図解入門業界研究 最新コンサル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第4版]
- 秀和システム (2017年3月10日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784798049434
感想・レビュー・書評
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まとまってはいるが、著者の過去の体験が年老いている感じを与える
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桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/651323 -
あまり頭に入ってこなかった。
コンサル業界とかかわる仕事が始まるので手にしたので、業界の住み分けと変遷のあたりだけ参考にした -
概観はなかなか良かった
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・業界の転機
①エンロン事件
会計会社アーサーアンダーセンの不正監査。
経営コンサルティングと監査を同じ会社でやっていた
②戦略立案だけでなく、実施まで請け負うようになった。
・SAPジャパン認定コンサルティング
・ITを変えても、それが経営につながるものでなければ意味がない。
・「日経ソリューションビジネス」
・システム構築の違い
アメリカ:クライアント側がRFPを書く
日本:RFPは書かない。あうんの呼吸で進める。仕様書はベンダ側で作る。
・コンサルの仕事
①課題の解決策の提示
②①の実行
・コンサルに必要なものは何より人に対する好奇心。
話相手になるので人間性も問われる。クライアントが自分を信用して正しいことを教えてくれるか?
・プロポーザル=提案書
・コンサルタントとは、特別な分野に対するプロのこと。
・コンサルの条件3つ
①専門性
②倫理(信用してもらえるか?、コンサルの口止め料)
③感動の創造(さすが!といってもらえること)
⇒コンサル業界の最近のトレンド。理詰めだけではなく、人を動かすために
”感動”がキーワードに
・コンサルの基礎能力がないと入社は難しい
・コンサルへの転職でよくあるパターン
中小コンサルに数年勤めてから大手コンサルに転職するケース
行政機関で調査能力をつけてから転職
・コンサルになりたい人には、まず今勤めている会社でコンサルができる人材になることを
進めている。
・人材紹介は、大手ファームにパイプがある会社を選ぶ。
「XXXに転職したいのですが、御社で推薦していただけますか?」と質問する。
・企業がコンサルを使うときは?
①自分たちでは解決が難しい問題がある
②新しいことをやりたいので、ノウハウを吸収したい
⇒クライアントから圧倒的に抜き出ることが必要
・コンサルは市場調査の専門家でなくてはならない。
現状を正しく認識しないと課題を解決できない
・レーガン大統領の競争力委員会
・コミットメント
・マーケティング(市場調査)はコンサルの生命線
・コンセプトの評価は市場の競合との関係できまる相対的なもの。
相対性を正しく把握するためにも市場調査は必須。
市場を理解するためには方法は1つしかない。それはリサーチして考えること。
・戦術に飛躍は必要ない。必要なのはしっかりと1つ1つ積み上げていくこと。
・戦略の策定
マイケル ポーター 「5つの力」
・戦略思考
・IT系コンサルファールの分類
①SI系
受託開発。PMO。
だいだい要件定義から実行まで行う。
IBM
EDS
NTTデータ
NECソリューションズ
②パッケージ系
パッケージベンダの導入、保守を実行するサービス部門が
コンサルをやろうとしている
SAPジャパン(ERP)
日本オラクル(ERP)
③インターネット系
WEBサイトとか
■コンサルファール一覧 -
コンサルティング業界を改めて知ろうと思ったのがきっかけでした。
内容的には期待値通りで俯瞰するにはよい書籍です。
網羅的にファームについて説明されており、この点については他にあまりない内容だと思います。(需要もあまりない?)
「コンサルティング」業界とは不透明な世界ということもよくわかりました。やろうと思えば誰でも自ら「コンサルタント」を名乗れますし、その対象ドメインもとてつもなく広いですね。(ITコンサルから食育コンサル…なんでも名乗れます)
市場規模は2015年で25~30兆円、内米国は12~15兆円、日本は約1兆円だそうです。
傾向としては拡大中で、今後もその傾向が進むとみられています。
コンサル業界をサクッと知るにはお勧めです。 -
動向はぼんやりとは分かるけどカラクリまでは…
中の人からすると、ロングタームの案件がどれくらいの収益シェアを占めてて、どんな仕事なのか、というのが大事な情報で、そこが書かれてないよなー、というのが残念でした。
コンサルファームも手を広げすぎてて、人材の質が足りてないというのが現状なのではないだろうか。
廣川州伸の作品





