ストリート・チルドレン (新風舎文庫 も 100)

著者 :
  • 新風舎
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本棚登録 : 87
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797490749

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めるにつれて内容が深くならなかった感があり、結局??な展開だった残念
    描写は好き

  • 文章がまっすぐで、勢いがあるのは良いが、若すぎて深みにかける感が否めない。
    後の彼の作品のモチーフらしいものはすでにでてきているが、楽しめる作品とはとても言えなかった。

  • 2003 書評・インタビュー集(吉本隆明、柄谷行人、岡田幸四郎、小笠原賢二)を巻末に収録

  • 僕はかなり好きです。リーダビリティが高いってのはこういうこと言うのだなあ
    と思いました。非常に切ない話しばかりなのだが、
    不思議と僕は読んだあとちょっと元気になったな。

  • 壮大で目まぐるしい年代記というか。
    陰間アリ

  • 氏のデビュー作。

    新宿という街を舞台にある一族の300年に渡る「生」と「性」の軌跡を描いた異色長編。


    ドロドロとしていると言うか、重くのしかかると言うか・・・・・・。

    心のどこかで毛嫌いしながらも、心のどこかでは切り離せないと感じ。

    それはこの作品が「生」としての本質を捉えているからでは無いか?


    1669年、内藤新宿に出奔した一代目の青年から、男色家・遊民・歌舞伎子・詐欺師など路上の民の生き様と死に様を淡々と描きながら、この書が出された当時では近未来である1998年の十三代目の青年まで、どこかで目を逸らしつつ、心では惹きつけせれるのだ。

    「生」とは・・・・・・、「性」とは・・・・・・、なんともおぞましく、活き活きしているのか。


    昨今、自殺者(或いは自殺願望の持ち主)が多くいるように感じる。

    その者達にこそ、一読してもらいたい。


    この書には無様にも神々しい人生が詰め込まれているのだ。

  • 新宿の1698年から1998年の300年を
    一つの血筋をたどって書かれた作品。
    とにかく話の流れ・勢いが気持ち良くてグイグイと読める。

    1998年までなんだけど、書かれたのは1990年。
    過去だけではなくて近未来までも書いたところがすごい。

    歴史って人の生活の流れなんだなぁ、と考えさせられました。

  • 僕は新宿で働いているので、
    読んでみました。
    新宿と関わりがない方も読んでみてはいかがでしょう?

  • 一気にゴワーっと読めました。細かい部分の矛盾やは気になりません。この際。

  • 「新宿」という街を歩くさびしさ。

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著者プロフィール

一九五四年、東京生まれ。九〇年『ストリート・チルドレン』で野間文芸新人賞候補、九二年『サウダージ』で三島由紀夫賞候補。『ぴあ』の編集者を経て、九六年より作家専業。二〇〇四年に刊行された『夜の果てまで』は三十万部超のべストセラーとなる。著書に『残りの人生で、今日がいちばん若い日』(祥伝社文庫刊)、『いつの日も泉は湧いている』『蜜と唾』など多数。

「2020年 『焼け跡のハイヒール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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