丁寧に暮らしている暇はないけれど 時間をかけずに日々を豊かに楽しむ知恵

著者 :
  • SBクリエイティブ
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395099

作品紹介・あらすじ

『暮らしのおへそ』(主婦と生活社)を立ち上げ、12年にわたり取材、執筆をしてきた編集ディレクター・一田憲子(いちだのりこ)さん。
これまでに、数多くの暮らしの達人たちを取材してきました。
そんな一田さんご自身の暮らしも、知恵とアイデアにあふれています。

築50年ながら、いつ訪れてもすがすがしい空気が流れ、とても居心地がいい部屋。
適度に片づき、適度にモノがあり、わが家のようにほっとできる。
そして、パパッと出てくる、おいしいごはんや手作りのおやつ。
――そんな一田家のファンになってしまう人が、後を絶ちません。

でも、当の一田さんは、ご自身のことを、「生まれながらの大ざっぱ人間で、面倒くさがり」と言います。そして、常に仕事の締め切りを抱えて全国を取材で飛び回る毎日の中、家事に使える時間は限られています。

いったい一田さんは、どんなふうにして日々の暮らしをまわしているのでしょうか?

その秘密は、取材先で教わったアイデアや、人とのやり取りで知ったモノ・コトを、家に持ち帰り、実際に試し、毎日の中に落とし込む。その連続の中にありました。

本書では、一田さんが実践してみて本当に役立ち、忙しい中でも続けてこられている習慣と知恵をご紹介します。

時間がなくたって、工夫次第で、毎日はずっと快適になるし、楽しめる。

そんな暮らしのヒントを、美しい写真とともにお届けします。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに引き付けられて読んでみました。
    少しずぼらな人なのかなと思って読み始めたところ、いきなしゴミ箱の外も中も拭く話。
    めんどくさいから、こうすりゃいいじゃん!ということが書かれていると思いきや、そうではなかった。
    丁寧すぎるでしょ。

    朝は5時半に起きて半身浴をし、30分の速足での散歩、そしてヨガ。
    その時間は、少しでも長く寝るために使っている人が多いのではないでしょうか?
    立派過ぎます。

    「丁寧に暮らしている暇はない」とは、「やりたいことがいっぱいある」ということ。
    それでも使える時間は限られているから、100点は諦め80点くらいで良しとすること。
    そうするための方法や気の持ち方がいろいろと書かれていました。

    お掃除のマイクロファイバークロスは私も半年くらい前から使い始めていたので納得です。
    (楽するための)道具の選定は大事ですよね。

    引き出しの中は整理しないし、下着や靴下もたたまず放り込むだけだそうですが、使うときに困らないならこれも有りでしょう。
    自分にも何でも放り込んでおく引き出しがありますが、単に捨てられず使いもしない物入れになってしまっています。

    絶対にできそうにないこともいろいろ書かれていましたが特に以下の2つ。
    ・風呂に入った後(出るとき)の5分間の風呂場掃除。
    ・本を読み終わったら、保存するか処分するかをその場で決める。
    本に関しては、
    どんなに感動した本でも「読み返す」ということはめったにない。
    まだ読んでいない本が山ほどあるのに、すでに読んだ本を読み返している時間はない。
    とのことで、確かにそのとおりなのですが処分する決断はなかなかできません。

    一田さんて日々の暮らしのいろいろな面に結構こだわりがある方だと思いました。
    でも人それぞれ自己流の「いい気分」で暮らす術を持っていることは大切なことです。

  • ブクログからお年玉、スタッフが選書した#2020年私のベスト本に当選し、いただいた3冊目。
    ブクログスタッフさん、ありがとうございました。

    ゴミを捨てる度にゴミ箱の中を拭く、キッチンクロスは洗うより煮たほうがラクなど、快適な暮らしのヒントが沢山あった。
    早起き苦手、歩くの大嫌いな私には、著者の一田さんは、タイトルよりずっと丁寧な暮らしをされているなと思った。
    写真の古民家も味があって、すっきり片付いて素敵だった。
    ズボラな私が真似出来ることは少ないが、読後は無性に部屋を片付けたくなった!

    • NORAxxさん
      奏悟さん、こんにちは^ ^
      素敵なプレゼントですね//

      床に物を置かない事を徹底してるのみで最近はもっぱらルンバちゃんに掃除を任せっきりの...
      奏悟さん、こんにちは^ ^
      素敵なプレゼントですね//

      床に物を置かない事を徹底してるのみで最近はもっぱらルンバちゃんに掃除を任せっきりの私でした...
      丁寧過ぎずとも一手間で快適な暮らしってきっと簡単に手に入るものなんでしょうね^ ^
      私も意識しながら生活してみたいと思います...♪*゚
      とりあえずコロコロの替えを買い溜めすることから初めてみま(ry
      2021/02/26
    • 奏悟さん
      NORAさん

      3冊もプレゼントなんて、ブクログさんに感謝です!
      丁寧な梱包に、栞とステッカーもついておりました(*^^*)

      わかってはい...
      NORAさん

      3冊もプレゼントなんて、ブクログさんに感謝です!
      丁寧な梱包に、栞とステッカーもついておりました(*^^*)

      わかってはいても、毎日の事となると続けるのは大変ですよね。
      床に物を置かない事を徹底されてるのがまず素晴らしいです!
      私は床の物を定位置に戻す事からかな・・・(^-^;
      そろそろあたたかくなる季節ですので私も掃除頑張ります~

      2021/02/26
  • 『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』真似してみようと思える日々のコツが詰まっています。 : |本の泉|有隣堂|
    https://www.yurindo-izumiblog.jp/archives/58764541.html

    ズボラなりの“丁寧”でいい。話題の本『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』著者の無理しない暮らし方 | @Living アットリビング
    https://at-living.press/culture/14565/

    一田憲子|外の音、内の香 | Sotono-ne Uchino-ka
    http://ichidanoriko.com/

    丁寧に暮らしている暇はないけれど。 | SBクリエイティブ
    https://www.sbcr.jp/product/4797395099/

  • 素敵なお家だったなぁ。
    お手本にしたいことも、いくつかあった。

    家は狭いので、もうこれ以上は物を増やせない。
    本当は毎日、キッチンもきれいにしたい。

    すべては気力がないので、できていない。
    もう少し、やる気がでないものか…

  • 今までのこういう系では一番参考になったかも。
    忙しさの中で毎日出来る事をやるって感じで、苦痛にならない自然体で過ごされてる雰囲気が凄く良い。
    ご本人も同じ業界のいろんな方から影響され、参考にしてるっていうのも飾らずサラリと書かれてるし。
    あれもこれもマネしようと思う事が沢山ありました。

    実は存じ上げない方だったけれども、いろいろ他の本もチェックしてみよう。

  • 丁寧に暮らしている暇はないけれど、
    けれどの先にある自分らしい日々が愛おしくてたまりません


    丁寧の先にある美味しい楽しい気持ちいいという体験を多く重ねることで暮らしはぐんと豊かになる
    心が目覚めるような上質な体験をした時もう一度あの体験がしたくなる
    手をかけた数だけワクワクが増えていく


    手土産はあなたと会うのを楽しみにしていましたというきもちをつたえるもの。だからなんでもいいからかっちゃえ!は避けたい

  • タイトルに惹かれて図書館に予約。
    「丁寧な暮らしのススメ」みたいなものだと思って読み始めたが、
    「丁寧な暮らし」を目標に掲げた途端、そこへ向かうプロセスが義務になり、苦しくなると著者は書く。
    できないことはできない、やりたくないことはやらない。
    でもそれら軽やかにこなしている人の話には耳を傾けたいと思う。

    著者がやれてないことで、私が習慣にしていること、
    私がやれていなくて、著者が習慣にしているところがいろいろあっておもしろい。

    調味料や油の入れ物は、プラでなくてガラスやステンレスにするというのは、
    全然意識したことがなかったけれど、きれいさをキープし、たとえ汚くなっても復活させられるという点では納得した。

    心に残った部分
    p43
    もっと早くあきらめればよかった。あきらめるってなかなかいいこと。

    p70
    「できない」ことを認めれば、次の一歩が見える

    p71 著者のお母さんの言葉として
    「掃除をしたら、掃除をしたふうに見えないとダメなのよ」
    この言葉を引いて、最後の「したふうに見える」部分だけをやって部屋をスッキリさせることが得意になったと書く。
    私の母も同じことを言っていた。そして著者のように「最後の部分だけをやって、部屋をすっきり見せる」達人だった。
    私もいくぶん、その傾向がある。そしてそれでいいと自己肯定。

    p85
    味の記憶って、大切に育ててもらった記憶のことなのだなぁ。

  • 15分ほどで流し読み。
    そうじの項目は無理ゲーって思ったけど
    炊事の部分は背中を押された。

  • 掃除など,一見面倒な家事を,暮らしの中で無意識に続けられる「流れ」の中に組み込むというのは,なるほどと思いました。

    私からすれば,十分に丁寧に暮らしていらっしゃると思いますが,決して華美に走らず,気負いなく,ご自身がよいと思う物に囲まれた生活は,大変あこがれます。

    掃除のテクニック,書類の整理方法,料理,手土産など,これは真似したいと思ったことから,私も少しずつ初めていこうと思いました。

  • サラッと読めて、なるほどな、と思った。
    暮らしのおへそを編集している著者だから、なんだかんだいっても丁寧に暮らしてるんだろうな、自分には無理なんだろうなぁ。。と思いながら読んだけど、腑に落ちることがたくさん書いてあった。

    ・自分の限界を知る
    バテバテでどうしようもないときが、どういう状態なのか知っておく。そういう時は、キッチン掃除もパスする!
    これ、言われてみるとかなり大事なことだと思う。

    ・サボっても一発逆転できる手段を抑える
    キッチン掃除をサボっても、エタノールで拭けばすぐに綺麗になる、など一発逆転できる手段を身につけておくとよい。自分にもないか、これは見つけておきたいなぁ。特に水切りカゴの掃除。

    ・ゴミ箱はゴミ出しのタイミングで中まで拭き掃除
    サイクルを決めて、掃除すればこまめに掃除できるので楽になる。これは、見習いたいが朝の忙しい時間にできるのかが悩ましい。

    図書館で借りたんだけど、また読みたいと思うようなら買おうかな。

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著者プロフィール

1964年京都府生まれ、兵庫県育ち。編集者・ライター。
OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターに。暮らしまわりを中心に、書籍・雑誌で執筆。独自の視点による取材・記事が幅広い層の人気を集めている。『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』(ともに主婦と生活社)では、編集ディレクターとして企画・編集に携わる。著書多数。近著に『明るい方へ舵を切る練習』(小社)、『人生後半、上手にくだる』(小学館クリエイティブ)がある。


「2023年 『丁寧に暮らしている暇はないけれど。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

一田憲子の作品

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