落ちこぼれてエベレスト

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797670080

感想・レビュー・書評

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  • 幼少時代が凄い。勉強ばかりが人生ではないと共感もする。向こう見ずな若さもやや共感できる。金銭的に恵まれた人やったのかなとも思う。それでも苦悩や葛藤の中、人生を切り拓いていった姿が印象的。文字通り、命を賭して。

  • 登山ってものすごく過酷なのだとわかった。体が凍ってしまうほどの寒さ、高山病で意識も可笑しくなってしまう。自然との戦い。常に死と隣り合わせで、野口さんが生きているのは奇跡だ。なぜそこまでして登らなくてはいけないの?と思ってしまう。けれども、この自伝で、納得する。一歩進めば、かならず一歩分頂上に近づく。そして、高ければ高いほど、頂上に立った時の達成感はすごいものなのだろう。
    落ちこぼれてエベレスト。学校生活に落ちこぼれても、人生では全然落ちこぼれてない。強い人だ。だから、心を動かされる。でも、すごいことを成し遂げても驕らない。助けがあってできることとわかっている。登山はいいチームを組むこともとても大切なのだ。
    家族、友人、恋人も印象的な人ばかり。エリートであるお父さんも、すごいなぁ。普通の親は、停学になった息子に、旅に出ろと言えるだろうか。それで、自分の道を見つけてしまうんだから、人生というのはとことんわからないものだなぁ。

  • 野口健さんの20代半ばまでの自叙伝。若さからくる無茶加減や正直に悩みながら目標を見つけ達成していくまでの過程がよく伝わってきます。
    シェルパとの付き合い方や登山清掃など野口さんの人柄を知り、今後TVで拝見するときの印象が変わりました。静かに見守って応援する父・兄の存在が素晴らしく思えました。

  • 面白かった。
    シェルパとの付き合い方などから、野口さんの人柄が伝わってくる。

    同時に読んでいて怖くなった。
    クレバス、天候の悪化、高山病、凍傷・・・。山には危険がたくさんだ。
    それでも山に登るのはなぜなんだろう。

    クレバスが一番怖いと感じた。穴に落ちて、それきりなんて。
    冒険家というのは並の神経ではないのだろう。

  • 野口健が生い立ちから七大陸最高峰登頂最年少記録を達成するまでの半生を綴った自伝。
    行動することの大切さが伝わってくる作品。

  • 読んでみて雪山に登ってみたくはならなかったけど、なんだか勇気をもらったな。
    気取らず素直に書かれていて読んでて気持ちがよかった。

  • この本1999年とあるから、今から6年前の本だ。 野口健さんは当時まだ大学4年生。 本の書名にもあるとおり、おちこぼれた子供、学生だったのが植村直巳さんの「青春を山にかけて」で立ち直り、世界最年少で7大陸最高峰登頂に成功する。 そのことは多分ニュースでも話題になっただろうけれど、それまで、彼のことは知らずにいた。 目的もなく、成績も悪く、けんかもし、そんな青年が山に登って、更生できた。すごいなと思って、彼の名前を覚えた。 その後、スポーツのトーク番組でマッキンリーでクレバスに落ちた話をしたのを実際に聞いたり、ヒマラヤや富士山のゴミ清掃活動を続けている話を聞いたりしたら、話のおもしろさに、すっかりはまってしまった。 あらためてこの本を読んでみて、細かな内容は忘れていて、また再び感動してしまった。 熱があろうが、肋骨がおれていようが、彼を山にかりたてているものは何か。ただ、名誉とか記録とかだけではない。 「なぜ苦労して山に行くの」と聞かれて、彼は、「平地にいるのは、だらっとしているねこと同じ。山にいくことで人間本来の動物本能がめざめ、ヒマラヤに住む動物のようになれる」といっていた。 自分のためだけでもなくて、常にシェルパの生活も思い、彼らの中に入り込んで主従関係ではなくて、友人となろうとしている。富士山のゴミ清掃活動も、複数年にわたり、 5合目から上はずいぶんきれいになったと聞く。 ヒマラヤの酸素ボンベやテントのゴミ収集は、過酷な自然環境のため体がもたないらしい。 それでも、山をきれいにする活動を続けている。 すごい人がいるものだ。

  • この本1999年とあるから、今から6年前の本だ。

    野口健さんは当時まだ大学4年生。

    本の書名にもあるとおり、おちこぼれた子供、学生だったのが
    植村直巳さんの「青春を山にかけて」で立ち直り、
    世界最年少で7大陸最高峰登頂に成功する。

    そのことは多分ニュースでも話題になっただろうけれど、
    それまで、彼のことは知らずにいた。

    目的もなく、成績も悪く、けんかもし、そんな青年が山に登って、更生できた。
    すごいなと思って、彼の名前を覚えた。

    その後、スポーツのトーク番組でマッキンリーでクレバスに落ちた話をしたのを実際に聞いたり、ヒマラヤや富士山のゴミ清掃活動を続けている話を聞いたりしたら、話のおもしろさに、すっかりはまってしまった。

    あらためてこの本を読んでみて、細かな内容は忘れていて、また再び感動してしまった。

    熱があろうが、肋骨がおれていようが、彼を山にかりたてているものは何か。
    ただ、名誉とか記録とかだけではない。

    「なぜ苦労して山に行くの」
    と聞かれて、彼は、
    「平地にいるのは、だらっとしているねこと同じ。山にいくことで人間本来の動物本能がめざめ、
    ヒマラヤに住む動物のようになれる」
    といっていた。

    自分のためだけでもなくて、常にシェルパの生活も思い、
    彼らの中に入り込んで主従関係ではなくて、友人となろうとしている。
    富士山のゴミ清掃活動も、複数年にわたり、
    5合目から上はずいぶんきれいになったと聞く。

    ヒマラヤの酸素ボンベやテントのゴミ収集は、過酷な自然環境のため
    体がもたないらしい。

    それでも、山をきれいにする活動を続けている。

    すごい人がいるものだ。

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著者プロフィール

アルピニスト

「2017年 『震災が起きた後で死なないために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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