日本人の英語はなぜ間違うのか? (知のトレッキング叢書)
- 集英社インターナショナル (2014年11月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797672589
作品紹介・あらすじ
日本人の英語がオカシイ理由は、中学の教科書にあった!? ミリオン・セラー『日本人の英語』の著者が、教科書の問題点を鋭く指摘しながら、本物の英語を伝授する。英語を学ぶすべての人、必読の一冊。
感想・レビュー・書評
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辛口の度が過ぎて悪口になっているのが残念。
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後半の「So」の使い方と「論理の飛躍」についての箇所は、おかしくておかしくて、読みながら何度かププッと吹き出してしまいました。
文法書でこんなに笑える本ってそうそうないと思う! なんという良書。
この本の中で突っ込まれていた「sleep in bed」ですが、中学の時、「眠る」の英語訳としてこれを教えられて、当時「in bedって必ず言わないといけないのか? 布団で寝てても?」と子供心に疑問に思ったのをシッカリ覚えています。こんなところで、こんな形で、あの頃の疑問に出会うとは。
読みながらしょっちゅう「分かるなぁ、この間違い。日本語を先に考えて、それを英訳するとこうなっちゃうんだよね」と思いました。
そして、日本語と英語の構造の違いだけじゃなくて、そもそも日本の作文教育そのものに根本的な問題がありそうだな、と「どこまでも飛躍する論理」のあたりを読んでしみじみ思いました。
マーク・ピーターセンさんについては、「日本人の英語」以来、大ファンです。どの著書もすごくユーモラスで笑えます。そして、非常に分かりやすい。「日本人の英語」の冠詞の説明の部分を読んで衝撃を受けたのを思い出します。
この方の著書には、他の英語指南書にはない、すごく重要な何か、決定的に違う何か、があるんだよなぁ、といつも思います。それが何かは分からないから言葉にできないのですが。 -
日本人が間違いやすい基本的な英語の問題を取り上げている。その間違いの原因の多くが中学で習う英語に起因しているということを教科書の例文を挙げて指摘している。thatとitやmustとhave toなど基本的なものを簡潔に述べているので分かり易い。
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前に読んだ他の著作と一緒で、教えられる文法に段階的な制限があるから不自然な日本の教科書英語と、それたに影響を受けた大学生の英語の間違いから日本人が作りがちな誤ったあるいは不自然な英語について。時制や仮定法、theなどについて改めて勉強になった。
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日本人がよくやってしまう英語の間違いを丁寧に指摘してくれる。本作では中学の教科書などで良く出てくる誤用や不自然な表現を具体的に例示。日本の教科書やカリキュラムの問題提起にもなっている。そういえば、小学校低学年では習ってない漢字は自分の名前であっても書かせないとかあったなぁ・・・。そりゃ仮定法が苦手になるわけだ。
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日本人にありがちな英作文は、教科書の不自然な英語が原因だった、と著者は書いている。実際に教科書に載っている不自然な英語を例に、我々日本人には使い分けが難しい単語、また陥りやすい非論理的な文と文のつなぎ方など、わかりやすく説明されていた。
例えばsoとvery、itとthatなど。veryの代わりにsoを使ったりしがちだが、時にそれは不自然で大げさに聞こえてしまうことがあることが理解できた。また、日本語でよく使われる「〜ですが」をやたらbutでつなごうとしてしまったり、「〜なので」をやたらsoでつなごうとしてしまう癖も、ネイティブからしてみれば、不自然で論理的ではない、ということがクリアに理解できた。なんとなくもやもやしながら英作文する人にはぜひオススメしたい一冊である。 -
日本人の英語はなぜ、どれだけ不自然か。
むっちゃよくわかる。理屈として。
英語学習が、やっぱりおかしいんだよ。明治の頃の、英語文献を読むための要領が基本変わってないのかね。今は違うのかな。
仮定法と、過去完了が判らないと、英語表現のニュアンスがわからない。
なんか聞いたことあるけどなんだっけって感じなのだが、英語を勉強する方は、必読の一冊かと思う。 -
大学生が変な英作文をつくってしまう原因は中学校の教科書によるもの、という本。12ある時制のうち6しか教えていない、theの話、thatとitの違い、過去形の中で未来形を使うなど、教えている範囲の中で文章をつくろうと思うと無理が生じ、変な英語になるとのことだ。
教科書を素直に憶えてしまうと、間違ったままで大人になるというが、確かに弊害はあるだろう。 -
よく適切な単語と表現でと英会話で注意される。まさにここに答えがあった。やっぱり文法はとっても大切。
ただ本としては読みにくかったのです。 -
そんなに悪口言わなくても、、、