1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395235

作品紹介・あらすじ

●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!

・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。


●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない

・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    「相手に要点を理解してもらって、そして実際に動いてもらうために、1分で話す」。
    これが本書の要約です。
    プレゼンの1番の目的は「相手に動いてもらう事」と定義した上で、「しかし、そもそも人は他人の話を聞いていない(聞いていたとしても100%覚えきる事は不可能)」と問題提起をし、ネクストアクションのために自身のプレゼン要点を相手に分かり易く伝える事の重要性を説いた本です。

    ただ、冒頭で筆者が、
    「ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかもそのことに気づかない。」
    「不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通る」
    と書いてありましたが、
    この本自体、ページ数が一般的なビジネス書と同じくらいあって、冗長すぎないか?とツっこんでしまいました(笑)

    この本を実践で活かすなら、作中にもある「PCSF」を聞き手に1分でプレゼンすれば良いと思います。
    (「PCSF」=「Problem:問題の定期」⇒「Change:変化」⇒「Solution:解決策」⇒「Future:未来」)
    PCSFとは、現時点の問題点をしっかり提示し、解決・改善のために具体的に相手にどのようなアクションを行なってほしいというプレゼンテーションを行なうということ。

    プレゼンにはアイスブレイクという贅肉も必要ですが、やはり聞き手としては要点を絞ってもらったり、具体的なネクストアクションを提示された方が頭に残り易いですよね。
    僕も仕事上プレゼンテーションを行なう機会が多いので、この点を意識してやっていこうと思いました!


    【内容まとめ】
    0.私が言うプレゼン力とは、「人に動いてもらう力」です。
    何のためにプレゼンするのか?それは、「聞き手を動かすため」です。
    相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。

    1.「1分で話す」重要性
    ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
    少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。
    ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
    そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。

    2.人はそもそも人の話を聞いていない。
    どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
    理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。

    3.考えるべきは、「ゴールは何か?」である。
    プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
    すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
    聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。

    4.「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
    主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
    自分は相手にどう映っているのか?自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
    メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。

    5.新しい取組みを説明する時の「PCSF」
    「problem:問題」「change:変化」「solution:解決策」「future:未来」
    →こんな問題がある
    →これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
    →この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
    →そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。


    【引用】
    ほとんどの方はいらない話を省けないばかりに、伝わらない状態でいます。しかも、そのことに気づかない。
    少し不要な話をなくして短く伝えられれば、提案も通るかもしれません。


    p7
    ストーリーを考えるには、「何が大事なのか?」「どうしたら相手に伝わるのか?」をきちんと考えること。
    そのためには、1分でも伝わるような“凝縮した言葉”が必要となる。


    p18
    人はそもそも人の話を聞いていない。
    どんなに好意的に聞いてくれていても、また自分がどんなに完璧なプレゼンをしたとしても、自分が話した事がすべて相手の頭に残っているということは不可能です。
    理解力の問題や、伝え方の問題ではなく、コミュニケーションはそもそもそんなもの、すべては伝わらないのです。


    p19★
    私が言うプレゼン力とは、発表スキルなど話すスキルではありません。
    「人に動いてもらう力」です。
    相手が動くために必要なのは、「1分で話せるように、話を組み立て、伝えよう」ということ。これが基本です。


    p24
    ・何のためにプレゼンするのか?
    それは、「聞き手を動かすため」です。
    言葉を使って、あなたが望むゴールに、聞き手を動かしていく。
    これが大事なのです。
    「相手を動かす」。これを明確に意識しましょう。


    p30★
    考えるべきは、「ゴールは何か?」です。
    プレゼンを通して、聞き手が「どこまでやればいいのか?」を決める。
    すべてのプレゼンは、ゴールを達成するためにある。
    聞き手のことを考え、聞き手をどういう状態に持っていきたいかを見定めてから、それを実行するために何をするのか、何を伝えるかを逆算で考えること。


    p35
    プレゼンはあくまで「手段」
    大切なのは、目的と次回アクションを明確にして、「相手を動かす」こと。

    “相手を動かしてなんぼ、相手が動くためにできることを全てやり切る”
    そんな意識を持って臨みましょう。


    p42★
    ・結論を先に。
    ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう
    ピラミッドストラクチャー(結論→根拠×3)
    伝えたいことの骨組みである「結論と根拠」のセットを構築し、「結論は◯◯です、理由はABCだからです」、これだけでOK。


    p100★
    ・中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
    大人でも、少し難しい言葉を使うと迷子になってしまう可能性がある。
    「スッキリ カンタン」を徹底しよう!


    p149
    ・「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキル
    主観の自分を意識していくことを「メタ認知」といいます。メタ認知をしながら主観の自分を修正していくこと。
    自分は相手にどう映っているのか?
    自分の発する言葉が相手に伝わっているのか?
    メタ認知によって自分自身の行動や振舞い、言葉を相手に合わせて少しずつ修正していくこと。


    p158
    ・新しい取組みを説明する時のPCSF
    problem:問題
    change:変化
    solution:解決策
    future:未来

    こんな問題がある
    →これに対し、テクノロジーでこんな変化が起きつつある。
    →この変化を活用し、我々はこんな解決策を生み出しました。
    →そしてこの解決策を展開しながら、こんな未来を作っていきたい。

  • 1分で話すには、相手にどう動いてもらうかを伝える。その為には結論に対して根拠と事例を話す。簡潔にするために余計な言葉を削ぎ落とす作業が必要になってくる

  • 必要に迫られて再読。
    「人は80%聞いていない」
    どうやって話したいことを聞いてもらうか?
    がコンパクトにまとめられている。

    ・ゴールは何か?イメージする。

    ・結論(主張)が頂点にあり理由(根拠)が複数底辺にあるピラミッドでロジカルにストーリーを考える。
    そして、最底辺には理由(根拠)の実例(事実)を。
    ○理由(根拠)は3つ。
    ○実例(事実)は1つの理由につき1~2つ

    ・主張と根拠の意味が繋がってくればロジカル。
    意味が繋がっているかは、①声に出して読む、②人に聞いてもらう、ことで判断する。

    ・気合と根性で言葉を削る。

    ・伝わらなくなる余計なこと。
    ①プロセスを話す
    ②相手への気遣い
    ③ウケない笑い

    ・資料はグラフが基本。

    ・聞き手の理解する言葉を使う。

    ・聞き手にイメージを持ってもらう
    (①描いてもらう《ビジュアル、例示》か、②入ってきてもらう《想像することを依頼する》)

    ・相手に覚えてもらうための仕掛けの超一言(覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード)があると良い。

    ・人前で伝える時は表現者として振る舞う。
    ①視線:しっかりと聞き手を見る
    ②手振り:多少、動きをつける
    ③声:「相手と対話するように」声を届ける
    ④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる

    ・プレゼン前に実際に相手の席に座ってみる。

    参考になります。

    • nejidonさん
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いつも「いいね」を下さってありがとうございます。
      この本、読みたいとずううううっと思っているのにそのまま、...
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いつも「いいね」を下さってありがとうございます。
      この本、読みたいとずううううっと思っているのにそのまま、という本です・笑
      私はいつもボイスレコーダーを使用して練習しています。
      でも聞き手はたぶん、声の方に気が向いている様子。なので、良い声が出るようにまず練習してます。
      「表現者としてふるまう」は、すごく納得です!
      今後はその意識でやってみます。。。と言うか、先ず読まないとね。
      とても参考になりました。
      2020/04/05
    • たけさん
      nejidonさん、こんにちは!
      こちらこそ、「いいね」とコメントありがとうございます!
      この本読みやすいので、さくっと読めますよ。さすが伝...
      nejidonさん、こんにちは!
      こちらこそ、「いいね」とコメントありがとうございます!
      この本読みやすいので、さくっと読めますよ。さすが伝え方が洗練されている感じです。

      「表現者として振る舞う」は目から鱗でしたね。僕はそういうの苦手なので精進しなくては!と改めて思った次第でした。

      これからもよろしくお願いいたします!
      2020/04/05
  • 上司に報告するときの話を想像していましたが、プレゼンが主な内容でした。
    以前プレゼンについては調べまくったことがあり、正直、新鮮な情報は記載されていませんでした。
    しかし、プレゼンの本を初めて読む方、自分のプレゼンを振り返りたい方にはオススメします。

    51p
    考えるつもりで悩んでいないか
    →仕事でよく『悩んで』しまうので、参考になりました。

    100p
    中学生が理解できるレベルの言葉しか使わない
    →メールや資料で難しい言葉の羅列が書かれた受け取ったときの面倒さといったら…
    私も気をつけようと思いました。

  • 45万部だって、すごいな!
    それだけニーズがあるんだな。

    3つ実践するとしたら:
    ・プレゼンは人を動かしてナンボの話し、達成するために動こう。
    ・ピラミッド、でもこれPREPで考えればいいよな。
    ・スッキリ・カンタンでキャッチフレーズ化

    色々有るけど、まずはこの3つかな。

    Amazonより----------------
    【37刷、45万部突破のベストセラー! 】
    【本の要約サイト「flier(フライヤー)」、2018年の閲覧数年間ランキング1位! 】
    【三省堂書店 有楽町店、2018年ビジネス書年間ランキング1位! 】
    【アマゾン「ビジネス・経済書」ランキング8週連続1位! (2018年6月3日~7月28日) 】
    【BookLive! 2019年に読むべき! 「ビジネス書ベスト100」 第1位! 】

    1分でささる伝え方!

    ●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師 孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!

    ・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。

    ●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない
    ・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

    ▼内容構成
    はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった

    序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
    人はあなたの話の80 %は聞いていない「/1分」で話す「/右脳」と「左脳」に働きかける

    第1章 「伝える」ための基本事項
    ・相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
    ・ゴールは何か ―「理解してもらう」はゴールにならない
    ・結局、動かしてなんぼ ―「きれいに話す」のは目的じゃない

    第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
    ・てっぺんのないピラミッドになっていないか ―ロジカルな1分ストーリーを考える
    ・考える=結論を導き出す―事実やデータは結論じゃない
    考えるつもりで、悩んでいないか
    ・根拠は3つ―ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
    ・意味がつながっていれば「ロジカル」―1分で誤解なく伝える
    ・「基本的に」は不要―いらない言葉をいかに削るか
    ・頑張ったことは話すな! ―話が伝わらなくなる6つの余計な話
    「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
    ・通じないときは、前提を揃えておく
    「メタ認知」は優秀なビジネスパーソン

    はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった

    序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
    人はあなたの話の80 %は聞いていない「/1分」で話す「/右脳」と「左脳」に働きかける

    第1章 「伝える」ための基本事項
    ・相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
    ・ゴールは何か ―「理解してもらう」はゴールにならない
    ・結局、動かしてなんぼ ―「きれいに話す」のは目的じゃない

    第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
    ・てっぺんのないピラミッドになっていないか ―ロジカルな1分ストーリーを考える
    ・考える=結論を導き出す―事実やデータは結論じゃない
    考えるつもりで、悩んでいないか
    ・根拠は3つ―ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
    ・意味がつながっていれば「ロジカル」―1分で誤解なく伝える
    ・「基本的に」は不要―いらない言葉をいかに削るか
    ・頑張ったことは話すな! ―話が伝わらなくなる6つの余計な話
    「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
    ・通じないときは、前提を揃えておく
    「メタ認知」は優秀なビジネスパーソンに共通するスキルでもある

    第3章 相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
    ・集中して聞いてもらうための「スッキリ・カンタン」
    話を聞いてぼーっとしてしまう時
    ・言葉もスライドも「スッキリ」が鉄則
    グラフにするのは基本/状況を「位置」に込める/スライドは「読まずに頭に入る」ことを目指す
    ・カンタン―中学生が理解できるレベル言葉しか使わない

    第4章 1分でその気になってもらう―右脳を刺激してイメージを想像させよう
    ・人は、イメージを想像することで、感情が揺さぶられる
    ・正しいことを言うだけでは、人は動かない
    ・イメージを描いてもらうために行なう2つのこと
    ・ピラミッドは、3段で作ろう―「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段ピラミッド
    ・「想像してみてください」―聞き手に、イメージの中に入り込んできてもらうために

    第5章 1分で動いてもらう
    ・「超一言」で包み込む
    ・「ライブでダイブ」―プレゼンもアーティストと同じ
    聞いている人の中に入っていく/人前で話す時の4つのポイント
    「リトルホンダ」を作る―いかに「相手の立場」に立って話すか
    根回しだって、アフターフォローだって必要ならばやろう

    第6章 「伝え方」のパターンを知っておこう
    結論ではさむSDS/新しい取り組みを説明する時のPCSF
    ・伝えたい言葉はあるか
    ・動かしてなんぼ

    第7章 実践編
    【会議】とっさに意見を求められて真っ白になる
    相手は何を質問しているのか、を見つけよう
    会議では「ポジション」をとるのが大事/上司に意見をぶつけていいか?/意見を言うと、否定する上司に対しては?/自分から手を上げなくても、発言できる方法
    【会議】自分の話を聞いてくれているような気がしない
    声を大きくするだけで、7割方解決する/言葉にイメージを持てば、トーンは自然に変わる/ただ大きくしても意味はない「/ロジカル」だけでは伝えられない/誰に向かって話していますか?/実際に観客に近寄ると、「私たち」という意識を作れる/声に出して、立って、何度も練習しましょう。時間の許す限り
    【上司への提案】プレゼンではなく、「対話」を意識しよう
    上司と自分の「ピラミッド」をすり合わせよう/ピラミッドをとれば、話の主導権は握れる/目上の人に対しても「私たちは」を使う/意見が合わない時は/上司の話も引き出せ
    【取引先との商談】―提案よりも「問題解決」で信頼を作る
    何を優先させるのか/信頼を得るために
    【ファシリテーション】広げて絞る流れを意識しよう
    ゴールを決める/結論は誘導しない/事前準備を必ず行なう

  • ピラミッドで主張と結論を整理するという考えや、理由は3点ありますと伝えることによってメモを取り始めるという話が印象的だった。
    また、相手の問いが、YES/NOで答えればいいのか、アイデアを聞かれているのか、懸念点を答えればいいのか、といった答え方をとらえるというのも意識していきたいと思った。

  • 「1分で話せ」
    なんという衝撃的なタイトルなんだろう、という驚きから手に取った一冊。

    yahoo!アカデミアで次世代リーダーの育成に関わる伊藤羊一氏の著書です。

    プレゼンの目的は「相手に行動してもらってなんぼ」。

    そのために
    ①1つの結論(主張)を頂点に、3つの根拠とそれにぶら下がる具体例の3層ピラミッド構造で伝えたいことを考える
    ②相手に憑依した気持ちで自分のプレゼンを客観視する。つまり自分がどのように相手から見られているか俯瞰するメタ認知が大事
    ③「ライブでダイブする」くらいの気持ちで話す。
    の3点が重要だとわかった。

    ライブでダイブだけはやってるな…笑笑

    全てのビジネスパーソンにオススメしたい一冊!

  • 1分でまとまらない話は、伝わらない。
    内容、準備、根回し、伝え方のすべて、一言一句に意味を持たせよう。
    伝える目的は相手を動かすこと。
    相手を動かすには左脳と右脳に働きかけることが必要。
    人を動かすための原則がら詰まっている。
    大好きな、流れ星に3回願い事を唱えられるか?
    と共通する学び。

  • 2018.06.09 読了
    1,400円も出して買う本ではない。立ち読みで済むレベル。最近はこの手の本が多いと感じる。

    ◆記憶に残った点
    ・1分で纏まらない話は何時間かけて話しても伝わらない
    ・人は相手の話の80%は聞いていない
    ・伝えるのがゴールではなく、伝えた結果、相手を動かしてなんぼ
    ・プレゼン練習300回した
    ・話すのは1分だが、その為の準備には労力を惜しむな
    ・スライドは、読まずに頭に入る、ようにする
    ・超一言で纏める→相手の記憶に残る
    ・ピラミッドで考える。結論←根拠3つ←具体例
    ・中学生でも分かる言葉で。ビジネスマン向けのニュースでもそう。迷子にさせたらチャンネルを変えられる、話は聞いてもらえない。
    ・会議ではポジションを取ることが大事。(←マッキンゼーの伊賀さんも同じこと言っていた)
    ・直感で出た結論は正しいことが多い(←ライフネット生命の出口さんも同じこと言っていた)
    ・敢えて突っ込みどころを作って、その人の意見も取り込んだように見せて、最終的に自分の意見が通るようにうまくやる
    ・上司との対話では、一緒にピラミッドを作っていく。
    ・ピラミッドを取れば、話の主導権は握れる。上司との対話で合意できるピラミッドを部下である自分が主導権を握って作っていく。
    ・自分の案と上司の案を擦り合わせていく際には、自分の意見を言いつつ(主観)、かつ客観的な視点で眺めることを忘れずに。
    ・優れたビジネスリーダーは「メタ認知力」が優れている。客観的に自分を見て、修正する。

  • プレゼンテーションの要は訴求力だ。「何を言いたいのか」を明白にして「どうしたいのか」である。それを簡単に簡単な言葉で表現できれば最高である。あとは「質疑応答を含めた議論」に持ち込めばいいのである。
    下記が北米のシリコンバレーの1分ピッチというのがある。(参考までに)
    みなさん、こんにちは 私は・・・・創設者の・・・・です。
    1、私たちは、・・・・・・をしています。(製品名・市場展開・開発)
    2、・・・・のために(顧客層・強み)
    3、・・・・のもの(アイデア・製品詳細)で解決(課題に対して)しています。
    4、それは・・・・に対する顧客満足(市場)のためのものです。
    5、現在あるもの(競合他社)とは・・・・・が違う(差別化)ものを提供するものです。
    Hello, I’m _________ founder of the __________.
    We make (deliver, lease etc), a _________ (things)
    for _________(type of customer)
    that (gives the solution, solve the problem of) ________(describe in sentence)
    the benefit to (customer) is _____________
    Our solution is different from the competition because __________(describe secret things)

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著者プロフィール

原作:伊藤羊一
Zホールディングス株式会社Zアカデミア学長、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部長、株式会社ウェイウェイ代表取締役、グロービス経営大学院客員教授。東京大学経済学部卒、1990年日本興業銀行入行。2003年プラスに転じ、執行役員マーケティング本部長、ヴァイスプレジデントを歴任。15年ヤフーに転じ、次世代リーダー開発を行う(現在、主務はZホールディングス)。21年4月より武蔵野大学アントレプレナーシップ学部学部を開設、学部長に就任。

「2023年 『マンガですぐ読める 1分で話せ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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