- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797672565
作品紹介・あらすじ
ユニークな発想で新幹線から街の活性化までデザインする水戸岡鋭治氏。日本初の豪華クルーズ列車「ななつ星 in 九州」も人気沸騰。「ななつ星」製造のプロセスを中心にその仕事術を語る。
感想・レビュー・書評
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パン仕事以外の地域や家庭の仕事も大切にする。
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水戸岡さんのお仕事によって、私はJR九州のことも、地元である九州のことももっと好きになれてる気がする。そんな素敵なことってある?
「日本では経済重視の『米仕事』の人が圧倒的に多いんですが、私はできるだけ文化を持ち込んだ『花仕事』をしていきたいと考えているんです」
『米仕事』企業人としての稼ぎ仕事
『花仕事』公共的・社会的視点で行う金銭的代価を超えた仕事 -
安藤さんは信念を持って行くと言っていた
水戸岡さんも同様に感じた
違うのは自分の好みやアートじゃなく
人の事を考えての事だと
そして自然素材と伝統工芸がお好き
空間を美しく仕上げるより
落ち着く所 原点のような所を目指している
こんなおじさんが身近にいたら
洗脳されそうだなぁ
自分の意見を言えるように勉強せねば! -
九州出身の私にとっておしゃれで遊び心があるJR九州の列車は自慢です。
日本初のクルーズトレインななつ星のデザインを初めとして、JR九州の列車をデザインされた水戸岡さんのまっすぐな仕事哲学は心にズンと響きました。
九州では、ななつ星が通過するのを見かけると思わず手を振る方が多いそうです。
ななつ星が地域に溶け込み、観光客を歓迎し、地元の誇りになっている証拠ではないでしょうか?
街づくりのためのデザイン、そのために大事にされていることなどがひしひしと伝わってきます。
公共性が高い仕事をしてる方だからこそ「稼ぎ仕事と務め仕事のバランス」を重視されていることが説得力がありました。
「知恵を使おうとする情熱に人は動かされる。」
期限ギリギリまで良いものを作ろうとされる姿が、具体的な事例と共に書かれていて、自分の仕事にも刺激になりました。 -
経験がないんだったら、みんなの力を借りなくちゃいけない
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九州に行って全部乗りたい
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抜き書きして読み返したい文章が、其処此処にある。デザインは考える仕事である。仕上がりや見た目を飾るためのもの、と捉えている人に読んでほしい。
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七つ星の車両等設計者のエッセイ&仕事論。後1%でどうにかなるもんではない、とかひねくれた発想から手にとったが、極めて全うと思える(毒気のない、わかりやすい)思想。電車設計の技術的側面にはほとんど触れられず、少し残念ではあった。しかし、車両の図、写真が多く載せられていたのがとにかくありがたい。こだわりのポイントや、苦労した点などが臨場感とともに記されており、当事者気分で読めた。
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ななつ星、乗ってみたい