- 本 ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784797680126
作品紹介・あらすじ
英語がストレートな言葉だというのは、大きな誤解だ! 実は、繊細で丁寧な婉曲表現にあふれている。アメリカ人経営コンサルタントと国際ジャーナリストが、実践的で品格のある本物の英語を伝授する。
感想・レビュー・書評
-
外国人から「お前の名前は?」と突然聞かれたら、日本語がよくわからない外国人だなと思いますが、日本語をそこそこ理解出来てるのに終始こんな感じだと、品がない人だなと感じるに違いありません。
英語での会話も同様です。特に、ビジネスなどのフォーマルなシーンでは注意すべきです。
本書は、今流行りのグロービッシュ(簡単な単語だけでとにかく通じればいい)では、下手をすると大事な顧客や人間関係さえ壊しかねない危険性を指摘しています。
ってことで、日本人が間違いやすい言葉(suspect とdoubtでは真逆の意味になる)、差別を避けるポリコレ言葉、下品言葉の代替語(damn→darn、bullshit→garbage、it sucks→it stinks、asshole→jerk、shit→snap)などを紹介。
さらに、便利なフレーズ(what if節の動詞の過去形)、立食パーティでの話しかけ方や切り上げ方など、知っておけば重宝しそうな言い回しも多数紹介されています。
ネイティブとの共著なので内容的にも信用出来ます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話を切り出す際の言えそうで言えないお決まりフレーズ集といっても良いかもしれないが、実践において即戦力になる。
-
長い時間をかけて習得した言い回しがこの本にまとめられている。英語を使うことに対して気後れがなくなった段階で読むと良いと思う。
-
英会話はシンプルで良い、伝わりさえすれば良いという風潮が世の中の一部にある中で、品格のある英語を身につける重要性を説くとともに、用例を紹介している。
-
英会話はYes, Noをはっきり言うことだけが大事ではなく、人とのコミュニケーションなので言い方も大事
-
830.4/カ
-
英語を使い始めたタイミングで読むととても、参考になる。英語は思ってるほど単純ではなく、奥深い言語であり、話し方や内容、言葉のチョイスでその人の品格が表れることもよくわかった
-
2022年05月02日読了。
-
英語はシンプルで敬語や言い回しに気をつけなくてもよい言葉では決してないということが、強く述べられていた。
まず、英語はラテン系やゲルマン系などの諸語から語彙や構文をとり入れて発展してきた言語であるため、言語としては複雑で、文法の規則にも例外が多いという。
そして、語彙を豊かにすることはその人の話す英語の品格を高め、ひいてはその人の発言の信頼性や人柄を伝える大切な要素であり、英語のネイティブスピーカーも日々努力をしているのだという。
また、なんでもストレートかつシンプルに表現すればよいのではなく、英語においても、間接的に表現を和らげて表現することが、円滑なコミュニケーションにとっては重要である。
本書では、便利なフレーズや、仮定法の使い方、疑問文を平叙文に言い換える方法など、様々なポイントが説明されており、意識しながら話すことで随分相手への伝わり方を変えることができると感じた。
英語を日常の中で使うだけではなく、英語を学んで磨いていくことが必要なのだと改めて教えられた。自身としては、句動詞の表現を多く学びたいと感じた。 -
通訳ガイドとしてお客様と対面するときは第一印象がとても大事ですが、私はついpleaseを連発してしまいがちなので、失礼のない表現を学びたくて手に取った本です。日常や仕事で使える丁寧、婉曲、上品な表現の事例が解説されていて、言葉遣いへの意識を高めてくれます。
「ネイティブに英語がお上手ですねとほめられている間はまだまだ」という言葉が沁みました。
著者プロフィール
ロッシェル・カップの作品





