コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press)

  • 翔泳社
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798103433

感想・レビュー・書評

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  • 企業の内外での実践コミュニティに関する本。

    かなり前にコミュニティ・オブ・プラクティスという概念を知って、それをイメージしながら、会社を超えた実践・学習のコミィニティを作った。

    が、恥ずかしながら、こっちの本は、これまで読んでいなかった。

    遅ればせながら、読んで、今となっては、当たり前な感じかな〜。

    コミュニティの運営の難しさと面白さが、「そうそう」な感じでまとまっている。

    新しい発見はあまりなかったけど、これから何か始めようという人には、参考になると思う。

    この本の良いところは、コミュニティの良いところだけでなく、問題になりやすいところもちゃんと書いてあること。

    そこもしっかりおさえるのは、とても大事。

  • 2007/6/7

    現在,大学で週一回,ビブリオバトルと言う名の,
    書評会と研究会の融合会みたいなことをやっている.
    そこで,Y君が紹介した,コミュニティ・オブ・プラクティスが第一回のチャンプ本に選ばれたので,斜めに読んでみました.

    ハーバードビジネス書なんすが,実践コミュニティという部署を横断した比較的インフォーマルな組織をつくることで,
    知識の伝播と創造を助けようという話.
    僕自身の経験から言っても知識労働者が得る情報は定常業務の中ではいまひとつリッチにならなくて,
    組織を抜けたところに初めて共鳴できる人材がいることが多い.
    そういう意味で重要だとおもう.

    IT使った一時前の形式知一辺倒なナレッジマネジメントに対する対立軸として非常に重要だと思う.
    ただ,本書の言及できている点は実践的であり,深みや理論はそんなにないという感じもしました.
    どーなんでしょうか.
    ビジネス書と学術書はやっぱりベクトルが違うなあ.

  • 社内コミュニティを構成し、知識経営を推進するための実践的教科書。

    10年ほど前の書籍ですが、社内コミュニティの教科書として、組織の壁を越えられず、従業員同士の有機的な結びつきに課題を持たれている企業にとっては、学ぶべきことが多く記された良書だと思います。

  • 学習する単位=実践コミュニティとして、コミュニティ的な考えの組織への適合を試みた画期的な書籍であろうと思います。その意味で、『学習する組織』の上位的な位置づけに見えます。コッター言うところの組織におけるインフォーマルなネットワークによって作られた単位が実践コミュニティ(Community of practice)と言えますが、コッターの言う改革のためのネットワークと違うところは、実践コミュニティそのものが学習し、成長し続ける存在としたところで、『学習する組織』と全く同じ主張が見られます。またその単位が、生物の生存のように、誕生→成長→成熟 と段階があると言う指摘も『学習する組織』に共通しています。違いは、本書は組織に置いてどのようにコミュニティを位置付け、どのように扱っていけば、継続的な学習に繋げられるかを論じている点です。『学習する組織』では、学習単位をコミュニティとは限定しておらず、なんだかの組織単位の中における学習のためのツールについて論じていると言う感じでしょうか。しかし、『学習する組織』における「自己実現」を突き詰めると実践コミュニティ的な動きになると言う点で、それぞれ同じ価値基準で組織をミクロとマクロでとらえたような、一つの目標に対する相互補完的な解説の関係のようです。

    本書では、実践コミュニティは、1) 領域 2) コミュニティ 3) 実践と言う3つの構成要素から成り立つとし、各成長段階における、それぞれについての運用方法を提案しています。とりわけ、実践コミュニティをサポートする「コーディネーター」の必要性を説いています。コッター的な文脈であれば、コミュニティ・リーダーがコミュニティを引っ張り、コーディネーターが実組織とのリンクや、ビジネスとの整合性といった、コミュニティの構成員が気持ちよく動けるように、縁の下の力持ちとしてのマネージメント的な役割を実行します。それらを、ゼロックス社や、フォード社と言った事例を交えて解説しています。『学習する組織』もそうですが、これらインフォーマルなコミュニティによる学習単位のアイディアは、寧ろアフターファイブや社内運動会などの<会社以外の>コミュニケーションを重んじてきた日本的企業経営にヒントを得られているように見えます。それらが分析され、こうして米国の企業で、まさに「実践」されて体系化され、Apple、Googleを代表するような米国ビジネスの成功に繋がっているとするならば、とても皮肉なことです。

    本書の最終章では、世界を学習する単位として捉え、世の中を複数の実践コミュニティの集合体とする試みを述べています。そして、最も実践できる単位として企業組織を選んでいる(に過ぎない)とまで言っています。この文章には、個人的にはとても共感しました。社会起業のような実践も、実践コミュニティのインスタンスと考えるのは、私だけではないでしょう。世の中が本当の意味でボーダーレスに学習していく姿になっていくことが、本書の隠れたゴールでありましょう。

  • 一部で勉強会ブームが起きている今だからこそ、チェックしておきたい、コミュニティ形成の基礎論。

    片手間には読めない、非公式コミュニティ運営方法。
    従来の社内コミュニティは、社内の人間だけが参加していたが、
    この本が提唱するのは社内外の専門家や社員を引き込んだコミュニティをつくり、かつそれを企業の公式組織とリンクさせること
    P22公式組織とインフォーマルネットワークが共存するのが理想

    第一章実践コミュニティについて なぜいま重要か
    P33実践コミュニティとはあるテーマに関する関心や問題、熱意を共有しその分野の知識や技能を持続的な相互交流で深めていく人々の集団
    一緒に仕事はしなくても相互交流に価値を認めるから集まる
    情報や洞察を分かち合って問題解決に
    自分たちの状況や野心やニーズについてはなす
    アイデアの可能性を探る
    P38知識と情報を混同しない
    専門技術の向上には同じような状況に直面する人々との交流が必要

    第二章実践コミュとその構成要素
    P66友人グループとコミュの違いは、
    コミュのメンバーは領域を共有することで知識に対する責任感を覚え、その結果責任をもって実践を生み出す人のこと

    P129コミュの結成前にメンバーのインタビューで、関心事を引き出す
    インタビューはコミュの私的空間を作り始めるチャンス
    一人ひとりの結びつきを作ればそれはネットワークに

    P149コミュの目的をどこに維持するかを常に明確にしておく
    メンバーの負担にならないように
    コミュの役割はそのときに応じて変化していく
    P159加入のプロセスや容量は慣例に
    新しいメンバーに対して説明するのが難点。
    既存メンバーの1人を引受人にし、基礎知識を教えればいい
    P160最先端の問題に焦点を起き続けるべし
    そこでえた知識は体系化する
    コミュニティの司書が必要
    ・関連のある記事や書物、事例、データに目をとおす
    ・データの検討と選択、概論や論評、注釈などの執筆
    ・データをコミュ内で体系化
    ・実践者たちの求めに応じて役に立ちそうな資料を探す

  • 「流れる水は腐らず」と言うが
    経験や技術、言葉では表せないような暗黙知は
    『対話』という流れに乗せると
    さらに高いレベルに磨き上げられ、新たな展開をみせる

    『対話』は、その参加者に責任も主体性も規律も寛大さも求めるものだが
    その覚悟を持って対話をすれば、持っている知識が磨かれ展開する
    覚悟が持てなければ、対立して終わる

  • 会社員であれば、読む価値があるのであろうが、大学生にとっては役に立つ可能性は不明である。卒論での参考文献にはならないであろう。

  • 期待した内容ではなかった

  • 選択科目「ナレッジ・マネジメント」で参考書として使用。
    専攻シラバス:
    http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/curriculum/19/syllabus_19.html

  • コミュニティ・オブ・プラクティスの実践について。

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