マーク・ピーターセンの英語のツボ

  • 集英社インターナショナル
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本棚登録 : 48
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797671759

作品紹介・あらすじ

オバマ、ベッカム、マイケル…名言/迷言が英語脳を刺激する。ワンランク上の英語を身につけるためのヒントがいっぱい。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったー!
    この人の著書にはほんとハズレがないなぁ。
    英語がテーマだけど、お勉強本じゃなくて、読みものとしてぐいぐい読ませる。
    取り上げられている例文も、時事ネタあり、文学作品あり、コメディアンや作曲家の言葉の引用もあったりして幅広くて飽きない。(古い本だから、時事ネタは、ちょっと古いんだけど・・・)

    料理の待ち時間(機械的に炒め物したり、お湯がわくのを待っていたりする時間)にちょっと、のつもりで読み始めたのだけど、やめられなくなって、読みかけの小説を放置して、こっちをイッキ読みしてしまった。

    こういう英語本をいつも求めているのだけど、意外にないのよね~。
    英語のマテリアルを見たり読んだりしていると、私には「肝心のパンチラインの意味が瞬時に分からない」ということがしばしばあって(「瞬時に」というのが重要)、大変に歯がゆい思いをするのだけれど、この本はそういうのを「ちゃんと分かっておもしろがれる」ための感覚を養うのに効く感じです。

    一番印象的だった例文は、意外にもジョン・ケリーの言葉。
    引用されているのは、大統領選出馬中とか国務長官時代の発言ではなく、27歳の時の「反戦ベトナム帰還兵代表」としての言葉。
    その若さに似合わないほどの知性に当時のマスコミが驚いた、と書いてあったけど、私も解説を読んでいてちょっと驚いた。というか、感動した。解説も一緒に読んでもらいたいので、ここでは引用しませんが。

    ケリーと言えば、アメリカの現職閣僚としては初めて広島平和記念資料館を訪れて、その後、オバマ来日の際に、その場所を訪問することを彼が強く勧めたと新聞で読んだのが記憶に新しいけど(と言いつつも、それももう5年前の話なのね)、「資料館が伝えようとしているメッセージを、ケリーはちゃんと理解してくれたんだなぁ」と当時ぼんやりとありがたく思ったものだが、この本を読んで、なるほど、もともとそういう人だったのか、と分かった。

    余談だけど、マーク・ピーターセンさんは、映画とかにはけっこう辛口で、時々おどろく。「『ノッティングヒルの恋人』という(本当は見る価値のない)映画では・・・」なんて書いてあったりして、ヒャーそこまで言う!と笑った。(私も同意見だけど)
    でも、昨今、単なる自分の好みを言うのにも忖度しすぎな人が多くて(たとえば本の評価の★を一切つけないことを美徳としているとか、5つ星しかつけないとか)、いわゆる「いい人に見られたい症候群」には辟易しているところがあるので、著者のそういうストレートなところも私は好きです。

  • かの有名な「日本人の英語」の著者が書いた本。
    また学生時代は和泉でときどき見かけたので、親しみがある。

    ただちょっと今回は、日本語にはない英語表現や、英語感覚の話が多く、実用的かという視点で考えると、自分にとってはまだ、そこまでという感じだった。

  • この人は英語と日本語の両方がネーティブでしかも文章力があるから、語学に興味がある私にはとても面白い。

  • /?day=20081010

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