- 秀和システム (2024年9月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784798073118
作品紹介・あらすじ
☆☆☆世界最大のビッグイベント【アメリカ大統領選挙】を☆☆☆
☆☆☆カリスマ世界史講師が「本質」と「行末」の観点から斬る☆☆☆
歴史を紐解けば、国際情勢の真相や、
今後の行方が見えてくることが多々あります。
そして、世界で最も強い影響力を持つ政治家は、
間違いなくアメリカ合衆国の大統領です。
つまり、アメリカ大統領選挙の歴史を知ることで、
世界が今後どうなっていくかを知ることができるのです。
☆☆☆アメリカ大領領選挙にはどんな特徴があるのか?☆☆☆
☆☆☆「歴史視点」は現代の私たちにどんな効果をもたらすのか?☆☆☆
じつはアメリカ大統領選挙には、ある一定の法則性があります。
「こういう展開になると民主党/共和党が勝つ」とわかるのです。
また歴史を読み解くと、選挙に勝った大統領が、
「たいていこういう行動をしていく」ということもわかります。
それを可能にしているのが「歴史視点」です。
本書において、著者は27の歴史視点を提言します。
いずれも11月の大統領選挙と、
その後の大統領の言動を読み解くために、
身に着けておきたい「ものの見方」です。
この本を読むことで、今まであまり知ることがなかったアメリカ政治史を把握でき、
かつ現在の国際情勢に明るくなり、今後の世界の行方について予測を立てられます。
ニュースの裏がわかり、教養が深くなる1冊です。
【もくじ】
第1章 二大政党制の成立
~「連邦派」と「反連邦派」を経て「共和党」と「民主党」へ
第2章 覇権国家への野望
~中立主義から帝国主義となり 第一次世界大戦で飛躍
第3章 覇権国家への道
~イギリスを追い落としつつ 合衆国に都合のいいルールを作成
第4章 狂騒の20年代
~「 日本潰し 」を徹底しつつ 世界大恐慌から第二次世界大戦へ
第5章 冷戦時代
~時勢による一定の法則性を 持つようになった大統領選挙
第6章 ポスト冷戦
~短い「 一強時代 」を終え 、 ついに覇権国家の座を降りる
第7章 そして現代
~「 死に至る病 」に取りつかれた 合衆国の暗い未来
感想・レビュー・書評
-
図書館の新刊コーナーで出会った本。
建国の時代から現在までのアメリカ政治史を知ることができました。
さすが、予備校講師(なのですよね?)、イラストと合わせてとってもわかりやい!!
勉強になりました!。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろかったー
表現がおもしろいね
032
西漸運動とモンロー主義
西漸運動というのは
「インディアンに対して、虐殺、殺戮、駆逐、の限りを尽くして、彼らの土地を奪いながら、国政として植民をすすめたもの」
036
キューバのハバナ湾に停泊していた米艦メイン号が、爆沈し、米兵266名が死亡
ホワイトハウスは証拠もなく「スペインの機雷攻撃」と決めつけ、マスコミを使って煽りまくる
リメンバー・メイン!
リメンバー・メイン!
「短い言葉繰り返し連呼させる」のは、無知な大衆を扇動するのに最も簡単で効果のある手段
扇動政治屋デマーゴスの常套手段
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「短い言葉繰り返し連呼させる」
リメンバー・パールハーバー!
リメンバー・パールハーバー!
Make America Great Again!
Make America Great Again!
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050
セオドア・ルーズベルトは、帝国主義外交の基本方針について「棍棒を担いで穏やかに語る」とヤクザ丸出しの発言を繰り返し
196
トランプの一貫した政策の根本は
アメリカ・ファースト
大型減税をかけたのも
パリ協定から離脱したのも
コロナ対策を軽視したのも
オバマ政権の「世界の警察をやめる」を継承したのも
すべては
Make America Great Againのため
好戦的な外交は、多くの敵を作り
金正恩との会談は結局なんの成果も生まず
大型減税は一時的な景気回復の効果はあったものの弊害として財政赤字を過去最大にまで膨らませて経済を傾かせ
コロナ対策軽視がコロナ蔓延を深刻化させて経済の冷え込みに拍車をかけた
公約「メキシコの壁」も中途半端に作っただけで完成させられず、費用をメキシコに出させることなど実現できるわけもなく
選挙中の数々の公約は何一つ大きな成果を生むことなく
失策、陰謀を指摘されれば「フェイクニュースだ」と喚き散らすだけ
215
衆愚政治の末路
トランプのしでかした議事堂襲撃事件を
ムッソリーニ、ヒトラーの政変になぞえましたが
彼らもまた国民からの熱烈な支持でのし上がってきた者たちです
1932年、ヒトラーに票を入れたドイツ人と同じ
しかし、4年の時を与えて何物もなし得なかった事実をもってしても、彼が単なるデマゴーゴスだということが見抜けず、さらに4年の時が経過しても、依然としてトランプ候補への支持は熱い
紀元前5世紀に、絶頂期を迎えたアテネにも酷似してる
50年期ペンテコンタエティアと呼ばれるアテネの繁栄は、扇動政治屋たちによって引っ掻き回されて衰亡の一途を辿ることになった
衰亡の只中にあっても、アテネ市民たちは、自分たちが熱烈に支持してるデマゴーゴスが、デマゴーゴスであることを気づかず、
アテネ滅亡のその日まで、熱烈に支持し続けた
これぞ、衆愚政治オクロクラティアの末路!
歴史は繰り返す
今の合衆国も、典型的な衆愚政治に落ちぶれて、いよいよ、衰退期に入ったようです。 -
大変、読みやすい構成でアメリカ大統領選挙を見越して、今まさに読むのに絶好のタイミングだった。特に民主党と共和党の交代劇は、初代大統領からどの党が与党だったかを並べてみて知り得ること。大統領からみたアメリカ史を学べるのは、いままでの書物と観点が異なり趣深かった。
著者プロフィール
神野正史の作品
