイ、汚い、給料安い)もあってかネガティブな事を言う人、いつも苛立っている人が多い。しかし堀江さんが言う「誰でも出来てしまう仕事」では給料は上がっていくことは難しい。

    日本には仕事がないと言っている人もいるくらいなので、代替えが出来てしまう。

    国が介入するにしても給料アップは限度がある。何万人もいる介護職の給料を上げたら税金は底をついてしまう。国に頼っていてはダメだ。

    では、どうすればいいか?

    むしろそんな仕事はやめてしまえばいいのではないかと言う。人手がどうしても必要だったら給料も上げてでも人材を確保しなければならないから、給料は上がる。

    給料が上がっていかないのは、その仕事を多くの人が続けてしまうからだ。

    介護職や保育士の仕事の給料が上げるには、このようなストライキに近い意識も必要なんだなと感じた。

    色々な理由があるなかで現実的にはそんな簡単な事ではないけれども、それが出来る様になれば世界は変わっていくのだと思う。


    今、世の中は変わっていっている。スマホの爆発的な普及もあったし、数年前には想像もつかないことが現実に起こりうる。未来は予測不可能。

    今の常識にとらわれないで、失敗しても取り組んでいく姿勢が必要だと感じた。


    今後行なう行動としては、

    自分の価値を上げ、遊びを仕事にして、レアな存在になる。


    そう考えると、ブクログも本を読むのが楽しくて、忘れないように書いている=遊びなんだけれども、仕事に繋がっているのかもしれませんね。

  • 面白かった!テクノロジーが今後どう活用されていくのかを垣間見れてわくわくした。SFの世界は夢ではない。一方で考えないことがいかに危機的な状況かも知れた。夕飯を考えることから始める。

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著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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