「泣き虫」チャーチル 大英帝国を救った男の物語

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797674392

作品紹介・あらすじ

「チャーチルには、それが弱点なのか強味なのか、よく分からないクセがある。……泣き虫。感きわまると目をうるませて涙を浮かべる。人前であろうとおかまいなし。弱味を見せてしまうなどとはまったく考えない」チャーチル生誕150年(2024年)! これまでに描かれたチャーチル像を覆す、著者渾身の評伝。※※目次より※※第1章 血と汗と涙と苦汁学校ぎらい/「ギヴイン」か? 「ギヴアップ」か?/「神の名のもとに告げる!」見え見えの《罠》第2章 血を流して戦う国民フランスの悲鳴/"ホーリーフォックス"/感涙にむせぶ/チャーチルVSケインズ/ヒトラーを使用人と間違えた男/謎の「進撃停止命令」/閣議室バトル/ダンケルクのヒトラー/毒ガスには毒ガスで!/ケネディ駐英大使の「最後」/"チャーチル謀略説"を検証する/初めて「母の地」アメリカへ第3章 ヒトラーVS地獄の悪魔《十字架上の日本》/日独伊三国同盟/「イギリス帝国主義野郎」/「日本は戦争を仕掛けてくる」/老政治家の熱涙/日ソ中立条約の舞台裏/ヒトラーが地獄に侵攻するなら/世界中を驚かせたチャーチル演説第4章 大統領という愛人独裁者の本音/「なんと無礼な!」/"愛人"の気まぐれ/マジック情報/ふたりの日本大使/「アメリカは参戦すべきでしょう!」/幻の日米トップ会談/「ハル・ノート」/タイムオーバーした《最後通告》/"卑劣な攻撃"に涙する/それぞれの「その後」第5章「敗北と不名誉とはわけが違う」主治医モーラン卿/史上初の東京空爆/運命のミッドウェー海戦/ルーズヴェルトに激怒/ロボットのようなモロトフ/マンハッタン計画/まさかのときの友こそ、真の友である第6章「ロンメル!ロンメル!ロンメル!ロンメル!」チャーチルもはまった落とし穴/内閣不信任案/エジプトへ飛ぶ/「この陰気で邪悪なボルシェヴィキ国」/"食えない相手"同士/エンド・オブ・ザ・ビギニング/オーバーロード作戦/イタリア降伏/テヘランのビッグ・スリー/チャーチルの帝国主義ショー第7章「ディス・イズ・ユア・ヴィクトリー!」ロバート・キャパ/ベヴィンという男/副首相の苦言/ヤルタ会談/アイゼンハワー元帥/「戦友」との涙の別れ/ゲシュタポ・スピーチ/史上最大のサプライズ※※著者略歴※※広谷直路(ひろたに なおみち)1942年生まれ。ノンフィクションエディター。東京外国語大学卒。集英社グループの元編集者。『PLAYBOY日本版』編集長、翻訳書編集長、集英社新書編集部長、綜合社代表などを経験。

感想・レビュー・書評

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  • コロナ禍に(遅ればせながら)海外ドラマを配信で見ることを覚え、特にイギリスを舞台にした連続ドラマ『ダウントンアビー』にどハマりしてからいつかはきちんとイギリスの近代史を知りたいものだ‥と思っていた。なんだかんだ日本とも関係が深く、日本の近代史にも「チャーチル」の名はしょっちゅう出てくるし。‥と言うわけで、ご縁のあった本書を手にとってはみたものの、とにかく情報量の多い本で、最初の頃は年代と名前を追いかけるだけでも精一杯で最後まで読めるか不安だったのが、途中から「もしやこれは映画の題材になったあのエピソードでは?」と気付いてからは日本人としては複雑な思いに苛まれながらも一気読みしてしまった。これまで顔と名前が一致する程度の知識しかなかったチャーチルのイメージが多面的になった。

  • 有り 289.3/チ/23

  • 戦いに臨めば決断 敗れたら反攻
    勝利にあっては寛容 平和に対する真心
    まさのときの友こそ、真の友である
    絶対屈服してはなりません 断じて断じて断じて
    Never give in never never never
    1941年 鉄鋼生産高 米 7500万トン
    英 1200万トン  日 700万トン

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