1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.60
  • (64)
  • (162)
  • (147)
  • (28)
  • (8)
本棚登録 : 2268
レビュー : 218
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395235

作品紹介・あらすじ

●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!

・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。


●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない

・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2018.06.09 読了
    1,400円も出して買う本ではない。立ち読みで済むレベル。最近はこの手の本が多いと感じる。

    ◆記憶に残った点
    ・1分で纏まらない話は何時間かけて話しても伝わらない
    ・人は相手の話の80%は聞いていない
    ・伝えるのがゴールではなく、伝えた結果、相手を動かしてなんぼ
    ・プレゼン練習300回した
    ・話すのは1分だが、その為の準備には労力を惜しむな
    ・スライドは、読まずに頭に入る、ようにする
    ・超一言で纏める→相手の記憶に残る
    ・ピラミッドで考える。結論←根拠3つ←具体例
    ・中学生でも分かる言葉で。ビジネスマン向けのニュースでもそう。迷子にさせたらチャンネルを変えられる、話は聞いてもらえない。
    ・会議ではポジションを取ることが大事。(←マッキンゼーの伊賀さんも同じこと言っていた)
    ・直感で出た結論は正しいことが多い(←ライフネット生命の出口さんも同じこと言っていた)
    ・敢えて突っ込みどころを作って、その人の意見も取り込んだように見せて、最終的に自分の意見が通るようにうまくやる
    ・上司との対話では、一緒にピラミッドを作っていく。
    ・ピラミッドを取れば、話の主導権は握れる。上司との対話で合意できるピラミッドを部下である自分が主導権を握って作っていく。
    ・自分の案と上司の案を擦り合わせていく際には、自分の意見を言いつつ(主観)、かつ客観的な視点で眺めることを忘れずに。
    ・優れたビジネスリーダーは「メタ認知力」が優れている。客観的に自分を見て、修正する。

  • 私には要らない本だな。若い人の中には、必要な人も要るのだろう。えっ、この中身で1400円!~うまいプレゼンより「動いてなんぼ」(右脳と左脳に働きかける)・相手は誰か/どんなことに興味があるか/ゴールは何か/てっぺんのないピラミッドになっていないか/考える=結論を導き出す/根拠は3つ/意味がつながっていれば「ロジカル」/「基本的に」は不要/がんばってことは話すな!・通じないときは、前提を揃えておく・集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」/言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則/カンタン・正しいことを言うだけでは、人は動かない/人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる/イメージを描いてもらうために行う2つのこと/ピラミッドは、3段で作ろう/「想像してみてください」・「超一言」で包み込む/「ライブでダイブ/「リトルホンダ」を作る/根回しだって、アフターフォローだって必要ならばやろう・伝えたい言葉はあるか/動かしてなんぼ・実践編~「根拠(理由)は3つです」っていうのは最も嘘くさい・まあよく使うフレーズで「僕はもともと○○がとくいではありませんでした」って奴!もう、それだけでNGだわ。銀行に勤めて、取引先の経営者のニーズを察知して採算を度外視して信望を得て・・・ってのも嫌!だし、孫さんもこんな奴に気を許してしまうとは甘いね!

  • 本書は常に手元に置いておきたい一冊である。
    自分はまさに自信のなさを隠すために、ダラダラと話してしまい、何を言いたいのか分からないとよく言われてしまう。
    まずは、誰にどう動いて欲しいのかをしっかりとイメージしたうえで、結論と根拠と具体例のピラミッドを作り、熱意をもってプレゼンすることを心がけたい。
    主張する「主観の自分」と、全体を俯瞰する「客観の自分」を使い分ける意識、これをやるにはプレゼン中も常に冷静でいることが重要であり、そのためには当然ながら自信を持ってプレゼンをできるように事前の練習が欠かせない。
    上司との間でも、常にピラミッドを意識し、自分のピラミッドを伝えた上で、上司との対話から上司のピラミッドを作り上げ、ピラミッドを重ねて一つのピラミッドを作り上げていくイメージで接することが重要。


    ・ストーリーを考えようとするなら「何が大事なのか」、そして「どうしたら相手に伝わるのか」をきちんと考えることが必要になります。だからこそ1分でも伝わるような凝縮した言葉になるのです。

    ・自分の話を聞いてほしいなら、まず「みんな人の話を聞いていない」ということからスタートしてきしいのです。

    ・チームの力を最大限活かすためには、自分の主張を相手にしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらうカ、すなわち「プレゼンカ」が必要です。私が言うプレゼンカとは、人前で発表するスキルでも、話すスキルでもありません。人に「動いてもらう」力です。

    ・「1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない」逆にいえぱ、「どんな話でも「1分で伝えることはできる」

    ・伝える側自身に情熱がなければ、他人に対して何度説明したところで動いてくれるわけはありません。

    ・人に何かを伝える際、「そもそも何のために自分はここにいるのか?何のためにプレゼンするのか?」ということを明確に意識しながら、できていますか?なぜ意識しなければいけないかというと、それは、「聞き手を動かすため」です。聞き手は、あなたが望んでいるところにまだいません。だから、伝えること、プレゼンすることが必要なのです。言葉を使って、あなたが望むゴールに、聞き手を動かしていく。これが大事なのです。

    ・「何のためにプレゼンするのか」を言語化してみると、ほとんどの場合、「(どこで)誰に、何を、どうしてもらいたい」という構造になっています。カギは「誰に」です。相手がいるわけです。プレゼンテーションは人に何かを伝えて、理解してもらうか、動いてもらうかを目指してやるわけですから、当たり前です。そして、この「相手が誰か」をイメージしながらプレゼンを作っていきます。これは、「誰に」伝えるものなのか、相手は何を考えているのかについて考えます。
    具体的には、
    ・どういう立場にいるのか
    ・どんなことに興味があるのか
    ・どんなことをこのプレゼンに求めているのか
    ・専門的な要素についてどのくらい理解できるか
    ・何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか
    といったことです。

    ・「ゴールは何か」を言語化するために、具体的には
    ・聞き手が賛成にせよ反対にせよ、何らかの意見を表明してくれればいいのか
    ・聞き手が賛成してくれたらいいのか
    ・聞き手に動いてもらう必要があるのか
    というように、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めるのです。

    ・そもそも、「理解してもらう」というゴールがおかしいのです。伝える側が、聞き手に、「理解したうえで、どうしてほしい」のか、君が動くのか私が動くのか、どうすればいいのか、ということを、必ず考えなくてはならないのです。


    ・「結論」については間違ってとらえている方も多いように思います。これについて、大前研一さんが「考えるとは、知識と情報を加工して、結論を出すことだ」とどこかで書かれていたのを読んだ記憶があります。「考える」とは、「自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと」なのです。

    ・「これが結論です」「理由はAでBでCだからです」「わかった、了解」これだけです。
    「1分で考えよ」の根幹はここにあります。まず伝えようとすることの骨組み、つまり、結論と根拠のセットを構築します。これができれば驚くほど説得力を増す伝え方ができます。そのキーワードはこちら。「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」。

    ・最初に「結論は何か?」「相手をどこに動かしたいのか?」と明確に決めずに話し始めて迷走したり、資料を作り始めて、「結局、何?」というような資料になってしまうことがあるんです。
    そして準備を始める段階ではしっかり結論を明確にしていたとしても、準備しているうちに、あれやこれや言いたいことが出てきて、それを加えているうちに、何だかよくわからないストーリーになっていくこともあります。完壁にしようと頑張るうちに、そもそもの結論が見えにくくなってくるわけです。
    また、これは日本人に特徴的かもしれませんが、結論を明確にすることで、その結論に反対の立場をとる人が傷つかないだろうかと考えたり、自信がないところを突つ込まれたらいやだから、ちよっとぼやかしておくかとか、余計なことを考えてしまいがちです。すると、どんどん何が結論なのか、賛成なのか反対なのかわからなくなってきます。

    ・結論を出していくためには、「自分に問いを立ててみる」のがよいと思います。まずはピラミッドの下にある「根拠」を並べて、「だから何?」と問うてみる。そして出てきた「答え」に対して「ファイナルアンサー?」「本当か?」と問うてみましょう。

    ・「考える」というのは、結論を出す行為だと申し上げました。人間の頭はそう賢くはないですから、頭をなんとなく動かしていると、いっまでたっても結論が出ません。これは「悩んでいる状態」です。
    ただ「悩む」と「考える」は、明らかに違います。「悩む」は考えが頭の中をぐるぐる回って、結果、無限ループにはまっている状態というイメージです。
    この「無限ループ」を避けるためにも、機械的に「考える」=結論を出す習慣をつくるのです。そのために自分に問う。黄金の質問は、「だから何?」「フアイナルアンサー?」「本当か?」です。

    ・結論とは、相手に動いてほしい方向を表したものです。「こういう企画です」という言葉は、方向を表していません。いいのか悪いのか、好きなのか嫌いなのか、売れるか売れないか、わかりません。「売れます(だからやりましょう)」には方向があります。売れるか、売れないかという選択肢がある中で、「売れます」と言っています。


    ・根拠の目安はオーゾドックスですが、3つでしょう。多くのコンサルタント的な方が「理由は3つあります」と言って話すことが多いですし、私たちは三次元の世界に生きているので、「縦・横・高さ」など「3軸」はイメージしやすいのです。

    ・大事なのはこのピラミッドを「ロジカル」に作る必要があるということです。「ロジカル」とはひとまず、「意味がつながっていれば「ロジカル」なんです。
    「論理思考カ」が足りないと、頭の中に思いついた言葉を、骨組みなどを意識せず、ぽんぽんと出してしまう。結果、言葉と言葉につながりがないし、ストーリーにもなっていないプレゼンになってしまいます。
    ピラミッドで考える「結論と根拠」は、「意味がつながっている」要があります。

    ・「主張と根拠を言う時、聞いている人にとって、意味がつながっているとすぐにわかるようにする」ことが大事です。この、「主張と根拠の意味がつながつている」のが、ロジカルということです。

    意味が通じるかどうかは、聞き手が決めることです。話すあなただけが理解できるのではダメで、聞き手がそう判断できるかどうかが大事です。話し手は、あらかじめ聞き手がどう受け取るかを想像し、「意味がながっている」と聞き手が判断するように、主張と根拠を考える必要があります。話しては当たり前だと思って伝えない場合が多いのですが、こういう場合は「ロジックが隠れている」ことが多い。


    ・一瞬でも聞き手が「迷子」になってしまうと、プレゼンが台無しになる可能性があるのです。これは短い話でも同じです。わからない言葉が2-3個出てきたら、相手の脳はシャツトダウンしてしまうかもしれません。こうならないためにどうするか。「スッキリ・カンタンでいこう」を心がけてみましょう。

    ・スッキリ、というのは、使うスライドや、話す言葉、両方についていえます。言い換えると、「使う文字・言葉を少なくし、文章をややこしくしない」ということです。そして、プレゼンで話す言葉は特に、「短く、言いきる」ことを心がけましょう。
    私たちは、何か熱量を持って伝えようとする時、ついつい、多くの言葉を使おうとします。ただ、聞き手が集中して聞いてくれていなければ、多くの言葉を使うと逆にノイズになってしまいます。
    また一方で、主張に自信がない時も、「それは違う」と言われたくないために、つい多くの言葉で煙に巻こうとしてしまいます。それこそ、相手に「何を言っているのかわからない」と言われるはめになります。


    ・結論に対し根拠を3点あげる、しかも短めにとなると、どうしてもその根拠は抽象的になります。そこで、それをもう少し具体的な言葉で説明するわけです。そうすると、聞いている人にはわかりやすくなります。加えて、聞き手は具体的なイメージがわきやすくなります。

    ・ピラミッドの2段めで根拠をあげて、3段めで実例をあげる、ということです。数としては、2段めの根拠は3つくらいあげるとよいでしょう。3段めは、場合によりけりではありますが、1つか2つでよいと思います。あまりあげすぎると、何がなんだかわからなくなります。1つか2つにしぼって、とにかく、根拠を具体的に説明するために必要な要素だけをあげるようにします。


    ・人前で話すときの4つのポイント。
    ①視線:しっかりと聞き手を見る。
    ②手振り:多少、動きをつける。あくまでさりげなく。
    ③声:「相手と対話するように」声を届ける。強調するところで大きな声を出し、「ここだけの話」をするなら、こっそりと。
    ④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる。

    ・「伝えよう」とするだけではうまくいきません。もちろん、「伝えたい」ことがめるから伝えるのですが、一方的に「自分がこう思う」ということを伝えても、相手は動きません。つまり、「自分が相手に伝えたい」という視点(「主観の自分」と呼びます)しか持っていないのであれば、その話を聞いている相手の気持ちが理解できず、結果、相手に伝わらないということです。
    すべきなのは、「話している自分と相手を俯瞰で見る」ということです。具体的には、「話している自分と、聞いている相手のことを客観的に見ているもう一人の自分」を置いて、常に相手は自分に対してどのような印象で受け止めているのかをチェックしてもらい、そのフィードバックを受けて、話し方を変えていくのです。

    ・これはプレゼンだけに限りません。会議でいつも社長が座る席から会議室の風景や自分がいつも話している場所を見てみる。それだけでも意識は変わってきます。これをとてもわかりやすい言葉でいえば「相手の気持ちになる」ということです。よく言われますよね。相手の気持ちになって考えよ、と。「相手の気持ちになる」ということはこういうこと。相手に憑依した感覚になれば、リアルタイムで相手の気持ちになれるわけです。これをしっかりやれると、プレゼンの説得力が上がり、断然伝わるようになります。

    ・こんな風に「主観の自分」を意識していくことを「メタ認知」といいます。私たちは「メタ認知」をしながら「主観の自分」を修正していきます。優れたビジネスリーダーは、この「メタ認知カ」が優れています。


    ・プレゼンのフレームワークはいくらでもあります。「プレゼン フレームワーク」などと検索すれば、たくさん出てきます。また、自分で作ってみるのもよいと思います。重要なのは、パターンを覚えるということではなく、どう組み立てたら相手を動かすことができるか、流れがシンプルになるかということを徹底的に追求することです。

    ・たとえば、「いや、これから説明しようとすることは、正直あまり自信がありません。ですが、仕事なので、プレゼンしろと上から言われたのでご説明します」と言われてプレゼンが始まったとしたら、聞き手はその人の話を聞くでしょうか。そんな思いでプレゼンされても、聞く気が失せるのではないでしょうか。
    では、言葉ではそのように言わなかったとしても、内心、そんな風に思っている人がプレゼンをしたら?そういう気持ちは、必ず視線や声のトーン、そして内容に現れます。だとしたら、やっぱり結果は同じです。

    ・「これから伝えようとしていることは、自分が一番詳しいし、自分はそのコンテンツに一番自信を持っているし、一番好きだ」くらい強い思いを持ち、その思いを聞き手にぶつけることが不可欠です。
    そうでないと、聞き手が動かないからです。人間は、基本的に変化を嫌がる性質を持っています。あなたは、聞き手を自分が望む方向、つまりゴールに動かしたいと思ってプレゼンするのですが、逆にいえば、今聞き手は、あなたが望むゴールにいないわけです。その聞き手に変化を促し、動かしていく。それは簡単なことではありません。あなたが心の底から強く思うことを、情熱を持って自分の存在をかけて語るからこそ、聞き手は心が動かされ行動に移すのです。聞き手を「動かす」ためには、そのくらいの思いは普通に必要です。厳しいことを言いますが、そこまで思えない人は、思いがこもっていないプレゼンによって相手が動くレべルの仕事しかできないのです。

    ・そのプレゼンであなたは何をしたいのか。なぜ、それを伝えたいと思うのか。伝えて、どうなってほしいのか。その言葉に、どんな思いを込めるのか。相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか。そんなことを、振り返ってみてください。


    ・何百人ものプレゼンの指導をしていて思うのは、まずは「声が小さい」ということです。「伝わらない」「わかってくれない」「相手がきょとんとしている」ということの、きっと7割くらいは、「声が小さい」というただそれだけの理由ではないかと思います。
    その時、声を大きくしようと思って、カを入れて張り上げてもうまく届きません。目の前の人、もしくはプレゼンなら自分から一番遠い人に、「声」というボールを届けるような意識で話してみましょう。その時、くれぐれも力まないこと。「大きな声」よりも「届ける」という意識が大事です。

    ・強調するかしないかではないんです。それぞれの言葉に自分なりの思いが込められていたら、自然と抑揚が生まれます。すると、自然と動作もついてくるものなんです。


    ・部下が考えているのと同様、上司も考えています。上司は、ルーテイーン業務は部下より少なく、その意味で、考える時間は部下より多いはず。しかし一方で、カバーしている業務範囲が広いため、細かい部分に関しては、部下より詳しくありません。つまり、主張と根拠のピラミッドでいえば、「主張は強く、根拠の部分=2段めはしっかりしているが、3段めの具体的なところにいくとあいまい」な状態であることが多いのではないでしょうか。
    話していると、「なんだか上司はいつも直感で判断しているが、大抵あたっているし、自信満々なんだよな」という感じ、ありませんか。これは上司の特性ですね。まず、経験を積んでおり判断基準が明確になっています。一方で、実務に触れていないので具体的な材料は少ないです。その分、ロジックをしっかりと組み立てようとするという感じですね。

    ・「どうせ上司の言った通りにさせられるから、自分の意見を言っても仕方ない。最初から「どう考えますか?」と聞いたほうが早い」と思っている方はいませんか。それでは、上司が考えている以上のものは絶対に生まれません。ですからまずは、自分なりのピラミッドを作ることが必須です。
    ・そのピラミッドの内容を話したうえでどうするか。ここからが、「対話」です。相手の思いを引き出しながら、ピラミッドのすり合わせをしていきながら、自分の意見も伝え、最終的には、合意した一つのピラミッドを作っていく、そんなイメージです。自分のピラミッドと、上司のピラミッドを出し合う、見せ合って、よりいいピラミッドを一緒に作っていく。そんなイメージですね。
    ・上司との「対話」では、上司から出てくる言葉を、「これは根拠だな」「これが主張だな」と意識しながら、聞いていくのです。そして上司のピラミッドを作っていくわけです。
    ・次に自分の頭の中で、ピラミッドを重ね合わせていきます。どこが同じで、どこが違っているか。どこが強い主張で、どこがそうでもないか。何で違うか。歩み寄れる余地はありそうか。そういったことを対話しながら頭の中で考えます。

    ・すべての人が、結論から先に話してくれるわけではありません。何を言いたいのかわからない上司というのもいるでしょう。そんな場合は、上司の言いたいことを整理してあげるのも、部下であるあなたの役目です。本来、上司がやるものですが、一緒に1つのものを作るために、そのコントロールは、あなたの頭の中でやっていきましよう、ということです。そのためのやりとりは、あなたが主導権を握るとよいでしょう。

    ・上司だから言うことを聞く。どうせ自分の意見は聞き入れられない。だから黙って、上司の意向を待つ。これではあなたは単なる作業者になってしまいます。そうではなく、しっかりと、自分の意見を言う。それが間違っていてもいい。これが上司との信頼関係をつくるうえでも大事なことです。「配慮はしても、遠慮はするな」。

    ・自分の意見はちゃんともつ。これが主観です。これを伝えることで、対話が始まります。そのうえで、相手の意見と戦うのではなく、上司はどんな意見をもっているか、なぜそう言っているのか、自分の意見とどう異なるのか、どこをどうすると、合意できるのか、といったことを考えるのが客観の自分です。
    ・「主観の自分」が意見を言ったら、いったん、「客観の自分」にバトンタッチして、上司と自分の両方を等距離で暖かく見つめる存在となって、冷静に合意点を探っていく。そして、「客観の自分」が色々考える中で、やはり自分の主張をもう1度しっかり伝えたほうがよいなと思ったら、改めて「主観の自分」を登場させるというように、主観と客観を出したり引っ込めたり、ということを繰り返すのです。この感覚がわかると、人との対話が驚くほどスムーズに進みます。

  • 自分の意見をきちんと伝え、相手を動かすためには、どうすれば良いかが書いてある本。

    目新しいことが書いてあるわけではないが、筆者も再三いているようにシンプルに、簡単に書いてあるので頭に入りやすい。

    ・「人は、相手の話を80%は聞いていない」のだから、「スッキリ・カンタン」に伝えることが大事。

    ・不必要な情報(言い訳)を詰め込まず、潔く言い切るのが大事。

    ・自分が主張したいことは何か、伝えたいことは何か、主観だけではなく、客観的な視点から自らを見つめられるか。

    ・「主観の自分」を意識していくことを「メタ認知」という。優秀なビジネスパーソンは「メタ認知力」が優れている。

    ・相手、聞き手の立場にとって、「ストーリー」を組み立てられるか。

    ・話をするときに「理解してもらう」という考えではなく、「理解したうえで、どうしてほしい」のかを必ず考える。

    ・人前で話す時の4つのポイント
     ①視線:しっかりと聞き手を見る
     ②手振り:多少、動きをつける
     ③声:「相手と対話するように」声を届ける
     ④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる

  • 20180605
    プレゼンは、ロジカルシンキングとコミュニケーションの真髄。「1分で話せ」には、甘えを捨てプロとして毅然としたポジションを取ること、相手の立場にたって話し、思いを持って相手を動かすこと、そしてその為ならば何だってするぞという気概・精神が凝縮されており、大変分かりやすい。この種の書籍としては非常に説得力あり、使える一冊。

    ー人は、相手の話の80%は聞いていない

    ー「何のためにプレゼンするのか」(目的意識)を言語化してみると、「どこで、誰に、何を、どうしてもらいたい」という構造になっている。

    ー伝えたい言葉はあるか、想いはあるか?相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか。

    ー相手が動くために、できることすべてをやりきる

    ープレゼンとは、相手の頭の中に、自分が伝えたいことの骨組みや中身を移植していく作業

    ー意味が繋がっていればロジカル。意味が通じるかどうかは、聞き手が決めること。

    ーたくさん話したくなるのは、調べたこと、考えたことを全部伝えたい、頑張ったと思ってほしいという、話し手のエゴ。でも、聞き手は、必要最低限の情報しか欲しくない。

    ーピラミッドストラクチャー: 結論を、根拠で支え、「たとえば」という具体例で補強する。

    ー「主観の自分」を意識していくことをメタ認知という。メタ認知をしながら、主観の自分を修正していく。優れたビジネスリーダーは、相手に伝わっているか、相手からどう映っているかをチェックし、自分の言動を相手に合わせて修正していく能力に長けている。

    ープレゼンのフレームワーク、
    1. SDS: Summary(まとめ)-Detail(詳細)-Summary(念押し). 2. PREP: Point(主張)-Reason(根拠)-Example (例示)-Point(念押し). 3. PCSF: Problem(問題)-Change(変化)-Solution(解決策)-Future(未来)

    ー「配慮はしても、遠慮はするな」

    ーファシリテーションの基本は、ゴールを決め、その上で、「広げる、軸を決める、絞っていく」。そして、結論を誘導したり押し付けないことが大事。

  • 会社でとにかく話が長い人がいるので、試しに購入。

    結論+根拠+例えば=相手の右脳と左脳を動かす。

    まず、大事なことは話す相手と前提が同じであること。
    ここが違うと何を話しても、伝わらない。

    前提が合えば、一つの主張を支える根拠を3つほど説明。
    結論も同じくその結論である根拠を3つほどあげる。
    またまた、大事なのはそれらがロジカルに繋がらなくてはならない。

    それから、誰でもわかる平易な言葉を使うこと。
    その言葉の意味が受け取りかたによって変わっては意味がない。
    本書では中学生にわかるような言葉でと、例えている。

  • 著者の言う「主張を頂点、根拠をその下に置くピラミッド型のストーリー」「余計なことは言わない」「スッキリ、カンタンに」「超一言を入れる」というのはある程度どの本にも書かれていることにはなる。

    とはいえ、この本の価値は、それを明確にわかりやすくしているところにあり、だからこそベストセラーになったのではないか、とも思う。

    プレゼンや資料づくりの前には常に見返しておきたいので星5つ。

  • 左脳でロジックを理解し、右脳で情熱を感じて、動く!
    それを1分で組み立てる

    相手は誰か
    ゴールは何か

    主張=結論 ← 根拠・根拠・根拠・・・
    「考える」とは結論を導き出すこと
     事実やデータは結論ではない

  • まず、プレゼンの目的は動いてもらうことということを忘れない。
    その上で、結論→根拠→例えば、、のピラミッド構造を意識して伝える。結論を先に言おう。結論から考えて、話を組み立てる。わかってるけどできないよね。口に出しながら考えてる時多いな。
    覚えてもらうための超一言を考える。

    社内会議向きの本と思って読み始めたけど、営業の場面で意識しておくと良いように思える部分がたくさんあった。

    考えたこと
    初回打ち合わせの内容を組み立て直そう。
    問題解決をして、信頼関係を築こう。
    そのためには、お客様の問題がどこにあるのかわかるようなクエッションを用意しておく必要があるでしょう。
    んで、そのクエッションから「ウチなら解決できます」という結論と、その根拠、事例を紹介できたらgoodなんだろうな。
    あとは、2時間でどう動いてもらうか考えてから打ち合わせに臨もう。
    これは完全にメモだな。

  • 1分で話せというのは、相手がそのぐらいしか頭に入らないということなのかも。

    事実を拾い根拠とし主張(結論)のピラミッドの作り方をマスターし右脳と左脳=相手の五感を揺さぶるロジカルにまとめる。

    そして自分自身と相手(=聴衆)を客観視しながらそのプレゼン(or会話)をコントロールできる

    etc
    一番印象に残ったのが相手を『動かしてなんぼ』というフレーズ(笑
    確かに///動かしてなんぼですね!

全218件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

伊藤 羊一(いとう よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。株式会社ウェイウェイ代表取締役。
東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行、企業金融、債券流動化、企業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、ジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編・再生などを担当後、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任、経営と新規事業開発に携わる。2015年4月ヤフー株式会社に転じ、Yahoo!アカデミア本部長として、次世代リーダー育成を行う。KDDI∞ Labo、IBM Blue Hub、学研アクセラレーター、青山スタートアップアクセラレーションセンター、Startup Weekendなど事業開発プログラムのメンター、コーチを務める。グロービスGDBA2011年修了。2012年グロービス・アルムナイアワード変革部門受賞。
代表作に『キングダム 最強のチームと自分をつくる』、『1分で話せ』。

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術のその他の作品

伊藤羊一の作品

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術を本棚に登録しているひと

ツイートする