天文の世界史 (インターナショナル新書)

著者 :
  • 集英社インターナショナル
3.61
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本棚登録 : 257
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797680171

作品紹介・あらすじ

神話から最先端の宇宙物理まで。西洋だけでなくインドなど東洋、南米までを網羅した画期的な天文学の世界史! 天体ごとに章立てし、宇宙に挑んだ人類の奮闘と、科学的知見を描く。面白い逸話も満載。

感想・レビュー・書評

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  • たとえば1年とか1日とかの時間の長さの決め方とか、曜日と惑星の関係とか。天文学と僕たちの生活って案外、関係が深いんやなぁって思いました。

    昔の考え方では、月も太陽も惑星としていたそうで、へぇ~って感じです。

    明治時代の改暦の話がありましたが、理由がセコイ(笑)。困っていると為政者はセコイことをするのですね(笑)。

    技術の進歩が、人類の宇宙探査の範囲や対象を大きく増やしたんですが、その反面、謎が深まったっていうのが不思議です。宇宙はやっぱり神秘的なもんやなぁ、と思いました。

    1回読んだだけで、全部を理解できた訳ではないですが、楽しく読めました。難しい数式とかの記載はないので、数学嫌い・アレルギーの人も読めると思います。

    難しかったところもあったけど、楽しく読めました。

  • 面白すぎたしまた読み直したい

  • 天文と歴史をうまく結びつけた本。
    天文はかつて暦や世界観(宇宙観)をつかさどっていたおかげで、政治的・歴史的に重要な学問だ。

    内容はインドや中国・日本といったアジアのものや西洋の考えまでありとても面白かった。

    暦(年、月、曜日、時間、経緯度)といった大切なインフラを天体観測、天体軌道計算によって整備されていた。

    P.194
    ガリレオはオリオン座大星雲を観測した時のスケッチには星雲は書かれておらず、星しか書かれていない。
    これは「純粋な星雲など存在しない」と強く考えていたからだ。
    思い込みのせいで見落としたか、見えていたのに意図的に無視した可能性が指摘されている。
    →「地動説」を主張し固定概念と戦ったガリレオらしくない

    第6章 時空を超える宇宙観

    「宇宙」=「空間」=「スペース」
    宇宙空間を満たす物質「エーテル」
    →相対性理論が解決

    終章 「天文学」と「歴史」

    インドの科学史⇔西洋の科学史
    天文学では宇宙を扱うため国による区別がない
    例)ISS、望遠鏡、観測

  • 予定外の日食が起きようものなら朝廷は大混乱。それこそ天文学者の首が飛ぶ・・・
    天文の担当者たちがとった作戦は「多めに日食を予測しておく」というものです。・・・
    (間違った)ときは「皇帝の徳が優れているので日食はキャンセルされました」と言っておけば、怒られないどころか逆に喜ばれた

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この本を読むと世界中で天文に対する興味があり、研究したことがよく分かる。

  • 木星の公転周期12年と、十干十二支の関係。
    政治や宗教と、天文学や宇宙観との関わり。

  • 20180106読了

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