プログラマの数学第2版

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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395457

作品紹介・あらすじ

プログラミングに役立つ「数学的な考え方」を身につけよう。

2005年の刊行以来、数学書として異例の大ロングセラーを続けている前著の改訂版です。

プログラミングや数学に関心のある読者を対象に、プログラミング上達に役立つ「数学の考え方」をわかりやすく解説しています。数学的な知識を前提とせず、たくさんの図とパズルを通して、平易な文章で解き明かしています。

改訂にあたっては、文章を全面的に見直すと共に、現在の人工知能、ディープラーニングブームを踏まえて、付録「機械学習への第一歩」を加筆しています。この付録では、

・機械学習とは
・予測問題と分類問題
・パーセプトロン
・機械学習における「学習」
・ニューラルネットワーク
・人間は不要になるのか

という項目について、ていねいに説明しています。

プログラミングや数学に関心のある読者はいうまでもなく、プログラミング初心者や数学の苦手な人にとっても最良の一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 高校で数学を学ぶ前にこの本を読んでいたら、もっと楽しく学べていたのかもしれないなぁ。
    大きい問題は小さく分解して考える、パターンを見つける、分かりにくい時は具体化して考えて、それから抽象化する、などなど、数学に限らず、物事を考える、ということがどういうことなのか、が学べる本だと思った。

    ファンタジーの法則は、数学ガールでも多用されていたなぁ。こちらを先に読んでおけば良かったかもしれない。

  • すごくわかりやすく書いてくれていることもあるが、タイトルから想像していたより平易な内容だった。とはいえ久々のトピックが多く、良い復習になったし、塾講師をしていたころが懐かしくなった。
    あとちょいちょい出てくる先生と生徒の会話が面白くて好き。
    次は暗号技術入門でも読んでみよっかなー。

    ・再起と帰納は方向だけ違う。再起は大→小、帰納は小→大。
    ・対数を使った計算尺によるかけ算
    ・カウンタブル
    ・対角線論法
    ・計算不可能な問題(例:停止判定問題)

  • 数学ガールシリーズで言わずとしてた著者。その筆致はこんな堅苦しくなりそうなテーマでも遺憾なく発揮されている。はや恐ろしや。

    目から鱗は10の指数0が1になる論拠。10の2乗が100ってことは10の1乗はその1/10だよなーという説明は確かにって腑に落ちた。章を追うごとについていくのがやっとではあるけど、そういうものなんだなと概観を学ぶことができたのは個人的に有意義。他の方はもっと具体的な気づきや学びあるでしょうが、数学音痴な私の限界。

    プログラマと銘打ってはいるが、数学的思考の入門書として山本貴光さんがポッドキャストで紹介されていたので、そういった広い門戸でどなたでも手に取ってみると面白いと思います。

  • 競技プログラミングのためにまずは数学の基礎の基礎から学ぼうと思い手に取った。
    この本は「競技プログラミング入門以前」のための本としてはちょうど良い。
    「なっとく!アルゴリズム」も代表的なアルゴリズムがわかりやすく紹介されている入門書だが、本書はアルゴリズムというよりかは数学パズルに解くにあたっての考え方のヒントや数学的基礎知識が丁寧に載っている。
    競技プログラミングの解説で再帰やら漸化式やらがしれっと載ってて数式を見ると「うっ…」となっていた人にはうってつけ。

  • 「初歩的な」プログラミングに役立つ数学的な考え方が身につく本。
    初めてプログラムを学んだ時2年くらいは暗闇を彷徨っていたが、その時この本を渡されていたら少しは早く暗闇から脱出できていたと思う。

    より詳細なコメントは下記に記載。

    https://fatherofikura.hatenablog.com/entry/本/2019_08

  • 対象層が不明。基本情報や応用情報で扱うような範囲に近しいというか、どういう人が読むことを狙っているのかわからなかった。

    数学を身につける気持ちで読むならこの本ではない。

  • 借りたもの。
    プログラミングで使われる数学を分かりやすく、図式やもっと簡単な式に分解して解説した本。
    0の概念からはじまり、現代人が広く使っている六十進法とコンピューターが使う二進法の概念の違い、「0か1か」「正か否定か」の単純な構造からどうやって解析しているか…と準を追って説明してゆく。
    普段見慣れていないので、所々で以前出てきた数式の仕組みを失念してしまったり、記号の意味を忘れてしまい、振り返りながら読む箇所も多々あったが、プログラミングの“仕組み”を理解するうえで、非常に勉強になった。
    …所々、頭が追い付かない部分もあったけど。

    私が文系のためだろうか…概念的な部分を理解するのにリンダ・リウカス『ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング』( https://booklog.jp/item/1/4798143499 )の表現が補完してくれた。

    第二版では人工知能――機械学習――についての数学を付録。
    そこで使われている概念は完全に数式で表わされていたが、知能と言われているものの、人間の考える知能とは別物であり、人間の判断とは異なることを明確にする。
    松尾豊『人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの』( https://booklog.jp/item/1/4040800206 )に書かれていたことを、数式で表したもの。

  • プログラムを組むときに意識すべき数学的な考え方。 「知ってる」ってこともあれば「へー」って内容もあり。 帰納法なんて全然忘れてたし、論理も使ってるつもりだけど実はざっくり程度の理解なことが分かった。剰余がグルーピングに使えるなんて初めて知ったし。 「知ってる」ことも感覚的にとか経験的にであって、知識として会得してるものじゃないから、解りやすく説明されて凄く納得できた。また読みたい

  • 数学とあるが難しい数式はでてきません。
    また、ソースコードもほとんどありません。
    内容的に難しいところはありません。
    プログラマ向けの論理的な思考方法を学ぶための書籍といったところだろうか。

    自分は第2版の付録である「機械学習への第一歩」が目当てで購入しました。
    機械学習の基礎が上手くまとまっています。
    付録なので多くは期待していませんでしたが、もう一歩踏み込んだ内容だったらさらに良かったかと思います。

  • 高校数学を履修していれば8割以上が読む意味が無い。
    付録の機械学習の話も軽く触れるだけなのでこの本で読む意義は薄い。
    中高生向け。

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著者プロフィール



「2023年 『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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