深川通り魔殺人事件 (新風舎文庫)

著者 :
  • 新風舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797494525

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  • お互いの祖父同士が逆の立場(殺人)だったエピソードや、事件後碑を近くの公園に建てたエピソード(発見出来なかった)

  • スタイリッシュとか美の欠片もない川俣の写真には底知れぬ狂気とそれへの嫌悪を感じ、彼があくまで「異常性格」の持ち主であり、決して分裂病ではないという驚愕の鑑定に、精神の常軌とは何かと思ってしまう。

  • 白昼の商店街で発生した無差別殺人。犯人の生い立ちから事件までを述べた後、裁判記録を元にこの事件を検証する。
    公判では、被告が責任能力を持つのか、精神鑑定のあり方を中心に争われている。

  •  これはすごいですね。社会から疎外された人間が被害妄想を膨らませていく。その挙句の凶行。人って、やっぱ少しでも社会と繋がってないと不安定になる気がする。申し訳ないけど、彼の主張はホントにわかんないです。理解できません。がんばったんだけど・・。

  • 俺の中では、宮崎勤事件前夜に起きた事件で、特に印象に残るもの。詳しくは知らないが、電波がらみの冗談はこっからじゃないか? 違ってたらごめん。だけど、本物はやっぱり言うことが違う。電波に殺人指令を受けたのではなくて、電波を送る黒幕を表にひきずりだして恥をかかせるために事件を起こしたのだという。「電波がひっつく」という表現も秀逸。

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著者プロフィール

1937年4月15日朝鮮咸鏡北道穏城郡訓戒面豊舞洞167番地で生まれる。
1941年12月末朝鮮から関釜連絡船で広島県高田郡小田村へ帰国。
1950年6月広島県高田郡小田村中学校から八幡市立花尾中学校へ編入。
1956年4月福岡県立八幡中央高校を卒業して八幡製鉄所入社。
1963年5月「ジャンケンポン協定」で第3回日本文学賞を受賞。
1976年2月「復讐するは我にあり」で第74回直木賞を受賞。
1991年6月「身分帳」で第2回伊藤整文学賞を受賞。
2006年11月北九州市立文学館の初代館長に就任。

「2011年 『昭和二十年八さいの日記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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