痛快!コンピュータ学

著者 : 坂村健
  • 集英社インターナショナル (1999年11月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797670073

痛快!コンピュータ学の感想・レビュー・書評

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  •  痛快!シリーズは入門書の当たり企画だと今も思っていますが、読み返すと改めてそう感じます。
     本書が文庫化されたのは2002年。普通のコンピュータ関係の概説書ならとっくに過去の遺物になっていてもおかしくありません。
     しかし、本書はコンピュータの開発の歴史と、「情報とは何か」「コンピュータとは何なのか」という基本中の基本を説明しているので、今も十分通用します。
     本書を読んだのが大学3回生の頃。大学1回生のときに教養科目で「情報処理論」を履修してたんですが、その内容がわかりやすくまとまっていました。それこそ「何で先生はこれを指定テキストにしてくれなかったんだ!?」と頭にくるくらいです。

     後半には著者の本ではおなじみ、TRONの話も出てきます。特に文字(主に漢字)を巡る話では、著者が文字文化の大切さを理解する技術者であることに胸を打たれました。
     逆に、アルファベット+αくらいの文字で自分たちの用は事足りるとした西洋諸国の態度を見て思い出したのが、アロー号事件で英仏軍が北京に侵入したとき、永楽大典を雨にぬかるんだ道に敷き詰めた話でした。
     コンピュータが究極的には人間の文化・文明を扱い、それを発展させていくための道具であることを忘れ、機械の都合に合わせて人類の文化・文明を制限する発想が支配的だった(今もそういう側面は多分にあるかもしれない)ことにはため息が出ます。

     もう一つ、著者が提唱する「どこでもコンピュータ」は、ネット環境の整備とタブレットPCの登場でかなり実現された部分もあると思います。ネットでHDDレコーダーやPCを遠隔操作し、タブレットPCやPSPなどを使って外出先からテレビ番組を録画したり、録画した番組を見たり、そもそも自分でやらなくても誰かがネットに動画をアップしていて、巨大なアーカイブができあがっている、など、振り返ると目覚ましい進歩を続けていることに気づかされます。
     が、これからもウェアラブルコンピュータ(一つの究極形態として「電脳コイル」の電脳メガネ)など、「どこでもコンピュータ」の開発はまだまだ続くことは間違いありません。

     普段何気なく使っているコンピュータについて、それが一体どういうものなのか、その本質を知ることができる本です。

  • 上司に勧められて読んだ本。コンピュータに関する基礎知識がとてもわかりやすく書いてあり、大変勉強になった。17年前の本だが、本書で語られているコンピュータに関する技術的な話は殆どが今で通じる話であるため、価値としては全く劣化していないという印象を受けた。

  • 先日の計算機科学入門が、わりと技術的な面にフォーカスしていたため、違う切り口から、ということで選んだのが本書。情報の歴史から今までストーリー仕立てになっていてさらっと読める。ユビキタスを考える上で、読んでおくと便利な一冊。

  • 読みやすい。概略を学ぶに良い本と思われる。若かりしジョブズのイケメンぶりに衝撃を受けました。

  • 単身赴任の中、自宅の断捨離対象になった。 99年の本。
    入社した数年目でむさぼるようにためになりそうでな本を読んでいた。内容は全く覚えていない。 今ならあまり関心が湧かない内容。 勉強熱心だったんだと過去の自分に感心。

  • 教えるのに購入した本。いろいろ雑学も入ってきてわかりやすかった。

  • 作者の坂村健さんは、あの国産OS『TRON』の生みの親。

  • TRONの坂村健氏の著作です。
    ハードウエア、ソフトウエア、情報理論、歴史、今、についてとても分かりやすく書いてあります。
    内容の構成と進め方も含め、入門書、概論書としてとてもいいと思います。

  • コンピュータを面白おかしく学びたいみなさまへ。

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