読書する人だけがたどり着ける場所 (SB新書)

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レビュー : 585
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797398489

作品紹介・あらすじ

本だけが私たちに与えてくれるもの

●読書術の大家が、ネット時代に教える「だからこそ本を読む」理由

「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。
そんな話もありますが、本当にそうでしょうか?
私たちは日々情報には触れていますが、そこで何が残っているのかというと、
ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。

本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。
文学・読書の大家である齋藤先生が、今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、
「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 学生時代割と読書をしていると思っていた。
    でも偏狭な読書だった…気がする
    (気づいたら、村上春樹しか読んでなかった⁇)
    社会人になって、時間がなくなったことを言い訳に読書離れを起こしていた
    そして読書再開…
    そんな中、改めて本を読むことに立ち返りたくこちらを読んでみた

    読書する意義について書かれた本はたくさんあるので、そういう部分について真新しい新鮮な発見みたいなものはないが、改めて再認識したことや、本の読む角度、自分への人生の落とし込みみたいな部分で良かったところをまとめたい

    ◎物知り=深い人 ではない
    本質を捉えて理解する
    これができると深いコミュニケーションを取ることが可能に
    なるほど、確かに!

    会話が1往復で完結する人もいれば
    逆に言葉少なく交わしても、お互いの伝えたいことが言葉の3倍意思疎通が出来る人…

    例)仕事編あるある

    同じことを3回言わないと伝わらない人(>_<)
    ___あのぉ、仕事が滞るんですけど…

    一度でこちらの意図まで感じて
    こちらの気付かないところまで思考して実行してくれる人
    ___ありがとうございます!
    素晴らしい!
    あ、確かにこうするとわかりやすい。
    今度マネしてみよう♪
    相乗効果で素晴らしいパフォーマンスが得られる

    想像力は大切だ
    初挑戦の未知の仕事内容
    想像力をフルに活用するとうまくいく
    うまくいかなくても次につながる

    例)友情編あるある

    __もぉ空気読んでよ
    __は?そこまで言う?


    相手の立場を思いやる気持ち
    読書を通して、登場人物の人生や価値観に寄り添うことができる


    ◎点を結んで深く広く
    読書を重ねるにつれ教養の点が多方面からどんどん繋がり、新しい事柄についても、簡単に深く知ることができる

    まさに知識、教養のスパイラル効果
    仕事でも語学でもスポーツでも同じことが言える気がする
    少しずつ視点を変えながら、深く広く継続することに成果が出るのでは?
    またこれは知識、教養が1+1=2という増え方ではなく、積み重ねにより、2の2乗、3の2乗的なまさに深く広い増え方になる
    なんとも救いのある内容だ
    偏狭な部分の繰り返しは読書でも勉強でも知識、教養が広がらない気がする
    やった感は残るかもだが…
    読書は人生のあらゆる訓練にも役立つ

    …知的好奇心も満たされる上、人の成長にもなる読書
    しかも誰でもできる「本を読む」という行為
    改めて素晴らしい
    読書バンザイ!

    忙しいことを言い訳にせず続けたいものだ
    これが一番重要(笑)

    • やまさん
      ハイジさん
      こんばんは。
      やま
      ハイジさん
      こんばんは。
      やま
      2019/11/09
  • 年頭に読んだ本を3月31日に登録して、今頃レビューを載せる。
    それと言うのも、この著者の作品の読みやすさゆえ。
    さくさくとよどみなく読み進んでしまい、「じゃ、レビューは後で」となってしまう。
    心に残らないという意味ではなく、記載されたおすすめ本を即読みたくなるからだ。
    齋藤孝さんの文章はそれほど読みやすい。
    問題は、レビューだけですっかり読んだような気になってしまうこと・笑

    本を読むことによってしか学べないことというのは確かにあり、著者の説明はもう納得のひと言。
    知ることが増えるほどに世界が広がるし、発見の喜びは何物にも代えがたい。
    それは何歳になっても、だ。
    むしろ、自分はこんなにも知らないことだらけなのだと再発見するために読書をしているような節もある。
    その再発見はいつも心ときめくものがある。
    読書はそんな自分にも与えられた至福のひとつだ。

    「人生に知性と深みをつくる読書」とは、どのようなものか。
    これなら出来そうだと思わせる著者の指摘はいつも温かい。
    「物知りは深い人ではないのです。
     教養や人格が人生にまで生きている人が深い人なのです」
    そして、教養のある人生とない人生と、どちらが良いですか?と問われる。
    ええ、それはもう云わずもがなで。
    教養って何?という疑問に対する答えは、かなり漠然としているが。

    本の中に深く潜ること。それには良書であることが必要。
    この本でたくさんの良書を紹介していただいた幸せをかみしめている。
    読書によって様々な人生を知り、人生そのものの豊かさを感じられるようになりたいものだ。
    おすすめ本の中に「山頭火俳句集」「中原中也詩集」「銀の匙」「理科読をはじめよう」が入っていたのも嬉しかった。

  • 齋藤孝先生の読書論は大好きで、出ているものは全部読んでいます。
    今回は図書館で予約して、一番乗りで借りましたが、これは買えばよかったと読んでから思いました。
    読書が、生きていく上で有意義であること他、おっしゃっていることは、わかっていて何度も読んでいるので、もういいかと思っていたのですが、齋藤先生恒例の、お勧め本のラインナップが、今までと多少変化しています。

    先生好みの、マニアック(?)なものが減って、シンプルになり、かつ今まで紹介されたことのない新しい本が入っています。
    今まで、読もうと思っても、積読されていたり、なかなか手が伸びなかった古典も、これを機会にとりあえず何冊か買って読もうと思いました。

  • さすが斎藤先生!読書の良さを余すことなく伝えてくれています。ブクログにレビューを書くような皆さんは、とっくに読書の素晴らしさにお気付きになられていると思いますが、最近久しぶりに読書を再開した私にとっては、斎藤先生の分かりやすい授業が身にしみました。以下、私が驚いたり、参考になった点です。

    - 何かコメントを求められても、面白い事を言える人と一般的な事しか言えない人がいる。浅い人と、深い人の差、深い人になるためには読書が適しており、本を読む事で知識を深め、思考を深め、人格を深めることができる。

    - 運動能力や芸術など生まれつき、または小さい頃からの厳しい鍛錬により一部の人だけに与えられるセンスと違い、知性とは万人に開かれたものである。

    - 小学生は本が大好きな子が多く、年間100冊読む子もいるのに、大学生になると月に1冊も読まない現状

    - 宮崎駿さんが、「となりのトトロが子供が大好きで何十回も観させています」という母親に対して、「そんなことをしてはダメです」と言い、子供の頭の中で映像化する力を育てる重要性を説いた(映像は一方的な刺激になるため、絵本を推奨)

    - 好きだからと言って同じ著者ばかりに偏るな

    - 思考を深めるのに読後の対話は重要。レビューを参考にし合うのも効果的

    - ベストセラーは旬なときに読んでしまった方が吸収しやすい

    - Kindle Unlimited はおススメ。一か月千円で10万冊なんて、昔はありえなかった

    - 昔からの名著はそれなりの理由があって今も読まれている。肩苦しく考えずに挑戦すべし

    はい!そのうち、カラマーゾフの兄弟や、金閣寺に挑戦しますです、、先生! 笑

    • kanegon69 さん
      麻理さん、私も同感です。読書をしていると精神が安定してきます。私もこれから、自分なりに大好きな読書時間をとり、少しでも人格を深められればと思...
      麻理さん、私も同感です。読書をしていると精神が安定してきます。私もこれから、自分なりに大好きな読書時間をとり、少しでも人格を深められればと思っています^ ^
      2019/02/20
    • まことさん
      私も齋藤孝先生の本は大好きです。
      私も齋藤孝先生の本は大好きです。
      2019/02/24
    • kanegon69 さん
      まことさん、ほんとに丁寧で分かりやすいですよね。しかし、斎藤先生の読書量は半端なさそうです。流石だなぁと思いました。人間に深みがでる、、確か...
      まことさん、ほんとに丁寧で分かりやすいですよね。しかし、斎藤先生の読書量は半端なさそうです。流石だなぁと思いました。人間に深みがでる、、確かに斎藤先生って魅力的な人間ですよね。
      2019/02/24
  •  ホントは読書しない人に読んでもらいたいのでしょう。でも、この題名では読まないでしょう(苦笑)。ブクログに登録している方は読んでみても良いでしょう。わかりやすい文章で書かれています。著者は大学の先生ですから、学生に講義する感じでしょうか。学生時代もう少し本読んでいればなあ、と思ったりします。

  • 読書をすることで得られる「深み」をテーマに、読み方の工夫や読むといい本を紹介している

    「いかに深く生きるか」が人生において一番大切だと述べていた。「AIに負けないように生きる」というのがすでにAIに生き方を決められている本末転倒な生き方だという指摘は納得した。いい生き方は純粋に自分と向き合うことで得られるものだと感じた。
    自分は難しい情報が並べられているような本に対してその無機質さから敬遠しがちだったが、「どんな情報にもそれを成した人の人格がある」という言葉が新しい視点だった。そう思うとただの情報だと思っていたものにもストーリーが見えるような気がして楽しく読めると思った。これから意識してみると面白いと感じた。
    知識が増えるとその分野の認識力も上がるという考えはもっともだと思った。自分が苦手な分野に対しても専門的な用語から学ぶことで理解しやすい頭を作ってから挑もうと思う。
    昔から「自分に引き付けて読む」という読み方がいいことは知っていたが実際にはどうすれば自分事になるのか分かっていなかったが、本書で紹介されていた「これは自分の何に当たるか、自分だったらどうするか」の二点を常に意識し続けることでそういった読み方に近づけるのかもしれない。
    本書ではおすすめの本が数十冊紹介されていた。その中にはこれまで読んだ本や読みたいと思っていた本が含まれていたので少しうれしくなった。もっと本を読もうという気持ちになる本だった。

  • 好きな斎藤孝先生ではあるが
    正直よく分からなかった。
    たどり着きたいが、簡単ではなさそうだ。
    自分の場合、本が好きだから、読む
    それに偏頗だし、一部分だ。
    世の中にある本の一握りにもならない。
    読みたいジャンルがこの作家だからこの作家を次々に読んでいきたい。
    自分にとっては完全に娯楽だわ。



    情報とは違う、それは教養にならないと書かれている
    教養は分からないが「自分にあるかどうか」

    ただ深い教養のある人には憧れる

    自分にとっての最高に教養のある人物は團伊玖磨だ
    思い出した。

    知識だけでは
    それは教養にとは言わないとも書かれている。
    本を読んで「この本ではないが」、
    いかに自分がものを知らず、浅識だということはわかる。

    • goya626さん
      はっきり言って、読書は楽しみのためにしています。知識が教養でないというなら、楽しんで読むという情動自体が教養へとつながっていくような気もしま...
      はっきり言って、読書は楽しみのためにしています。知識が教養でないというなら、楽しんで読むという情動自体が教養へとつながっていくような気もします。
      中山七里へのレヴューへのコメント、ありがとうございました。中山七里は、構成力、テーマ設定力、筆力、どれも凄いです。
      2020/04/01
    • トミーさん
      ありがとうございました。
      同好の志ですね。
      ありがとうございました。
      同好の志ですね。
      2020/04/02
  • 本書は読書という切り口から今後の生き方そのものを私たちにアドバイスしてくれているような一冊でした。
    タイトルや目次を見ると軽そうな内容に見えましたが、心に残るフレーズや引用が多くあり、付箋を貼り過ぎてしまいました。齋藤さんの本は初めて読みましたが、文章構成も簡潔で分かりやすく・読みやすく、タイトルの付け方も含めてこれがベストセラー作家の書き方かと納得しました。
    長い時間をかけて練り上げられた著者の考えや物語、また時空を超えた知の結晶を、ほんの数時間・数日の読書によって自分の中でイメージできるようになることはそれだけで貴重な経験をしたと言えると思います。このような経験をするための、読書のコツも本書には多く書かれているので、普段読書をしない人や子供にオススメしたいです。

  • 「本を読まなくても、ネットでいいじゃん」

    「読書時間ゼロ」の大学生が過半数を超えたという調査結果に、著者は愕然としたという。

    そして、力を込めて語る。
    ネットで読むことと読書との重大な違いは「向かい方」なのだと。

    ネットで文章を読むとき、人はただの「消費者」。何も身についていかない。

    逃げ出さずに最後まで人の話を聞くように一切の本を読めば、それは「体験」として残る。

    自分一人の体験には限界があるが、読書を通して実際の体験を積むように、人生観、人間観を深め、想像力を豊かにし、人格を大きくしていけるのだ。

    コミュニケーション能力は文字で磨かれる。

    センスには限りがあるが、知性は万人に開かれている。

    一流の人の「認識力」を身につける。

    一冊の本から、連綿と続く「精神文化」につながる。

    本を読んだら、人に語る。語る相手がいなければネットのレビューを読んでもいい。玉石混交でもそれにツッコミを入れながら。

    その本のポップを書く。
    好きな文章を3つ選ぶ。

    声に出して読んでみる。

    1テーマで5冊読めば「Aランク」の知識が身につく。

    ベストセラーでブームに乗る。

    本屋で「出会い頭」に会った本で知識を広げる。

    偉大な人の器に触れる。

    勝ち負けよりも「生き方」「人生の価値」を問い深める。

    不朽の名著に難しくても挑戦していく。

    読書好きでも、そうでねなくても。
    簡単に読めて深く応用できる、老若男女に向けられた究極のガイドブック。

  • 本を読み終わっての素直な感想は、違うジャンルの本を読んでみよう、特に古典、です。
    おそらく出版文化の明るい未来を願う著者の思惑通りだと思いますが、それすらも気持ち良く感じるほど、読みやすく、文学の魅力を感じる内容でした。

    「人生を深める読書」で、特に印象深い一文は、「人生の意味」を深堀りすると、「人生そのもの」が意味ということにたどり着く、です。
    最近転職活動をしており、「人生で成し遂げたいこと」を深堀りしていますが、確かに、「人生そのもの」が意味だと感じました。生きているからこそ人生の意味について考えることができ、そこに生きている価値を感じ、もうすでに生きている意味があるな、と思います。生きていることの価値・感謝を改めて考えさせて頂きました。

    【気付き】
    1.「情報としての読書」を「人格としての読書」として捉えることで、より深みのある読書になる。
    2.驚くべきことに驚くことができるのは、教養があるから。驚けない、興味を示せないのは、「無教養な人間のやる無作法な態度」驚いて深めるのが人間らしい行為。
    3.自分が今ここに存在するのは、これまでの歴史があるから。読書を通じて、そんな様々な人の人生を追体験することによって、「人生そのものの豊さ」を感じる。

    【今後改めたいこと】
    1.読書によって、教養を身につけ、認識力を高めること。そのために月10冊読む。
    2.バランスよく、広範囲の本に触れてみる。まずは、本書でピックアップされている本を読んでみる。
    3.1テーマ5冊を意識して読んでみる。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書に、『だれでも書ける最高の読書感想文』『三色ボールペンで読む日本語』『呼吸入門』(以上、角川文庫)、『語彙力こそが教養である』『上機嫌の作法』『三色ボールペン情報活用術』(以上、角川新書)、『声に出して読みたい日本語』(草思社)『『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)など多数。

「2021年 『すごいほめ言葉 相手との距離がぐっと縮まる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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