京都「トカイナカ」暮らし

  • 集英社インターナショナル
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本棚登録 : 134
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797672848

作品紹介・あらすじ

旅や京都人の裏側をコミカルに描いた作品で人気のグレゴリ青山が、都会と田舎の「いいとこどり」をした“京都「トカイナカ」生活"をマンガで紹介。京都ガイドとしても使えるコミックエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画家のグレゴリ青山さんが、京都市の隣にある、都会と田舎のいいとこどり=「トカイナカ」の亀岡市に移住するまでの経緯や生活の様子、離れてから感じる京都(市)の魅力について語った漫画エッセイ。

    京都は不思議なところで、京都市だけが突出して発展しており、次にかろうじて宇治市が続くくらいで、それ以外はほとんど他府県の人からの認知度がない小さな町で構成されているアンバランスな地域である。
    京都市在住の人も、京都駅より南、嵐山より北は京都ではないと思っている人が多いが、本中にもあるように、亀岡市は京都の街中まで電車で20分足らず、決して不便なところではない。

    グレゴリ青山さんは京都の街中で生まれ育ち、東京や和歌山で暮らしたのち、現在住んでいる亀岡市に落ち着いた。「スープの冷めない距離」とは、実家や義実家だけでなく、自分の生まれ育った町との関係性にも当てはまるのかもしれない。
    私も大学卒業後実家を離れ、いくつかの町を転々としたが、結局は実家からそう遠くないほどよい街中で落ち着いている。

    この本は、エンジョイ都会篇(京都市内のディープなスポットや個性的な本屋さんの紹介)、エンジョイ田舎篇(亀岡市での自然に包まれた生活の紹介)に分かれており、都会と田舎を行ったり来たりするグレゴリさんの「いいとこどり」生活が紹介されている。特にエンジョイ都会篇では、京都市内でずっと暮らしていては気づくことができず、遠く離れては知ることができなかった京都の魅力がたっぷりと描かれていておもしろい。
    この本を片手に普通の案内本には絶対載っていないような京都のスポットを巡るもよし、自然に近い手作り生活を見習ってみるもよし、さまざまな楽しめ方ができる本である。

  • トカイナカ私も賛同します!

  • 癒された。私は特に古本屋や本の話のところが好きだな。
    養蜂の話はいくつか、吹き出すシーンが(^^)
    やっぱりグレゴリ青山さんの漫画好き。亡くなった母も好きで、この本読ませてあげたかったなぁ。

  • 京都の本だと思って読んだけど、残っているのはなんでか日本ミツバチのこと。いつも思うが奇妙な鼻だw

  • 和歌山の田舎から引っ越した「トカイナカ」亀岡での暮らしの様子。楽しんで読んだ。京都市内生まれの京都人グレゴリさんが、田舎暮らしを経て「都会」としての京都の魅力をあらためて発見しているところが面白い。紹介されているお店やスポットがたいそう良い感じ。ちょっとほかにはない京都案内になっている。自宅での養蜂の顛末も詳しく描かれていて、読みごたえがあった。

  • 行ってみたくなるような京都のディープなお店も紹介されていて面白い。
    後半は養蜂の話だが、興味深かった。
    2014年に我が家の軒下に、まさしく分蜂ができたことがあって、この本を読んで「そういうことか!」と納得。

  • へぇえ~ いっときってけっこうな期間暮らしてたのだけど、知らなかったなあ... のこと多し。超興味深し。と思っていたのにいつのまにかミツバチについての薀蓄。

  • 私の現在の居住地も出て来ました。普通の街やのに、凄く素敵な街に見えました。

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著者プロフィール

京都生まれ京都在住のマンガ家、およびイラストレーター。『グだくさんのグ!!』『スケオタデイズ』をきっかけに、フィギュアスケートファンのフォロワーが急増中。

「2016年 『スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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