日本人の英語はなぜ間違うのか? (知のトレッキング叢書)

  • 集英社インターナショナル
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797672589

感想・レビュー・書評

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  • 日本人が間違いやすい基本的な英語の問題を取り上げている。その間違いの原因の多くが中学で習う英語に起因しているということを教科書の例文を挙げて指摘している。thatとitやmustとhave toなど基本的なものを簡潔に述べているので分かり易い。

  • 前に読んだ他の著作と一緒で、教えられる文法に段階的な制限があるから不自然な日本の教科書英語と、それたに影響を受けた大学生の英語の間違いから日本人が作りがちな誤ったあるいは不自然な英語について。時制や仮定法、theなどについて改めて勉強になった。

  • 日本人がよくやってしまう英語の間違いを丁寧に指摘してくれる。本作では中学の教科書などで良く出てくる誤用や不自然な表現を具体的に例示。日本の教科書やカリキュラムの問題提起にもなっている。そういえば、小学校低学年では習ってない漢字は自分の名前であっても書かせないとかあったなぁ・・・。そりゃ仮定法が苦手になるわけだ。

  • 日本人が間違えやすい、感覚的にわかりにくい項目を取り上げて説明している。冠詞などは今までに読んだことがない説明でわかりやすかった。ネイテブはこういう感覚でつかっているのだと少しでも理解できた。

    日本の英語教育とは何だったのか。これを読むと日本の「英語教育」が意図的に誤った英語を教えていることがわかる。自分に思い当たることばかりで泣けた。日本の英語教育はそもそも授業時間が足りないとか、文法・読解に偏りすぎという以前に、ネイティブから見て明らかに不自然な英語を堂々と教えていることが問題。それが原因で「日本人英語」には変なクセがついてしまった。英語学習には英語のマインドセットから学ぶ必要性を痛感した。
    実際の中学英語教科書から例文を引っ張ってきて、おかしい部分を指摘しているところに好感がもてる。

  • 読み物としては 興味深いものでした。英会話の出来るように…という目的ではなく、日本の中学・高校などの授業等が はらんでいる 危うさ・歪み について 垣間見ることができました。

  • 「まず必要となる文法項目として、過去完了形と仮定法と関係詞節非制限用法が挙げられますが...」耳が痛い。わかっちゃいるけど、ついつい使わないようにしてしまうのだ。今更、中学の教科書が悪かったことを言い訳にはできまい。

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