親を送る

著者 :
  • 集英社インターナショナル
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本棚登録 : 60
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797672503

作品紹介・あらすじ

別れは突然やってきた。79歳の母と84歳の父を、義姉と女2人、迷いながら見送った半年間の物語。『さいごの色街 飛田』の著者が書き綴った「いい年の大人の、親との別れ」のドキュメント。

感想・レビュー・書評

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  • まだと思いながら、両親の事は気になっており、手に取る。著者の実体験をベースに、母、痴呆の父を送る話。延命、葬式、兄弟などの意見の相違など流れを読むことで体験でき参考になる。女性目線だからだろうか、動揺しつつも、淡々としている場面もあり、私ならもっとオロオロしてしまうだろうな。

    【学】
    入院はさせない方がいい
    葬儀も想定しておいた方が良い

  • 著者が知り合いだから読む。親の介護、葬式等々。老後になると人に頼らなければならないことがよく分かる。親の死に目に合わせたいよいう気持ちと、現在の生活を守りたいという気持ち。どちらに比重をかけるかはその人の人生観だろう。どちらが正しいかという判断はできないと思う。

  • 自分はその場で、何を感じるのだろう。重く辛い本ではあったが、今を立ち止まり、深呼吸さしてくれた。

  • 題名を見て読みたいと思いました。
    親を送る‥わかってはいても後悔することばかり。どれだけ両親に愛され、許され、受け入れられていたか。今度は私がしっかり親としての役割を果たさなければと感じました。

  • 身につまされる思いで読んだ。

  • 元気だった母の大やけどから、いきなり始まる両親の介護、そして見送りまでの4ヶ月間。
    親譲りの「開けっぴろげ」な性格のリッちゃんは突然始まったこの状況への困惑、怒り、感謝、後悔、揺れ動く自分の気持ちをあからさまなほど正直に綴る。「百人いれば百通りの親の見送り方がある。」と言われる。つまりこの本は、たったひとつの個人的ケースに過ぎないのだ。

    だけど、その個人的なエピソードのひとつひとつが、読者である「私」の記憶を激しく刺激する。見知らぬ人から掛けられた労いの言葉や、ちょっとした親切に救われたこと。すれ違う思いや、ゆっくりと坂道を下るように「死」へ近づいている母と現実の生活‥そのほか登場人物の名前を始め様々な共通点があり、込み上げる思いに何度も涙が溢れた。

  • 普段直視しないこと。
    でも人間誰しもがいつかは死ぬ。
    慌てないように準備しておきたいけれども、なかなか難しい。
    「ごめんなさい」と「ありがとう」
    結局そこになるんだろうなぁ

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著者プロフィール

1955年奈良市生まれ。タウン誌記者を経て、フリーに。長く暮らした大阪から2010年に東京に引っ越すも、たびたび帰阪している。
著書に『大阪 下町酒場列伝』『旅情酒場をゆく』(以上、ちくま文庫)、『新版 大阪名物』『関西名物』(ともに共著、創元社)、『遊廓の産院から』(河出文庫)、『さいごの色街 飛田』(筑摩書房/新潮文庫)、『葬送の仕事師たち』(新潮社)、『親を送る』(集英社インターナショナル)などがある。

「2016年 『関西かくし味』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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