1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

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  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 6142
レビュー : 460
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395235

作品紹介・あらすじ

●ヤフーアカデミア学長にしてグロービス講師
孫社長にも一目置かれた伝説の「伝え方」!

・プレゼンに限らず、人前に立って話をする、指示をする、伝える、ということが苦手な方はいるでしょう。著者の伊藤氏は、そのプレゼンを聞いたソフトバンクの孫社長から認められるほどの技術の持ち主であり、今はグロービスの講師として、ヤフーアカデミアの学長として、起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導し、ピッチコンテストなどでの優勝者を続々と輩出しています。本書では、「右脳と左脳」に働きかける伊藤氏独特のメソッドを紹介します。


●1分で話せない話は、どんなに長くても伝わらない

・「話が長い、手短に話せ」言われる方は少なくないでしょうが、伊藤氏の考えは「1分で話せないような話は、どんなに長くても伝わらない」というもの。長いのは話がまとまっていない証拠でもあり、相手に伝わらない一番の原因。そこで本書では、伝わる伝え方の「型」の部分だけでなく、「結論の決め方」、「言い切れない」というメンタルの部分の話から、1分で記憶に残す方法など、誰でもできる方法を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 必要に迫られて再読。
    「人は80%聞いていない」
    どうやって話したいことを聞いてもらうか?
    がコンパクトにまとめられている。

    ・ゴールは何か?イメージする。

    ・結論(主張)が頂点にあり理由(根拠)が複数底辺にあるピラミッドでロジカルにストーリーを考える。
    そして、最底辺には理由(根拠)の実例(事実)を。
    ○理由(根拠)は3つ。
    ○実例(事実)は1つの理由につき1~2つ

    ・主張と根拠の意味が繋がってくればロジカル。
    意味が繋がっているかは、①声に出して読む、②人に聞いてもらう、ことで判断する。

    ・気合と根性で言葉を削る。

    ・伝わらなくなる余計なこと。
    ①プロセスを話す
    ②相手への気遣い
    ③ウケない笑い

    ・資料はグラフが基本。

    ・聞き手の理解する言葉を使う。

    ・聞き手にイメージを持ってもらう
    (①描いてもらう《ビジュアル、例示》か、②入ってきてもらう《想像することを依頼する》)

    ・相手に覚えてもらうための仕掛けの超一言(覚えやすく、その一言で、プレゼン全体を表現するようなキーワード)があると良い。

    ・人前で伝える時は表現者として振る舞う。
    ①視線:しっかりと聞き手を見る
    ②手振り:多少、動きをつける
    ③声:「相手と対話するように」声を届ける
    ④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる

    ・プレゼン前に実際に相手の席に座ってみる。

    参考になります。

    • nejidonさん
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いつも「いいね」を下さってありがとうございます。
      この本、読みたいとずううううっと思っているのにそのまま、...
      たけさん、こんにちは(^^♪
      いつも「いいね」を下さってありがとうございます。
      この本、読みたいとずううううっと思っているのにそのまま、という本です・笑
      私はいつもボイスレコーダーを使用して練習しています。
      でも聞き手はたぶん、声の方に気が向いている様子。なので、良い声が出るようにまず練習してます。
      「表現者としてふるまう」は、すごく納得です!
      今後はその意識でやってみます。。。と言うか、先ず読まないとね。
      とても参考になりました。
      2020/04/05
    • たけさん
      nejidonさん、こんにちは!
      こちらこそ、「いいね」とコメントありがとうございます!
      この本読みやすいので、さくっと読めますよ。さすが伝...
      nejidonさん、こんにちは!
      こちらこそ、「いいね」とコメントありがとうございます!
      この本読みやすいので、さくっと読めますよ。さすが伝え方が洗練されている感じです。

      「表現者として振る舞う」は目から鱗でしたね。僕はそういうの苦手なので精進しなくては!と改めて思った次第でした。

      これからもよろしくお願いいたします!
      2020/04/05
  • 2018.06.09 読了
    1,400円も出して買う本ではない。立ち読みで済むレベル。最近はこの手の本が多いと感じる。

    ◆記憶に残った点
    ・1分で纏まらない話は何時間かけて話しても伝わらない
    ・人は相手の話の80%は聞いていない
    ・伝えるのがゴールではなく、伝えた結果、相手を動かしてなんぼ
    ・プレゼン練習300回した
    ・話すのは1分だが、その為の準備には労力を惜しむな
    ・スライドは、読まずに頭に入る、ようにする
    ・超一言で纏める→相手の記憶に残る
    ・ピラミッドで考える。結論←根拠3つ←具体例
    ・中学生でも分かる言葉で。ビジネスマン向けのニュースでもそう。迷子にさせたらチャンネルを変えられる、話は聞いてもらえない。
    ・会議ではポジションを取ることが大事。(←マッキンゼーの伊賀さんも同じこと言っていた)
    ・直感で出た結論は正しいことが多い(←ライフネット生命の出口さんも同じこと言っていた)
    ・敢えて突っ込みどころを作って、その人の意見も取り込んだように見せて、最終的に自分の意見が通るようにうまくやる
    ・上司との対話では、一緒にピラミッドを作っていく。
    ・ピラミッドを取れば、話の主導権は握れる。上司との対話で合意できるピラミッドを部下である自分が主導権を握って作っていく。
    ・自分の案と上司の案を擦り合わせていく際には、自分の意見を言いつつ(主観)、かつ客観的な視点で眺めることを忘れずに。
    ・優れたビジネスリーダーは「メタ認知力」が優れている。客観的に自分を見て、修正する。

  • 僕は小学校の頃に3分間スピーチを1分くらいで話したことがありますが、そういう話ではないです笑

    この本は、プレゼンや人前で話す機会がある人だけではなく、タメになる本です。短い言葉で人に物事を伝えるのって簡単じゃないんですよね。

    Twitterをやっていると140文字という制限の中で伝える難しさをよく感じます。

    この本で学んだことを活かし、伝わる話し方を心がけます。

  • 【目的】
    話が下手。
    伝えたいことが多くてまとまらない。
    とりあえず話し始めてしまう。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    孫正義が認めたプレゼンターの伊藤 洋一の本。

    書いてる事は、いたってシンプル。


    【ピラミッドストラクチャーをつくる】

    ①結論→②根拠→③具体例

    なぜこんな風に説明するといいのか、は左脳と右脳の関係にある。


    左脳で①②を理解し、ロジカルに考える。
    右脳で③をイメージし、自分事として捉える。

    人はこのロジカルをもって、相手の話を理解する。


    ①②③には、「〜だから」を入れて、意味が繋がるかよく確認。

    ・中学生でも分かる言葉で。迷子にさせない。



    【相手の椅子に座る】

    「20歳の自分に受けたせたい文章講義」で同じ言葉を聞いた。

    本田圭介がいう「リトル本田」はもう一人の自分


    自分をメタ認知し、客観的にみる。相手の椅子に座る。



    【相手はほぼ話を聞いてない】

    相手に響くなんか、簡単なことじゃない。
    工夫しないと、伝わらない。

    著書が孫正義にプレゼンした時は300回練習しただとか。


    ✔︎今日やること

    ・ヨドバシの定員に、どんなパソコンを探してるのかロジカルに1分で話す。

    ・今日のブログでよりロジカルを意識する。何度も読んでみる。

    ・友人とのカフェで自分の好きなものを1分で説明する。





  • 主に学んだ内容
    ◆具体(事実)
    1.プレゼンの目的は「ゴールに相手を動かす」こと。プレゼンの結論は「相手をどこに動かすか」である。プレゼンのポイントは、「何のために」「誰に対して」「ゴールはなに」の3つをおさえること。
    2.人は80%話を聞いていない。
    3.主観の自分を意識することを、メタ認知という。

    ◆抽象(本質)
    1.プレゼンは相手をゴールに動かす手段でしかない。
    2.ひとは左脳で理解し、右脳で感じて動く。ロジックは左脳に、イメージはで右脳に働きかけることで、相手の気持ちを動かす。
    3.相手にどう思われているかを考えることで、自分を修正できる。

    ◆転用(行動)
    1.プレゼンは相手をゴールに動かすことを意識する。結論と根拠をセットでロジカルに話す。※結論は事実だけではない。知識とデータを加工して、相手に動いてもらう方向を出すことを結論とする。
    2.相手にイメージさせるように話す。
    3.相手の気持ちになって、自分を見る。

  • これはよかった
    書いてある内容はシンプルです。
    って帯に書いてあることがすべて(笑)
    すなわち
     結論+根拠+例えば で相手の右脳と左脳を動かす

    内容としては、
    プレゼンのGOALは理解してもらうではなく、
    「相手を動かす」こと
    そのために、
     結論を明確にし、
     根拠を3つあげ、
     ロジカルでシンプルに、相手にイメージを抱かせるように
    1分で伝える

    っていうことです。

    話が伝わらなくなる4つの話として
    ・プロセスを話す
    ・気を使いすぎる
    ・自分の意見とは違うことを言う
    ・笑いを入れる
    としていて、これらをやっちゃいけないと戒めています。
    その通りですね。とってもやりがち(笑)

    また、ロジカルという点では、
    ・意味がつながればロジカルだけど、意味が通じない場合には「ロジックが隠れている」
    そう、ロジックが隠れているのは、ほんと、よく見かけます。
    これも要注意

    後半はプレゼンのテクニックや会議のファシリテーションなどが出てきます。
    正直、ここは「1分で話せ」とはちょっとずれていますが、筆者の真の目的、
    「相手を動かす」ためにどうコミュニケーションをとるか?
    ということについてしっかり語られていると思います。

    とてもシンプルにメッセージを伝えてきていますので、あっという間に読み切ります。

    お勧め

  • ★一分で話せ
    ・プレゼン=「理解させたうえで、人を動かすためのもの」
    →理解させたうえでどうしてほしいのかを明確に伝える
    ・とにかく結論を意識する(情報や事実と混同しない。自分のポジションを明確にする)
    ・できるだけ無駄な言葉を削る
    ・人を動かす=論理的に正しい+相手が頭で想像できるかどうか
    ・メタ認知=自分の主張を客観的に見る事が大事

  • 【読書メモ】
    ・聞き手は8割聞いていない
    ・左脳で理解し右脳で感じてもらう
    ・相手の設定:立場、興味、期待、理解度、何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか
    ・ゴールの設定:意見表明でOK?賛成?動いてもらう必要がある?
    ・結論→根拠→事実のピラミッドの骨組みから始める
    ・結論は何?を根幹に。反対意見が傷つくとか自信がないからぼやかしていると見えなくなる
    ・根拠は3つ
    ・不要「基本的に」「先に述べたように」「の観点で」「を念頭に」
    ・簡単な言葉を使う。カタカナよりひらがなの日本語
    ・頑張ったことは話すな!プロセスを認めてもらうんじゃなくって、結論を聞いて判断してもらう
    ・前提を揃えておく。こんな事例において、今の時代において、このコミュニティで
    ・相手を迷子にさせない。わからない箇所が出てきた時点で思考ストップ
    ・スライドは読まずに頭に入ることを目指す
    ・会場の規模に合わせたフォント
    ・中学生が分かるレベルの日本語しか使わない
    ・ニュース番組は視聴者が迷子になった瞬間チャンネルを変えられてしまう
    ・スッキリ、カンタン
    ・×業界言葉「PV」「トンマナ」
    ・×ブラッシュアップ 〇磨く
    ・聞き手の頭の中にイメージを描いてもらう
    ・「想像してみてください」でイメージに入り込んでもらう
    ・自分の伝えたいことを、一言のキーワードで表す
    ・超一言でプレゼン全体を包み込むと理解してもらえる、覚えてもらえる
    ・プレゼン前は実際に相手の席に座る
    ・事前の根回し「今度の会議でこんなことを話そうと思っています」、事後のアフターフォロー「詳細を改めてご説明したく」
    ・PREP:Point Rason Example Point
    ・SDS:Summary Detail Sumarry
    ・これから伝えようとしていることは自分が一番詳しいし、そのコンテンツに一番自信を持っているし、一番好きだくらい強い気持ちを持ち相手にぶつける
    ・著者孫さんのプレゼンの前に300回は練習して、10回に1回は録音していた
    ・会議で咄嗟に意見を求められて頭が真っ白になる→Yes/Noで答えればいいのか、アイデアを聞かれているのか、懸念点を答えればいいのかを見つけ、結論根拠のピラミッド
    ・会議ではポジションをとる
    ・プレゼンで自分の話を聞いてくれているような気がしない→声を大きくするだけで7割解決する。声のトーンを変える
    ・上司と自分のピラミッドをすり合わせる
    ・目上の人に対しても「私たちは」を使う
    ・話の主導権を握る(例:焼肉)
    ・意見が合わないときは?→課題を異なるサイズ感でとらえている、ゴールまでの時間間隔が異なる、ゴールに向かう道のりが違う、立場が違う
    ・提案よりも問題解決で信頼関係を作る。すぐに会社の利益に落とし込まない
    ・ファシリテーションは広げて絞る流れを意識する
    ・まずゴールを決める「今日のゴールは○○を××することです」
    ・結論は誘導しない
    ・前半は特に頭の中にあるものをすべて出してもらう。明るく、何でもいいですよ!いいねいいね!
    ・後半はモードを変えて絞っていくプロセスなので発言の量<質
    ・いい意見に食いつく

    【感想】
    ・全体を通して事前の根回しが重要だと教えてもらったし、自分も最近諸所で感じる
    ・全くのゼロから一緒に作りましょう!というのは無謀。こういう議論がしたいというイメージを開催者が持ち、事前にレールとなるたたき(仮の案や現状)は必須
    ・相手との前提を揃えておく。今だとOutlookでインビを飛ばすとき併記できるメッセージ内容。あれ結構大事
    ・自信がない、声が小さいために伝わらないのは今の一番の課題
    ・ファシリテーションはもっと打席に立ちたい。広げて、、、どうするんだっけとなってしまう

    • マスッチさん
      yuuotaniさんの感想を読んで
      しっかり自分に当てはめて
      課題や今後の意識を述べてて
      いいなっと思いました!
      yuuotaniさんの感想を読んで
      しっかり自分に当てはめて
      課題や今後の意識を述べてて
      いいなっと思いました!
      2019/11/25
  • 本書は常に手元に置いておきたい一冊である。
    自分はまさに自信のなさを隠すために、ダラダラと話してしまい、何を言いたいのか分からないとよく言われてしまう。
    まずは、誰にどう動いて欲しいのかをしっかりとイメージしたうえで、結論と根拠と具体例のピラミッドを作り、熱意をもってプレゼンすることを心がけたい。
    主張する「主観の自分」と、全体を俯瞰する「客観の自分」を使い分ける意識、これをやるにはプレゼン中も常に冷静でいることが重要であり、そのためには当然ながら自信を持ってプレゼンをできるように事前の練習が欠かせない。
    上司との間でも、常にピラミッドを意識し、自分のピラミッドを伝えた上で、上司との対話から上司のピラミッドを作り上げ、ピラミッドを重ねて一つのピラミッドを作り上げていくイメージで接することが重要。


    ・ストーリーを考えようとするなら「何が大事なのか」、そして「どうしたら相手に伝わるのか」をきちんと考えることが必要になります。だからこそ1分でも伝わるような凝縮した言葉になるのです。

    ・自分の話を聞いてほしいなら、まず「みんな人の話を聞いていない」ということからスタートしてきしいのです。

    ・チームの力を最大限活かすためには、自分の主張を相手にしっかり伝え、理解してもらい、動いてもらうカ、すなわち「プレゼンカ」が必要です。私が言うプレゼンカとは、人前で発表するスキルでも、話すスキルでもありません。人に「動いてもらう」力です。

    ・「1分でまとまらない話は、結局何時間かけて話しても伝わらない」逆にいえぱ、「どんな話でも「1分で伝えることはできる」

    ・伝える側自身に情熱がなければ、他人に対して何度説明したところで動いてくれるわけはありません。

    ・人に何かを伝える際、「そもそも何のために自分はここにいるのか?何のためにプレゼンするのか?」ということを明確に意識しながら、できていますか?なぜ意識しなければいけないかというと、それは、「聞き手を動かすため」です。聞き手は、あなたが望んでいるところにまだいません。だから、伝えること、プレゼンすることが必要なのです。言葉を使って、あなたが望むゴールに、聞き手を動かしていく。これが大事なのです。

    ・「何のためにプレゼンするのか」を言語化してみると、ほとんどの場合、「(どこで)誰に、何を、どうしてもらいたい」という構造になっています。カギは「誰に」です。相手がいるわけです。プレゼンテーションは人に何かを伝えて、理解してもらうか、動いてもらうかを目指してやるわけですから、当たり前です。そして、この「相手が誰か」をイメージしながらプレゼンを作っていきます。これは、「誰に」伝えるものなのか、相手は何を考えているのかについて考えます。
    具体的には、
    ・どういう立場にいるのか
    ・どんなことに興味があるのか
    ・どんなことをこのプレゼンに求めているのか
    ・専門的な要素についてどのくらい理解できるか
    ・何をどんな風に言うとネガティブな反応をするのか
    といったことです。

    ・「ゴールは何か」を言語化するために、具体的には
    ・聞き手が賛成にせよ反対にせよ、何らかの意見を表明してくれればいいのか
    ・聞き手が賛成してくれたらいいのか
    ・聞き手に動いてもらう必要があるのか
    というように、聞き手が「どこまでやればいいのか」を決めるのです。

    ・そもそも、「理解してもらう」というゴールがおかしいのです。伝える側が、聞き手に、「理解したうえで、どうしてほしい」のか、君が動くのか私が動くのか、どうすればいいのか、ということを、必ず考えなくてはならないのです。


    ・「結論」については間違ってとらえている方も多いように思います。これについて、大前研一さんが「考えるとは、知識と情報を加工して、結論を出すことだ」とどこかで書かれていたのを読んだ記憶があります。「考える」とは、「自分の中にあるデータや自分の外にあるデータを加工しながら、結論を導き出すこと」なのです。

    ・「これが結論です」「理由はAでBでCだからです」「わかった、了解」これだけです。
    「1分で考えよ」の根幹はここにあります。まず伝えようとすることの骨組み、つまり、結論と根拠のセットを構築します。これができれば驚くほど説得力を増す伝え方ができます。そのキーワードはこちら。「ピラミッドでロジカルにストーリーを考えよう」。

    ・最初に「結論は何か?」「相手をどこに動かしたいのか?」と明確に決めずに話し始めて迷走したり、資料を作り始めて、「結局、何?」というような資料になってしまうことがあるんです。
    そして準備を始める段階ではしっかり結論を明確にしていたとしても、準備しているうちに、あれやこれや言いたいことが出てきて、それを加えているうちに、何だかよくわからないストーリーになっていくこともあります。完壁にしようと頑張るうちに、そもそもの結論が見えにくくなってくるわけです。
    また、これは日本人に特徴的かもしれませんが、結論を明確にすることで、その結論に反対の立場をとる人が傷つかないだろうかと考えたり、自信がないところを突つ込まれたらいやだから、ちよっとぼやかしておくかとか、余計なことを考えてしまいがちです。すると、どんどん何が結論なのか、賛成なのか反対なのかわからなくなってきます。

    ・結論を出していくためには、「自分に問いを立ててみる」のがよいと思います。まずはピラミッドの下にある「根拠」を並べて、「だから何?」と問うてみる。そして出てきた「答え」に対して「ファイナルアンサー?」「本当か?」と問うてみましょう。

    ・「考える」というのは、結論を出す行為だと申し上げました。人間の頭はそう賢くはないですから、頭をなんとなく動かしていると、いっまでたっても結論が出ません。これは「悩んでいる状態」です。
    ただ「悩む」と「考える」は、明らかに違います。「悩む」は考えが頭の中をぐるぐる回って、結果、無限ループにはまっている状態というイメージです。
    この「無限ループ」を避けるためにも、機械的に「考える」=結論を出す習慣をつくるのです。そのために自分に問う。黄金の質問は、「だから何?」「フアイナルアンサー?」「本当か?」です。

    ・結論とは、相手に動いてほしい方向を表したものです。「こういう企画です」という言葉は、方向を表していません。いいのか悪いのか、好きなのか嫌いなのか、売れるか売れないか、わかりません。「売れます(だからやりましょう)」には方向があります。売れるか、売れないかという選択肢がある中で、「売れます」と言っています。


    ・根拠の目安はオーゾドックスですが、3つでしょう。多くのコンサルタント的な方が「理由は3つあります」と言って話すことが多いですし、私たちは三次元の世界に生きているので、「縦・横・高さ」など「3軸」はイメージしやすいのです。

    ・大事なのはこのピラミッドを「ロジカル」に作る必要があるということです。「ロジカル」とはひとまず、「意味がつながっていれば「ロジカル」なんです。
    「論理思考カ」が足りないと、頭の中に思いついた言葉を、骨組みなどを意識せず、ぽんぽんと出してしまう。結果、言葉と言葉につながりがないし、ストーリーにもなっていないプレゼンになってしまいます。
    ピラミッドで考える「結論と根拠」は、「意味がつながっている」要があります。

    ・「主張と根拠を言う時、聞いている人にとって、意味がつながっているとすぐにわかるようにする」ことが大事です。この、「主張と根拠の意味がつながつている」のが、ロジカルということです。

    意味が通じるかどうかは、聞き手が決めることです。話すあなただけが理解できるのではダメで、聞き手がそう判断できるかどうかが大事です。話し手は、あらかじめ聞き手がどう受け取るかを想像し、「意味がながっている」と聞き手が判断するように、主張と根拠を考える必要があります。話しては当たり前だと思って伝えない場合が多いのですが、こういう場合は「ロジックが隠れている」ことが多い。


    ・一瞬でも聞き手が「迷子」になってしまうと、プレゼンが台無しになる可能性があるのです。これは短い話でも同じです。わからない言葉が2-3個出てきたら、相手の脳はシャツトダウンしてしまうかもしれません。こうならないためにどうするか。「スッキリ・カンタンでいこう」を心がけてみましょう。

    ・スッキリ、というのは、使うスライドや、話す言葉、両方についていえます。言い換えると、「使う文字・言葉を少なくし、文章をややこしくしない」ということです。そして、プレゼンで話す言葉は特に、「短く、言いきる」ことを心がけましょう。
    私たちは、何か熱量を持って伝えようとする時、ついつい、多くの言葉を使おうとします。ただ、聞き手が集中して聞いてくれていなければ、多くの言葉を使うと逆にノイズになってしまいます。
    また一方で、主張に自信がない時も、「それは違う」と言われたくないために、つい多くの言葉で煙に巻こうとしてしまいます。それこそ、相手に「何を言っているのかわからない」と言われるはめになります。


    ・結論に対し根拠を3点あげる、しかも短めにとなると、どうしてもその根拠は抽象的になります。そこで、それをもう少し具体的な言葉で説明するわけです。そうすると、聞いている人にはわかりやすくなります。加えて、聞き手は具体的なイメージがわきやすくなります。

    ・ピラミッドの2段めで根拠をあげて、3段めで実例をあげる、ということです。数としては、2段めの根拠は3つくらいあげるとよいでしょう。3段めは、場合によりけりではありますが、1つか2つでよいと思います。あまりあげすぎると、何がなんだかわからなくなります。1つか2つにしぼって、とにかく、根拠を具体的に説明するために必要な要素だけをあげるようにします。


    ・人前で話すときの4つのポイント。
    ①視線:しっかりと聞き手を見る。
    ②手振り:多少、動きをつける。あくまでさりげなく。
    ③声:「相手と対話するように」声を届ける。強調するところで大きな声を出し、「ここだけの話」をするなら、こっそりと。
    ④間合い:話の区切りで、普段より3秒ほど長く、間をとってみる。

    ・「伝えよう」とするだけではうまくいきません。もちろん、「伝えたい」ことがめるから伝えるのですが、一方的に「自分がこう思う」ということを伝えても、相手は動きません。つまり、「自分が相手に伝えたい」という視点(「主観の自分」と呼びます)しか持っていないのであれば、その話を聞いている相手の気持ちが理解できず、結果、相手に伝わらないということです。
    すべきなのは、「話している自分と相手を俯瞰で見る」ということです。具体的には、「話している自分と、聞いている相手のことを客観的に見ているもう一人の自分」を置いて、常に相手は自分に対してどのような印象で受け止めているのかをチェックしてもらい、そのフィードバックを受けて、話し方を変えていくのです。

    ・これはプレゼンだけに限りません。会議でいつも社長が座る席から会議室の風景や自分がいつも話している場所を見てみる。それだけでも意識は変わってきます。これをとてもわかりやすい言葉でいえば「相手の気持ちになる」ということです。よく言われますよね。相手の気持ちになって考えよ、と。「相手の気持ちになる」ということはこういうこと。相手に憑依した感覚になれば、リアルタイムで相手の気持ちになれるわけです。これをしっかりやれると、プレゼンの説得力が上がり、断然伝わるようになります。

    ・こんな風に「主観の自分」を意識していくことを「メタ認知」といいます。私たちは「メタ認知」をしながら「主観の自分」を修正していきます。優れたビジネスリーダーは、この「メタ認知カ」が優れています。


    ・プレゼンのフレームワークはいくらでもあります。「プレゼン フレームワーク」などと検索すれば、たくさん出てきます。また、自分で作ってみるのもよいと思います。重要なのは、パターンを覚えるということではなく、どう組み立てたら相手を動かすことができるか、流れがシンプルになるかということを徹底的に追求することです。

    ・たとえば、「いや、これから説明しようとすることは、正直あまり自信がありません。ですが、仕事なので、プレゼンしろと上から言われたのでご説明します」と言われてプレゼンが始まったとしたら、聞き手はその人の話を聞くでしょうか。そんな思いでプレゼンされても、聞く気が失せるのではないでしょうか。
    では、言葉ではそのように言わなかったとしても、内心、そんな風に思っている人がプレゼンをしたら?そういう気持ちは、必ず視線や声のトーン、そして内容に現れます。だとしたら、やっぱり結果は同じです。

    ・「これから伝えようとしていることは、自分が一番詳しいし、自分はそのコンテンツに一番自信を持っているし、一番好きだ」くらい強い思いを持ち、その思いを聞き手にぶつけることが不可欠です。
    そうでないと、聞き手が動かないからです。人間は、基本的に変化を嫌がる性質を持っています。あなたは、聞き手を自分が望む方向、つまりゴールに動かしたいと思ってプレゼンするのですが、逆にいえば、今聞き手は、あなたが望むゴールにいないわけです。その聞き手に変化を促し、動かしていく。それは簡単なことではありません。あなたが心の底から強く思うことを、情熱を持って自分の存在をかけて語るからこそ、聞き手は心が動かされ行動に移すのです。聞き手を「動かす」ためには、そのくらいの思いは普通に必要です。厳しいことを言いますが、そこまで思えない人は、思いがこもっていないプレゼンによって相手が動くレべルの仕事しかできないのです。

    ・そのプレゼンであなたは何をしたいのか。なぜ、それを伝えたいと思うのか。伝えて、どうなってほしいのか。その言葉に、どんな思いを込めるのか。相手を動かしたいなら、まず自分自身を動かせているか。そんなことを、振り返ってみてください。


    ・何百人ものプレゼンの指導をしていて思うのは、まずは「声が小さい」ということです。「伝わらない」「わかってくれない」「相手がきょとんとしている」ということの、きっと7割くらいは、「声が小さい」というただそれだけの理由ではないかと思います。
    その時、声を大きくしようと思って、カを入れて張り上げてもうまく届きません。目の前の人、もしくはプレゼンなら自分から一番遠い人に、「声」というボールを届けるような意識で話してみましょう。その時、くれぐれも力まないこと。「大きな声」よりも「届ける」という意識が大事です。

    ・強調するかしないかではないんです。それぞれの言葉に自分なりの思いが込められていたら、自然と抑揚が生まれます。すると、自然と動作もついてくるものなんです。


    ・部下が考えているのと同様、上司も考えています。上司は、ルーテイーン業務は部下より少なく、その意味で、考える時間は部下より多いはず。しかし一方で、カバーしている業務範囲が広いため、細かい部分に関しては、部下より詳しくありません。つまり、主張と根拠のピラミッドでいえば、「主張は強く、根拠の部分=2段めはしっかりしているが、3段めの具体的なところにいくとあいまい」な状態であることが多いのではないでしょうか。
    話していると、「なんだか上司はいつも直感で判断しているが、大抵あたっているし、自信満々なんだよな」という感じ、ありませんか。これは上司の特性ですね。まず、経験を積んでおり判断基準が明確になっています。一方で、実務に触れていないので具体的な材料は少ないです。その分、ロジックをしっかりと組み立てようとするという感じですね。

    ・「どうせ上司の言った通りにさせられるから、自分の意見を言っても仕方ない。最初から「どう考えますか?」と聞いたほうが早い」と思っている方はいませんか。それでは、上司が考えている以上のものは絶対に生まれません。ですからまずは、自分なりのピラミッドを作ることが必須です。
    ・そのピラミッドの内容を話したうえでどうするか。ここからが、「対話」です。相手の思いを引き出しながら、ピラミッドのすり合わせをしていきながら、自分の意見も伝え、最終的には、合意した一つのピラミッドを作っていく、そんなイメージです。自分のピラミッドと、上司のピラミッドを出し合う、見せ合って、よりいいピラミッドを一緒に作っていく。そんなイメージですね。
    ・上司との「対話」では、上司から出てくる言葉を、「これは根拠だな」「これが主張だな」と意識しながら、聞いていくのです。そして上司のピラミッドを作っていくわけです。
    ・次に自分の頭の中で、ピラミッドを重ね合わせていきます。どこが同じで、どこが違っているか。どこが強い主張で、どこがそうでもないか。何で違うか。歩み寄れる余地はありそうか。そういったことを対話しながら頭の中で考えます。

    ・すべての人が、結論から先に話してくれるわけではありません。何を言いたいのかわからない上司というのもいるでしょう。そんな場合は、上司の言いたいことを整理してあげるのも、部下であるあなたの役目です。本来、上司がやるものですが、一緒に1つのものを作るために、そのコントロールは、あなたの頭の中でやっていきましよう、ということです。そのためのやりとりは、あなたが主導権を握るとよいでしょう。

    ・上司だから言うことを聞く。どうせ自分の意見は聞き入れられない。だから黙って、上司の意向を待つ。これではあなたは単なる作業者になってしまいます。そうではなく、しっかりと、自分の意見を言う。それが間違っていてもいい。これが上司との信頼関係をつくるうえでも大事なことです。「配慮はしても、遠慮はするな」。

    ・自分の意見はちゃんともつ。これが主観です。これを伝えることで、対話が始まります。そのうえで、相手の意見と戦うのではなく、上司はどんな意見をもっているか、なぜそう言っているのか、自分の意見とどう異なるのか、どこをどうすると、合意できるのか、といったことを考えるのが客観の自分です。
    ・「主観の自分」が意見を言ったら、いったん、「客観の自分」にバトンタッチして、上司と自分の両方を等距離で暖かく見つめる存在となって、冷静に合意点を探っていく。そして、「客観の自分」が色々考える中で、やはり自分の主張をもう1度しっかり伝えたほうがよいなと思ったら、改めて「主観の自分」を登場させるというように、主観と客観を出したり引っ込めたり、ということを繰り返すのです。この感覚がわかると、人との対話が驚くほどスムーズに進みます。

  • 伝える力にフォーカスした本。かなり有名な本。

    1番強く思ったこと、
     プレゼンはちゃーんと練習しないとダメ


    以下、所感
    ----------------------------------------

    ・プレゼンや話すときは、自分の伝えたいことを伝えるじゃない。相手の頭の中に自分が伝えたいことの枠組みや中身を【移植していく】作業
    →理由を3点あります!とか、今から2つ話しますとか先にイメージを作ってあげる。

    ・話が長い理由
    ①プロセスを話しがち(頑張った感
    ②気を使いすぎ(ポジションを取るべき)
    ③自分の意見のマイナス点を述べすぎ(いらん
    ④笑いを入れる(大抵しらける

    ④は観点を変えて、参加型にすれば文句ない気がするなぁ。

    ・前提を聞き手と共有する、主張を明確に、その根拠を3つ、意味が繋がっているか
    を確認しよう。

    ・イメージさせよう。そうすると説得力増す。
    ①相手にイメージを描かせる。(写真とか使おう、例えばも有
    ②相手にイメージに入ってもらう。(想像してみてください、あなたがこの立場だったらどうします?)

    ・インパクトワードを使って、それだけでも覚えてもらうことが大事。(これは昔からやってた。練習中に意識してほしいことを長々言っても仕方ないからこそ、5文字くらいに集約してたなぁ)

    ・メタ認知=第三者視点
    リトルホンダみたいなやつ。独りよがりプレゼンにならないように相手目線忘れずに。

    ・発表のフレームワーク
    SDS(要約、詳細、要約)サンドイッチする。
    最初にイメージさせ、最後にもう一度いうことで記憶に刷り込む感覚。

    prep(point reason example point)
    オーソドックスなやつ。

    pcsf(problem change solution future)
    スタートアップなど新事業プレゼンで効果的。なんとなく引き込まれる気がする。

    ・否定してくる上司がいたら?
    わざと一つくらいツッコミどころを用意して、それを直させる。すると、【共同作業】【共犯】したことになり、上司も動かざるを得なくなる。

    →マーケティングとは組織革命である、にも書いてあった内容。メモメモ。

    ・上司は直感で判断してるが、大抵当たっているし自信満々なんだよなぁ、ってこと多いはず。これは経験値由来。そのかわり、具体的な材料は少ない。ロジカルピラミッドの3段目がない感じ。

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著者プロフィール

伊藤羊一(いとう・よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。
株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。1990年に日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当した後、2011年より執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。かつてソフトバンクアカデミア(孫正義氏の後継者を見出し、育てる学校)に所属。孫正義氏へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ。

「2021年 『1分で話せ 実践ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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