世界一わかりやすい金融の教科書

著者 :
  • 秀和システム
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798029689

感想・レビュー・書評

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  • お金の概念の説明から、金融商品のそれぞれの意味の説明などがかなりわかりやすく丁寧に説明されている。
    まったく金融を知らない人が読む入門書には最適。

  • 金融の基本が例えを用いながらわかりすく解説している。
    目次を見るだけでも、わかりやすさが伝わると思うので載せておく。

    第1章 経済の血液としての金融~「おカネ」というコンセプト~

     1.おカネの役割 ~物々交換は面倒で、運搬も大変~
     2.遠隔地へ送金 ~現金がいろいろなところにあると便利~
     3.決済と預金 ~帳面の上でおカネを動かすことで安全に~
     4.日本銀行と決済 ~銀行同士でおカネをやり取りする~
     5.海外送金と外国為替 ~アメリカからの送金はどうやるの?~
     6.紙幣・貨幣の役割 ~1万円札を印刷するのにかかるおカネ~
     7.手形と小切手 ~「紙」の上に「権利」が載る意味~

    第2章 資金を融通する働き~足りない人におカネを回す仕組み~

     1.借りたモノは返さなきゃ! ~現金レンタルとレンタル料~
     2.金利は動く ~新作DVDのレンタル料が旧作よりも高い理由~
     3.マクロ的な預貯金の役割 ~余らせる人と足りない人~
     4.企業活動と株式 ~会社は他人のおカネで成り立っている~
     5.直接金融と間接金融

    第3章 金融機関とその役割~人のおカネを集めて使う仕事~

     1.預金を預かる金融機関 ~メガバンクだけが銀行ではない~
     2.預金保険と貯金保険 ~1000万円の預金にはリスクが…~
     3.金融機関としての保険会社 ~預かったおカネを返すだけ~
     4.金融機関と財閥 ~歴史の教科書の話ではありません~

    第4章 証券投資の仕組み

     1.証券取引所と上場 ~上場会社のいいことはなんだろう~
     2.債券の役割 ~借りたおカネは返さなきゃね~
     3.債券の利回り ~実質的な利息を計算してみる~
     4.株と債券と証券会社 ~証券会社がやっていること~
     5.投資信託の役割 ~1億円の宝くじがあたったら~
     6.REIT ~不動産を対象とした投信~
     7.ヘッジ・ファンド ~巧みに儲けるカラクリ~

    第5章 世界一やさしいデリバティブ講座

     1.パパの帰宅時間とママのご機嫌の因果関係
     2.梃子の原理で大きな利益を ~デリバティブとレバレッジ~
     3.個人で小額から始めるデリバティブ ~先物取引とミニ取引~
     4.レバレッジも高いFXの仕組み

  • たしかに世界一わかりやすい本だった。
    しかし、いったん読んだらすぐに古本屋いきになる程度のものだった。
    高校生の政経の副読本などにはもってこいの内容だろう。
    <特記事項>
    ・ペイオフでも全額保護される預金がある。
    ・同一銀行内なら、支店が違っても全部合わせて普通預金1000万円まで、となる。
    ・EDINET
    ・日経平均もそれ自体が大阪証券取引所に上場されている。
    ・CFDとは。

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著者プロフィール

永野 良佑(ながの りょうすけ)金融アナリスト1967(昭和42)年愛知県生まれ。1989(平成元)年3月、一橋大学経済学部卒業。外資系金融機関を中心に、ストラクチャード・ファイナンス、クレジット・トレーディング業務に主に従事。著書に『プロが絶対買わない金融商品』(以上、扶桑社)、『セールスマンが教えてくれない金融商品の仕組み-危ない商品はこう見分ける!』(中央経済社)、『これでわかった! ファイナンス お金に関する基礎知識から、最新の金融理論まで』(PHP研究所)、『これだけは知っておきたい「金融」の基本と常識』(フォレスト出版)、『20代からのファイナンス入門 - お金がお金を生むしくみ』(ちくま書房)、『世界一わかりやすい金融の教科書』(秀和システム)など多数。

「2020年 『金融のプロが教える コロナ暴落後の必勝投資術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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