- 本 ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797671377
作品紹介・あらすじ
著者が語る「もう一つのローマ人の物語」。
国家の衰亡は外部要因で決まるのではない、すべては「自己改革の勇気」にある――塩野七生が独自の史観で描く「現代日本人のためのローマ史入門」。
感想・レビュー・書評
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(「BOOK」データベースより)
古代ローマ人と日本人、どこが同じでどこが違うのか。もう一つの『ローマ人の物語』。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
塩野ファンにとっては総体集のローマのエッセイ。共和制はどのようになりえたのかとか、皇帝は世襲制であったが、共和制と市民議会の承認なくしてなりえないとか、ローマを知らない人にとって、すごく身近に感じられる本です。わたしはマキャベリとチェーザレから入っていったけど、アウグスティス帝とかから簡単に歴史を学べ、簡単に知ることができるのも、塩野七生がいるからといっても過言ではないと思います。
ま、単に私が歴史小説が好きなだけかもしれませんが。 -
貴族が、「パトローネス」として、どれだけ多くの「クリエントス」の面倒をみていたか
カエサルがルビコンを渡るとき、副官ラビエエンヌスのみ去った カエサルの敵のポンペイウスのクリエントスだった -
ローマの歴史のダイジェスト版。とても面白い。でも、塩野さんのローマ人の物語を読んでいるのでちょっとあっさりしているので星3つ。ローマ帝国の拡大には弱者に対しての寛容さ、具体的には敗者を身内化することと、ところどころ出てくる優れたリーダーが冷徹に現実を捉え次の世界へ再構築していくことが大きく寄与していると思う。
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指導者に求められる資質は、次の5つである。知力。説得力。肉体上の耐久力。自己制御の能力。持続する意思。カエサルだけが、このすべてを持っていた。
イタリアの普通高校で使われている歴史の教科書には、これが書かれているとか。
ローマの歴史は面白いですね。この本を入門書として、続いて、是非、ローマ人の物語を読もうと思います。 -
「ローマ人の物語」を読んだ人は読む必要がない本。「ローマ人の物語」を読もうかどうかを迷っている人は、「ローマ人の物語」を読むことを勧める。「ローマ人の物語」に興味がない人はこの本を読んでも良いと思う。
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初めての塩野七生,面白い。
ローマ人の物語の助走で読むが、全15巻とは思っていなかった。
これに続けて読み始めることにする。 -
この本を単体で見れば評価はもっと高い。しかし、書いてある内容がほとんど『ローマ人の物語』前半部の総集編といったものなので、知っている内容ばかり。
唯一の新しいところは最後にオマケとしてある『英雄たちの通信簿』。ただここでの評価は他で言っていることと違うことも。変わらないのはカエサルが完璧であるこということ。 -
ローマ人の物語の前半ダイジェスト。
本編がまた読みたくなりました。
塩野七生の作品





