地形図を読む技術<新装版> すべての国土を正確に描いた基本図を活用する極意 (サイエンス・アイ新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797398847

作品紹介・あらすじ

国土地理院がつくる2万5千分の1地形図は、わが国のようすを土地の高低もふくめて正確に表した地図です。すべての民間の地図のもとになる地図でもあります。かならず等高線が描かれているので、ぱっと見、複雑そうにみえるのですが、地上の風景の面積や長さ、高さを知りたいときには欠かせません。本書では、ある意味「最強の地図」ともいえる地形図ならではの情報を読み取る技術を解説します。

感想・レビュー・書評

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  • ◯中学、高校の頃に勉強した地理における地図帳、これらを読む際の視点が余すことなく記載されている。実際の地形図だけでなく、テーマに合わせて過去の地形図も掲載しており、この手の本にありがちな「モノを見ないと分からないのにモノがない」という状況に陥ることが少なく、わかりやすい。
    ◯最近はスマートフォンでグーグルマップを見れば、GPSで現在地などはすぐにわかるため、一人旅でも迷うことがなくなった。しかし、たまには地図を広げて土地の風景に思いを馳せながら計画を立て、聖地巡礼よろしく現地の実際を見て楽しむのもまた良いような気がした。コロナの収束を切に願う。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00546235

  • ちょっと難しい。

  • <目次>
    はじめに
    第1章  地形図からなにが読み取れるのか?
    第2章  地形図から多彩な情報を読み取る技術
    第3章  地形図からもち歩きながら読む技術
    第4章  地形図から現地の風景に思いをはせる技術

    <内容>
    元国土地理院の地図作りに携わった方による読図の本(2013年の新装版)。基本をきちんと押さえてあるうえに、最後の方には古い地図情報から、元の地形を読み取り、災害を防ごうという考えも載る。次回の教育課程で、高校地歴公民科に「地理総合」ができるが、まさにそのようなことを学ばせたいようなので、こうした本が役立つかもね。今やネット地図で結構賄えているが、やはり紙の地図の読図は基本だから。

  • 2018/8/18 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2020/7/2〜7/7

    登山に読図はつきもの、ということで買ってみた。前半は良かったが、後半は山から離れてしまったこともあり、ちょっと冗長な感じ。

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著者プロフィール

1945年、横須賀市生まれ。1963年、北海道立美唄工業高等学校を卒業し、国土地理院に技官として入所。札幌、東京、つくば、富山、名古屋などの勤務を経て、中部地方測量部長を務めたのち、2001年に退職。同年、地図会社の株式会社ゼンリンに勤務。2005年に同社を退社し、「オフィス地図豆」を開業、店主となる。おもな著書に『地図の科学』『地形図を読む技術』(ともにソフトバンククリエイティブ)『地図を楽しもう』(岩波書店)『地図に訊け!』(筑摩書房)『地図を作った男たち』(原書房)などがある。

「2013年 『地図はどのようにして作られるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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