孤独のレッスン (インターナショナル新書)

  • 集英社インターナショナル
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本棚登録 : 137
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784797681192

作品紹介・あらすじ

孤独をいかに愉しむか?
17名の執筆陣が贈る、各人各様の孤独論!
少子高齢化や核家族化の進行、そして、2020年から猛威をふるう新型コロナウイルス。
現在、物理的、精神的に「孤独」を感じている人が増えているのではないでしょうか?
2022年、イギリスに次いで日本でも孤独・孤立対策担当大臣が誕生。まさにいま日本社会においても孤独は「対処すべき問題」として注目されています。
本書では孤独に向き合った作家の評論や、冒険や山小屋生活などで得た独自の孤独論など、総勢17名の著者が様々な孤独を語ります。
何気ない日常の、騒がしい街中で不意に襲ってくるあの「孤独感」はなんなのか?
決してネガティブなだけではない孤独の持つ「孤高のしたたかな世界」に浸れる一冊です。

【目次より】
lesson1 孤独上手たち
齋藤孝(教育学者)/仏陀に学ぶ、単独者としての作法
中条省平(フランス文学者)/孤独と追放――アルベール・カミュ最後の10年
奥本大三郎(フランス文学者)/永井荷風――独身者の悦びと不安
南條竹則(作家・翻訳家)/孤独の詩を読む――ポオとラヴクラフト
鈴木雅生(フランス文学者)/サン=テグジュペリ――人生と思索を鍛え上げたもの
岸見一郎(哲学者)/三木清と孤独
新元良一(作家)/ソロー『森の生活』が語りかける声
適菜収(作家)/孤独の哲学者ニーチェ

lesson2 いかに孤独と付き合うべきか
下重暁子(作家)/孤高の俳人 尾崎放哉と山頭火
岸惠子(女優・作家)/“孤独”を取り込み、自由に生きる
田中慎弥(作家)/引きこもり作家のリアル
高村友也(作家)/「意識の孤独」の手綱を引いて生きる

Lesson3 孤独の深層にせまる
林望(作家)/隠遁者の孤独
荒木飛呂彦(漫画家)/孤独のゾンビ映画論
石戸諭(ノンフィクションライター)/ジョン・ル・カレが描くスパイの孤独
吉川浩満(文筆家・編集者)/サピエンス――孤独な種の恍惚と不安
角幡唯介(作家・探検家)/単独行がもたらす究極の孤絶

感想・レビュー・書評

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  • ◯市立図書館より。
    ◯特に学びを得るようなところはなかったが、角幡さんの小エッセイが載っていたのはよかった。
    ◯紹介されていた三木清の「人生論ノート」、以前に100分de名著で紹介されていたこともあり、読んでみたいと思った。難しそうだけど…。

  • 斎藤孝が語ってるならと読んでみた。孤独な時間を過ごすことが出来たが、孤独の有意義さを悟るには至らなかった。

  • 独身はマイナスに語られがちではあるが、永井荷風のように生きられたら最高なんだろうと思う。ただし、先立つものが必要ではあるが。

  • 様々な分野の人たちの孤独に対する考え方がまとまっている書籍。
    一人ひとりの分量がかなり短いから読みやすい

  • 感想
    どれだけの才を持ち合わせても、どれだけの美貌を手に入れても。孤独は人間に付きまとう。耐えるという態度を捨てた楽しむという付き合い方。

  • 高村友也のエッセイはすばらしい。他のは本当に雑誌の軽い読み物という感じで、本にする必要はなかったと思う。高村くんに一冊書かせてあげてほしい。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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