- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798045498
作品紹介・あらすじ
なぜ、日本の潜水艦は世界最高水準と言われるのか?秘密は、緻密・精密・静粛。海の忍者を解剖する。日本の潜水艦と潜水艇の仕組みと技術がわかる。潜水艦で働く人々の使命と仕事と生活がわかる。潜水艦の設計・建造・メンテナンスまでわかる。
感想・レビュー・書評
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【所蔵館】
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https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000963402詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
潜水艦の形状、潜航、浮上、動力、操縦、探知と被探知防止、通信、生命維持など潜水艦に欠かせない技術に関して、その初歩を説明した本である。
それらの周辺技術についても触れられているが、ミサイルや魚雷などの武器関連は解説していない。本書のような乗り物としての潜水艦メカを解説した本は見かけたことがなかっとので、とても興味深かった。
なにしろ潜水艦は秘密の塊であり、製造できる国も限られていて日本では2社しか作れないので、専門家が少ないうえに機密保持の点で語られてこなかったのだ。専門家以外は目にする機会さえ少ないので、知ったかぶりさえ難しいのだ。
本書の作者は、そのうちの1社で潜水艦設計を担当された方で、機密に触れずに、潜水艦の基本を解説してくれたのだろう。そのような理由から類似本がたくさん出るとは思えないので、本書は貴重である。潜水艦に少しでも興味がある人は、ぜひ読むといいだろう。 -
請求記号 556.97/Sa 66
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今までありそうでなかった潜水艦の入門書。元川重のエンジニアがやさしく解説。
機密事項は何が該当するかはあっても当然機密そのものの漏えいはなし。とはいえ3DCAD図とか出していいのか、と思える図がなくはない。
潜水艦の技術的な話の他、自衛隊での運用とか潜水艦乗りの資質とはとかまで話が及んでいてとてもためになった。
初版は少々誤字脱字あり。