ニンテンドーDSが売れる理由ゲームニクスでインターフェースが変わる
- 秀和システム (2007年7月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798016849
作品紹介・あらすじ
なぜ、テレビゲームにハマるのか?テレビゲームの中に隠された人を夢中にさせるテクニック、ゲームニクス。使い方を自然に覚えられる、使っていくうちに止められなくなる、ゲームに「ハマる」様に勉強に熱中させる。
感想・レビュー・書評
-
タイトルほどニンテンドーDSは取り立てられてはおらず、あくまでもゲームニクスの本。出てくるゲームタイトルや家電やなどが少し古いけど、「直感的な操作性」と「段階的学習効果」という本質的なテーマの部分は今でも参考になった。
Chapter2の「ゲームニクス理論」パートはゲームニクスの内容をだいぶ細分化して書かれているから1つ1つ読むのが億劫だったけど、Chapter3の「商品開発への応用」パートで、Wiiの初め10分くらいのチュートリアルの段階で紹介されたゲームニクス理論がほぼ網羅されていることを知り、WiiのUIがいかに優れているのかを改めて実感(物凄い伏線回収する映画を見た気分)。確かに、Wiiほどノーストレスの操作性を持ったテレビにはまだ出会っていない(そう思うとLGのマジックリモコンはWiiを参考に作った気がする)。
ただ、Chapter4の「教育分野への活用」はちょっとだけかじってみた感がすごい。おまけ要素として書いたんだろうけど、「とりあえず当てはめたらうまくハマった(かも)」というくらい抽象的で、参考にならない。この本が2007年に出てる分、今のゲームはもっと複雑だからその分進化したゲームニクス理論が生まれているはずで、実用的になっていると期待。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ゲームニクス理論を構築す具体的なゲームにあてはめて解説している。
音楽やアニメーションなどが飽きさせない工夫とともにうまく構成されていることがわかる。
ゲームは褒めるメディアということから教育にもうまく活用できる。 -
ゲームニクスという考え方は他の分野(特にweb業界)に有効かと思います。
-
自分のある種バイブルともなった本。ゲームって何が楽しいの?っていうひとこそ読んで欲しい。楽しむ行為の奥深さと配慮の行き届いたおもてなしの仕方が学べます。
-
ゲームニクスの各論。くどいくらいの実例。
成功例にとらわれてUIしか見えていないところが、昨今の「ゲーミフィケーション」のような波及効果を得られなかった原因か。 -
ゲームニクス理論の4要素にそった実例多数。カラーで読みやすいです。
-
ゲームのUIに関する本でした。読むとゲームは、ここまで考えられていたのか! と思いました。正直もう感動物です。プログラムを作る人、デザインをする人は、一読の価値があると思います。
-
ユーザビリティ向上のためにWebサイト制作でも参考にすべき内容。一部やや後付けっぽい理論もあるが・・・
-
この手の本はどうも後付感が否めないものの、DSがどうというよりゲームが如何に考えらえて作られているのかという点において、なるほどと頷ける点がり面白い。
-
確かに、ゲームから応用できることは多そうだ。応用というか、見習ってほしいところというか。仕事関連。