これだけ!高校物理 力学編

  • 秀和システム (2015年3月19日発売)
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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784798043012

感想・レビュー・書評

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  • 必要に迫られて行う勉強。例えば、仕事のためとか受験のためとか、何かを成し遂げたいから、とか。そうではなく、単に学ぶことが純粋に楽しいという動機もある。受験勉強していて物理は試験科目にないから「眺めるのも時間が勿体ない」という時があった。何だか教育として本末転倒という気がしたが、今そうしたものから解放されて、自由に時間が使え(一応働いてはいるが)、学ぶ幸せを噛み締めている。で、青春にやり過ごした物理。

    本書は、やり過ごし組にも優しい内容。常識だろうとか、簡単過ぎるとか色々あるが、自分にはそれ位のレベルがちょうど良い。

    ー 落下運動は等加速度運動なので、等加速度運動の公式をそのまま使うことができる。加速度がゼロということは、ずっと動かない静止か、同じ速度で動き続ける等速度運動ですね。このことを逆に考えると、物体の運動が静止または等速度運動の場合、その物体にはたらく力の和はゼロだということになります。

    ー 物体にBにはたらく力でなりたっていることがわかりますね。話は変わりますが古典力学をまとめた科学者のニュートンは、運動の法則として3つの法則を決めました。第1法則は「慣性の法則」第2法則は「運動の法則」(運動方程式)、第3法則は「作用反作用の法則」です。

    ー 浮力は、そこにあったはずの水の重さに等しいこれをアルキメデスの原理といいます。また浮力の公式を見てみると、質量mについては「沈んだ部分の物体の体積」と書かれていますね。浮力の公式の体積V物体は物体が沈んでいる部分の体積を使うことがポイントです。

  • 図書館で借りた.
    物理難しい

  • 請求記号 420/Ku 96

  •  物理の公式について、その公式となった理由やそのように考える事ができる理由といった、「なぜ?」が次々と解決されていく。そして、力の向きさえ間違わなければ円運動をする振り子の動きやバネの振動に関する問題も簡単に解くことができるということが示されている。もちろん力の向きがどうしてそうなるのか具体的な例で示されているので間違いなく解答にたどり着くことができる。物理とは実はこんなに簡単なものだったのかということに驚かされる。こういう本が高校生の時に欲しかった。

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著者プロフィール

共立女子中学高等学校教諭。「物理からぶつりへ」を合言葉に、物理を生徒と一緒に楽しんでいる。その他にも検定教科書や教員向けの授業法、教員採用試験の講師など、活躍の場は幅広い。

「2020年 『きめる!共通テスト物理基礎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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