ロスの精神科医が教える 科学的に正しい 疲労回復 最強の教科書

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797398465

作品紹介・あらすじ

疲れているのは体ではなく「脳」である!
マインドフルネス×脳科学が教える「最強の疲労回復」とは?  

こんな悩みでアタマがグルグル、疲れ切ってしまってませんか?
●上司や家族へのストレスで夜眠れない
●いつも他人に振り回される
●コンプレックスに苦しんでいる
●他人の目ばかり気になる
●嫉妬が止まらない
●月曜日が憂鬱
●完全主義を貫いてしまう

ネガティブな悩みで、脳が常にアイドリング状態になっていると
体はぐったり、集中できず、パフォーマンスもあがりません。
このときの「疲れ」は「脳に原因(脳疲労によるもの)」があります。

そんなときはまず、脳に「空白」をつくることからはじめてください。

脳に空白をつくり→仕事から自分を切り離し→自らを解放することで
「ゆとり」をつくる。そのゆとりの中で「幸せ」をしっかり感じられると
「幸福感」が私たちに深い疲労回復を促します。 

本書はこの究極の疲労回復に至るステップを、25余年の経験を持つ精神科医が
科学的エビデンスに基づいて紹介します。

中には
・他人に振り回されてばかりいるなら→猫を飼う
・打たれ弱いなら→マラソンをする
・科学的に心が落ち着く音楽がある→(ぜひ本書でチェックしてみてください)

など、非常に興味深い方法もたくさんあります。
(もちろんすべて科学的エビデンスに基づいています)

100本を超える学術論文を元に導き出された科学的疲労回復法。
ぜひ本書でお試しください。

感想・レビュー・書評

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  • 気分は起床後徐々に上昇し、多くの人は7時間後にピークを迎える。
    人々は他人との比較の中で終わりなき戦いを続ける。そして比較は疲労を生む

  • 「マインドフルネス」で有名な著者の本。
    著者にしてはめずらしく、小説仕立てではないので読みやすかった。

    脳に余白をつくる、スケジュール上にまず睡眠7時間以上&余白を確保する、疲労度バロメーターを作るなど、心がければできることが多数紹介されています。

    「完全主義から、ポスト資本主義の不完全主義へ」。私も宣言したい。

  • 私たちは疲れている。特に身体を休めても癒えない「脳疲労」が深刻。その脳疲労に対処するための内容が書かれた本。

    以下、内容の一部抜粋。

    ・いつも機械的に考えを180度逆にする。
      →ネガティブ思考からの脱却
    ネガティブに捉われると脳が疲労していく

    ・自分の考えを眺める
      →「自分」と「自分の考え」を分離する
       反芻思考からの脱却

    ・心配事の9割は起こらないことを知る
      →起きたとしてもそのほとんどが対処可能

    ・「まいっか」を口ぐせにする
      →完璧主義から脱却する
       完璧主義は脳を疲労させる

    ・音楽でラベリングする
      →リラックスと特定の音楽を結びつける
       仕事から距離をつくる
       仕事から自分を取り戻す

    ・心がさまようならルーティンを変える
      例:仕事をする場所を変える
       :通勤方法を変える
       :時計を右腕につける
       :スマホのアプリ配置を変える

    ・サードプレイスを確保する
      →家庭でも仕事でもない逃げ場所を確保
       心のゆとりを確保

    ・スケジュールに空白をつくる
      →忙しさは人間の人格を奪う

    ・いつでも辞められるよう机を綺麗にする
      →掃除をすると気分も改善する

    ・無理に戦わず柳のようにしなる
      →柔軟な対応がストレスから身を守る
      例:「これは成長のチャンス」
       :「この逆境には意味がある!」

    ・自分に優しい言葉をかける

    ・相対評価で考えない
      →比較は終わりなき戦い→疲労を生み出す

    ・達成すれば自分にご褒美を与える
      →達成欲求に区切りをつける

    ・走る痛みは生きる痛みを和らげる
      →拒絶という「社会的苦痛」と「身体的苦痛」
       は脳の同じ箇所で処理する
      →マラソンで「社会的苦痛」にも強くなる

    ・空白の時間があれば「何もしない」
      →時間を大切にすると幸福を感じやすい

    ・セイバリングで現在をポジティブに味わう
      →過去と未来に囚われない
       DMNがヒートアップし不幸に繋がる
       創造性も奪われる

    ・幸せを感じたいなら「自然」に触れる

    ・誰かの幸せを祈る
      →自分から相手に与え、見返りを求めない

    ・感謝の心を持つ
      →幸せを感じやすくなる

    ・足るを知る
      →トルストイの『戦争と平和』
      「不幸を感じるのは何かが足りないからではな
       い。今より求めるからだ」

  • いつでも辞められるよう机を綺麗にする
    という言葉が良かった。クビになるのが怖くてビクビクしながら生きてるので。クビになってもいいように色々スキルをつけていこうと思った。
    自尊心の低いひとはスマホ依存症になりやすいという傾向がある
    自分は固定マインドセットになっているなと感じた。成長マインドセットを持って生きていきたい。
    笑顔でいたいともおもった。

  • 久賀谷さんの本を読むのは2作目ですが、知識がない人にもわかりやすく書かれていて、非常に読みやすいのが特徴だなと思います。

    「疲労」と聞くと、身体的なものが想像される中で、メンタルヘルス・脳の疲労に関することが書かれており、現代社会人にとってどこかしら当てはまる悩みが書かれているので、ぜひ手にとってみてほしい1冊。

  • 相対評価ではなく絶対評価をしてメンタルを安定させるという考え方は参考になった。

  • 参考になる部分がいくつかあった。自分も常に疲れているので、新しく取り入れていきたい。

  • 科学的根拠のある疲労回復メソッドを紹介されてる本で、「こういう時は、こうする!!」
    と大きく見出しが出ていて、それについての説明がある。
    出典もあるので、気になったら調べられる。

    各章平均10個もの疲労回復…普段の行動や考え方の改善点を上げられている。合計40。
    これを全て取り入れるのは難しいけど、自分に当てはまりそうな所を改善していく。そして、また悩みができたら読み改善点を取り入れていく。そうすれば、疲れを溜め込まない生活が送れそう。

    タイトル通り疲れに関する教科書として手元に置いておけばふとした時に読めるし、そこまで分厚い本でもないから読みやすい。

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著者プロフィール

医師(日・米医師免許)/医学博士。イェール大学医学部精神神経科卒業。日本で臨床および精神薬理の研究に取り組んだあと、イェール大学で先端脳科学研究に携わり、臨床医としてアメリカ屈指の精神医療の現場に8年間にわたり従事する。そのほか、ロングビーチ・メンタルクリニック常勤医、ハーバーUCLA非常勤医など。2010年、ロサンゼルスにて「TransHope Medical」を開業。著書にベストセラーとなった『世界のエリートがやっている 最高の休息法』『脳疲労が消える 最高の休息法[CDブック]』 (以上、ダイヤモンド社)などがある。

「2021年 『脳を最大限に活かす究極の運動法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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