- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797672503
作品紹介・あらすじ
別れは突然やってきた。79歳の母と84歳の父を、義姉と女2人、迷いながら見送った半年間の物語。『さいごの色街 飛田』の著者が書き綴った「いい年の大人の、親との別れ」のドキュメント。
感想・レビュー・書評
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著者が、ご両親を見送るまでの様子をまとめている。
私自身もそうだが、「いずれ親が死ぬ」ということはわかってはいる。
だが突然だと狼狽える。
著者も母親の急死に父親のケア…いろいろな人の手も借りながら仕事もしつつなんとか平常にと思ったところ父親までも逝く。
壮絶な介護や看取りというようなことは書かれていないが、亡くなるまでの著者の心情がわかる。
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著者が52歳の時、ご両親を続けて亡くした時の体験を綴っています。
とある出来事からある日突然、心の準備もなく著者のお母さんは危篤状態になります。
ブログにて詳しいレビューしています*
https://happybooks.fun/entry/2021/04/09/170000 -
いつか親を亡くす。
たぶんいつになろうと、ショックや悲しみや、戸惑いがあると思う。
本書はすごくリアルで、実際に起こったそのショックや悲しみ、戸惑いがつたわり、参考になった、と言うと待ってるみたいでいやだけど、、、。
パワフルな義姉さんと仲良しで何より。
やはり、こういうことは誰かと助け合わないとしんどい。
現実は亡くなるまでの介護、お金、治療、延命、家族意外の親族の意見、沢山の面倒ごと、体力的な負担もあるんだと思う。
書くことで両親の死ときちんと向き合い、整理できるのは羨ましい。
あとがきにある「さよならのあとで」は私も友人を亡くした時に救われた本。 -
85酒場の作品で好きになったライターの、作家としての一面を見た気がする。これがこの方の原点だったんじゃないかな。で、また酒場紹介も書いて下さい。待ってます
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文学
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まだと思いながら、両親の事は気になっており、手に取る。著者の実体験をベースに、母、痴呆の父を送る話。延命、葬式、兄弟などの意見の相違など流れを読むことで体験でき参考になる。女性目線だからだろうか、動揺しつつも、淡々としている場面もあり、私ならもっとオロオロしてしまうだろうな。
【学】
入院はさせない方がいい
葬儀も想定しておいた方が良い -
自分はその場で、何を感じるのだろう。重く辛い本ではあったが、今を立ち止まり、深呼吸さしてくれた。
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題名を見て読みたいと思いました。
親を送る‥わかってはいても後悔することばかり。どれだけ両親に愛され、許され、受け入れられていたか。今度は私がしっかり親としての役割を果たさなければと感じました。