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本 ・本 (152ページ) / ISBN・EAN: 9784798021713
感想・レビュー・書評
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国土交通省の全体像をサクッと理解するには手頃な一冊。しかし、いかんせん中身が薄すぎる気がする。また、タテマエの部分しか書いていない感じで、実際どんな仕事をしているのかはイメージしにくい。
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日本の省庁の名前は日常のニュースなどで聞いていたが、実際それら各省庁が何をしているかについては漠然としか分かっておらず、また別に深く知ろうと思っていなかった。 たまに紙面をにぎわす防衛省、厚生労働省ならばいざ知らず、国土交通省は全くをもって興味がなかった。 しかし、自身で不動産投資をする際に、個人的には思わぬところで国土交通省が登場し、それ以来気にはなっていた省ではあった。
2001年(平成13年)に旧運輸省、旧建設省、旧国土庁、旧北海道開発庁が統合されて国土交通省になったわけだが、記憶を紐解いてみると、統合されて名前が国土交通省になるというニュースを覚えている。 その当時はネーミングが今ひとつということで批判を浴びていたと記憶している。
冒頭に省庁の組織図が出ているのだが、いやはやこんなに多岐わたる業務をしているのかと驚く。
内部部局には、国土の開発に関するものとして、「国土計画局」、「土地水資源局」、「都市地域整備局」。
交通関連では、「道路局」「鉄道局」「航空局」、「自動車交通局」、「海事局」、「港湾局」
また、それとは別のラインの組織(外局)として、「観光庁」「気象庁」「海上保安庁」「運輸安全委員会」などがある。 国民の生活を支えるインフラ(基盤)系がすべて国土交通省の下に来ている感じである。
ある意味縁の下の力持ち的な省庁ではあるが故か、成果が表に出づらい一面があるようだが、折角の実績は目に触れるようにして欲しいものだ。(実際は「○○白書」が報告書になるのだが)
また、国土交通省のHPで色々な統計が公表されているようなので、機会があれば活用したい。
本書はポケット図解だけあって、分かりやすく編集されている。 この様な国家機関は小難しく感じるのだが、本書を読む限りは全くその様な感触を受けなかった。実際ここでどのような人が働いているかという情報も盛り込まれており、ちょっとは親近感が湧いた。
著者プロフィール
秋山謙一郎の作品





