オレとボク: 戦地にて (新風舎文庫 い 106)

池部良

• 新風舎 (2003年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[frenchblueさんの感想 · 2021年12月26日]

キャリアの後期は、著述業がメインだった昭和の俳優の従軍記。終戦後13年経過して書かれてるので、多分、初めて書かれた著作がこれなのでは。

最近、戦争経験者の著者や映画に触れた方が、有益なような気がして、池部良祭りしてた一環で手に取りました。

やはり、実際の地獄を見た人と資料に当たっただけの、現代人だと違いますよね。当然。

「小説」という事になってますけど、多分ほとんどノンフィクションでしょう。ちょっと笑ってしまう雰囲気もあって、サラサラ読めてしまう筆致に、文章のうまさを感じます。　　　

食べ物が無い話が、結構な分量取られてる。ロジスティックが全然なってなくて、闘う以前の問題だったのがよく分かる。

[0904さんの感想 · 2005年5月26日]

わたしのアイドル良さま。この本はお勧め。ぜひ読んでみて欲しいなー。