図解入門よくわかる物理数学の基本と仕組み (How-nual図解入門Visual Guide Book)
- 秀和システム (2004年2月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798006987
作品紹介・あらすじ
数学の公式が物理や工学の分野でどのように使われているのか、やさしく、ビジュアルに解説。数学の応用力がつく一冊。
感想・レビュー・書評
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物理学科で
数学を学習していて
こんなのが何に役に立つのか
早く知りたいという人が読む本
一通り前野さんの教科書などで
力学、解析力学、電磁気学あたりをやっていれば
特に読む必要は感じない
数学と物理の関係のイメージを知るための
『物理数学の直観的方法』とか
『今度こそ納得する物理・数学再入門』
とは性質の違う本
ベクトルと行列、微分と積分、ベクトル解析、複素関数論、変分法、関数空間の6章構成
関数空間ではフーリエ級数展開やラプラス変換、
ブラケットベクトルなどを扱う
複素関数での、等角写像と電位の関係は
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大学物理での実用を意識した数学書。
網羅性、例題、噛み砕き方ともに申し分ないが、本当に使えるようになるかは怪しい。しかし、本書に触れておくことで、数学的なアレルギーは減るかもしれない。
残念ながら、数学的な満足感は得られず、物理での実用にも飛躍があることは否めない。複素関数論だけ初めて学んだが、私にとってはマストではなかった。 -
単に数学書を読むだけでは分からない物理的な数式の読み方がわかりやすく説明されていて良かった。
http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=213871 -
物理数学の入門書。2004年発行だが、今は同じ著者の、「物理数学がわかる」(ファーストブックシリーズ)が2010年3月に発刊されたのでそちらの方がわかりやすいかも?
内容は、1.ベクトル・行列 2.微分・積分 3.ベクトル解析 4.複素関数論 5.変分法 6.関数空間 と一通り扱っている。
理工系の人ならば1通りどこかでやっておくとよいと思う。 -
この本の特色は、一言で言えば図解の巧みさと美しさ。如何にして図を駆使して数学の概念をきちんと伝えるか、という著者の工夫と英知にあふれたこの本は、買って大正解だったと感動すら覚える。