りゅうおうのおしごと! 7 (GA文庫)

著者 :
制作 : しらび 
  • SBクリエイティブ
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本棚登録 : 74
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797395501

作品紹介・あらすじ

「文句があるならかかってこい! 八一!!」
 清滝一門の祝賀会。師匠である清滝鋼介九段から叩きつけられたその
言葉に、八一は衝撃を受ける。
 順位戦――名人へと続く階段で、昇級のチャンスを迎えた八一と、降
級の危機にある清滝。師匠の苦しみを理解しつつも八一は己の研究を信
じて破竹の進撃を続ける。
 一方、棋力のみならず将棋への熱をも失いかけていた清滝は――
「衰えを自覚した棋士が取れる手段は二つ……」
 残酷な運命に抗うのか、従うのか、それとも……?
 笑いあり涙ありの浪速ド根性将棋ラノベ、号泣必至の第7巻!

感想・レビュー・書評

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  • ◆脇に光があたる第7巻。老獪さの裏では、執着のなさと悪しきプライドを持つベテラン。が、彼らが自らの殻をかなぐり捨て、勝つために若き俊才に全力で勝負を挑んだら…。凄まじさと清々しさが重なり合う名対局◆

     先輩が後輩を指導し、後輩が先輩を敬う。こんな、どこでもありそうな関係は、勝負の世界ではおよそ存在しない。
     強い先輩は、嫉妬混じりの敬意を払われるだろうが、負ければ、弱ければ、先輩であろうとなかろうと、虫けらの如き扱いしかされない。
     しかし、献身的に道を究めた様を思い出せれば、自らを革新することが出来れば、弱さを少しでも克服することが出来れば、それがたとえ僅かな積み上げであっても、周囲の見る目は変わり、唯の敬意が、畏怖を伴う敬意に変わっていく。

     全勝で昇級を目指した八一を他力昇級に落とし込めた蔵王の晴れやかさ。
     敗着を粘り腰で勝ちに繋げた降級者清滝の笑み。
     この2人の姿は、その浮き沈みを含め、畏敬を持って見るに相応しい。そんな2局である。

  • 電車のなかで読んでてうるうるしてきた。あとがきにあるように、オッサンだって輝きたい! 前回のロリ成分少なめな銀子回に続き、清滝のほうにスポットが当てられた今回、アニメ放送分にあたる5巻までで一区切りした後は、作者の書きたい話を存分に書いていると思われるエピソードが続々と展開されており、俺TUEEE系作品には無い葛藤描写と将棋という題材がより一層、7巻では絶妙にマッチしている。涙腺が緩むので自宅で読むのがおすすめ。

  • いいねえ

  • 銚子を上げている八一、一方師匠の清滝鋼介九段は降
    級の崖っぷちにあった。
    そして行き着いた、新しい清滝道場、研究会。今回は覚醒した師匠の意地が熱い。

  • 夫が購入したのを読み。

    清滝鋼介(師匠)の巻。
    デジタルVSアナログ、というか、若手VSベテラン、合理性VS浪花節、というかそういう巻。
    おっさんが、鋼のおっさんが鏡洲さんを圧倒する棋士室のシーン(p157)が好き。師匠のヒップホップファッションの絵が好き。

    あとがきを読むとすごくなんだか尊い気持ちになる。いいものを読んだ。

  • 老害には老害なりの考え方があるんだな、とはつままれる。悪しき習慣は滅ぼしていかないといけないんだろうけど。

  • うーん。震えるほど面白い。綿密な下調べに裏付けされた情景描写が読むものを世界に取り込んで逃がさない。すげえなあ。かんたんに魂を揺さぶられてしまう。

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