何があっても「大丈夫。」と思えるようになる 自己肯定感の教科書
- SBクリエイティブ (2019年2月16日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797399240
作品紹介・あらすじ
自己肯定感が高まれば人生は思い通りになる
ここ最近、にわかに注目されている「自己肯定感」という言葉。
日本の子どもが他国に比べて自己肯定感が低いという調査結果を踏まえて、内閣府も自己肯定感を高める方針を打ち出したほど。
子どもだけでなく大人も自己肯定感の低さを認識する人が多く、今年3/11にははてな匿名ダイアリーに「自己肯定感ってどうやったら身につくの?」との投稿があり、注目を集めました。
とはいえ、自己肯定感を高めようと思ってもどうしたら…と思う人は多いもの。
心理カウンセラー・中島輝さんによると、「自己肯定感を高めよう!そう思った方は要注意!」と言います。
なぜなら無理に高めようとすればするほど、潜在意識が反発して「自己肯定感なんて高まらない!」と思ってしまうから。
では、どうしたらいいのか??
そのヒントが
「高める」ではなく「高まる」
自分で無理して高めようとしない。できることから自分以外の力を借りて高めていくのがポイントです。本書は、自己肯定感が高まる方法をわかりやすく体系立てて紹介する自己肯定感の教科書のような一冊。今日からできるティップスも満載。心が軽くなり、明日への力がみなぎる一冊です。
感想・レビュー・書評
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何度も読み返したい/読み返すことになるであろう本。
自己肯定感を6つに分け、それぞれに対して複数のアプローチが書いてある。
自分に自信がなくて、何をどうしたらいいか分からないという方にも、この本に記載されている何個かは今の生活に取り入れられると思う。
自分に対しても、仕事上でも、本書の内容を伝え続けたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もしあなたが消極的な気分になっていて自己嫌悪に陥っているなら本書を読んでひと呼吸するのが良いかもしれない。今の自分を冷静に俯瞰し自己肯定感を醸成する大切さを感じる。「感情が行動を生み出すだけではなく行動が感情を生み出す」のは有名な話だが、本書で紹介されているテクニックも自己肯定感を生み出すポジティブな自己暗示といえよう。
個人的に印象に残ったのがライフチャートの頁の点数を一気に上げようとせず一番低い点数を1点あげることを考えるというメッセージ。ネガティブなときは心機一転の一発逆転を考えがちだがコツコツ自分の心身を立て直すことこそ大切だと思う。 -
若い頃、お世辞にも容姿端麗とは言えない男の子がいつも自信たっぷりで、男女問わず人気があった。彼の堂々とした自信がどこから湧いてくるのか全くわからず、よく知ろうともせず、単に図々しい人なのだ、と感じていた。
今思えば、彼はきっと自己肯定感が高い人で、あの頃の自分は、自己肯定感が著しく低かったのではないかと思う。
自己肯定感が低い状態に長期に渡ってさらされていると、時として、他人も同じ様に悩んでいないとヘコむという、面倒くさい状態になるように思う。
自己肯定感にも数種類あり、私の場合は、親から世代に渡って受け継がれたタイプの様に思う。
改善には、時間と積極的な働きかけが必要な気がするが、この連鎖を我が子には受け継がせないように、意識して続けていきたいと思う。
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図書館で予約を入れて早3-4カ月で遂に借りることができました。翻ってそんなに自己肯定感に悩んでいる人が多くいるのだなとしみじみと、独りよがりな仲間意識を芽生えさせていたところです。
まずは、自己肯定感の高い人、低い人がいることは火を見るよりも明らかではありますが(自分は低い人の部類)、それは一定でかつ普遍的であるという認識がありました。自己肯定感がには誰しも浮き沈みがあり、かつ沈んでいるときに自分は沈んでいるなと客観的に捉えられることだけでも、心は楽になる→「自己認知」「一喜一憂しなさんな」。これは、新しい見識だな。何となく調子悪い周期っていうのが自分にもあって、ホルモンのバランスが悪いのかしらとか最近調子が悪いことを認めて、さらにどん底に落ち込むことを防いでいる自分がおりましたので、これは今までの人生経験から培っていたものが腑に落ちた感覚です。
さらには自己肯定感はいつからでも、後天的に高めることができる。これも勇気をもらえる。
自己肯定感を高める具体的なメソッドとして、以下のものが自分には合ってるようで、手軽に始めることができそう。
「タイムライン」:人はしたことよりも、しなかったことに対してより大きな後悔を感じる。
「リフレーミング」:相手に対して肯定語を伝えたのに、じつは、潜在意識では自分に対して伝えていることになる。※潜在意識は人称の区別がつかず、脳内のイメージと現実の区別がつかない。
「if-thenプランニング」:感情の起伏や、どうせ上手くいかないと決めつけ実行に移せない負の自動思考の流れを断ち切るため、もし失敗したり気持ちが落ち込むことが起こったら、どのように対応するかを予め決めておく。
アファメーション-「スリー・グット・シングス」:習慣化することで、身の回りの「グット・シングス」を探すようになり、肯定的な行動を取るようになる。「自分はツイてる」というアファメーションが生まれる。 -
職場での異動があったこのタイミングで読めて良かった本。新しい環境で不安が強くなったり、ネガティブに考えたりしがちだが、トレーニングを通して自己肯定感をあげていきたい。
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最初の自己肯定感チェックが思いの外高くてびっくりした。
自己肯定感ゼロだと思ってたんだけど…笑。
低いのは自己受容なので、
・デスクの上に好きな小物を置く
・おやつを食べる
・バスタイムに目のヨガをする
・セルフハグ
・5分だけ掃除をする
といいみたい。 -
自己肯定感の概要や種類、瞬発的に高める方法、じわじわと高める方法がまとめられていて、非常に分かりやすかった分かりやすかった。
自己肯定感は以下の6種類に分類されると知ることでら自分の気持ちが落ち込んでいるときにどの感覚が下がり調子なのか、メタ認知を深められると感じた。
自尊感情:自分には価値があると思える感覚
自己受容感:ありのままの自分を認める感覚
自己効力感:自分にはできると思える感覚
自己信頼感:自分を信じられる感覚
自己決定感:自分で決定できるという感覚
自己有用感:自分は何かの役に立っているという感覚
他にも、「ヤッター」のポーズや、自分で決めて、楽しく実行すること、ライフチャートなど、自己肯定感を高める習慣を取り入れるきっかけにもなった。
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自己肯定感は高い時もあれば低い時もある
大切なのは今の自分がどんな状態か認識すること。
落ち込んでいる時は感情に任せず、自己肯定感が低い自分を認めてあげる。そして自分の感情をフラットに戻す習慣を毎日続けること。
自己肯定感が低すぎる人向け、というよりは普通の自己肯定感の人がより良く生きれるためのコツが書かれた本だと思うといい本だと思います。
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まず読んでみて思ったのが、自己肯定感が想定してたよりもずっと低かったんだなと。
自己肯定感を支える“感”が6つあるというのは、すごく参考になった。それぞれ細かく分けることで、ああ、今はこれがやばいのかと、自覚しやすいし対応しやすい。
一度読んだから、はい自己肯定感上がりました!とはならないけれど、自分を知る手段を知れることや、自分だけじゃないんだなと思えるのは救いだ
著者プロフィール
中島輝の作品





