ハーバード流 キャリア・チェンジ術

  • 翔泳社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798103860

感想・レビュー・書評

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  • あくまで高学歴、MBAをとったような人の事例。参考になるかどうかはその人の立場次第。

    これまでの見識では、転職に成功するにはまず「知ること」とされてきた。本当にやりたい仕事をできるだけ確実に把握し、つぎにその情報を利用して論理的な戦略を練る。画一的な質問リストや資格をもつ専門家の助けを借りて、または一人の力で内面を見つめることが自分を理解するための原則とされた。
    しかし、大切なのは、内面を見つめるだけでなく実際に試すことだ。本当の可能性を見出すには行動を通じてである。新しい活動を試し、いままでと違う人に接し、新たな手本となる人を探し出す。自分の物語を周りの人に伝え、書き換える。経験を重ね人から認められることでほしいものがはっきりしてくる。

    キャリア・チェンジはキャリア・アイデンティティーを修正することから。キャリア・アイデンティティーとは、職業人の役割を果たす自分をどう見るか、働く自分を人にどう伝えるか、最終的には職業人生をどう生きるかといったことを指す。

    「将来の自己像」を考えるとき、たいていの人は、「本当はどういう人をめざしたいのか」という問いに確かな答えおw見つけることから始めようとする。だが最良の方法は、もっと小さな問いから、つまり具体的な答えの得られる問いから始めることだ。

    アイデンティティーは変えられないものだと考えると判断の誤ってしまう。正しい答えはすでにあって見つけることができるかた追求したほうがよい、または追求すべきだと考え、その結果として職業を変えようとしてもうまくいかない。「最適な」職業は決まっていて、内面を見つめればひらめきが得られてそれを探し出せる。この取り組みでは前へ進めなくなる人がとても多い。「それ」がわからない限り、何一つ選ぶわけにはいかない。ひらめきの光がさすのを待ち続けている間に、チャンスは通り過ぎてしまう。

    古い考え
    ・唯一の自己像&計画して実行する
    新しい考え
    ・数多くの自己像&試して学ぶ方法

    隠れた判断基準をあきらかにする
    世間で高い企業や事業にかかわると、著名な企業にひかれたままになる。職位が上がると、権限にこだわることがある。
    キャリア・アイデンティティーを見直すには、基本的な判断基準の見直しが必要。
    例)働いてきた業界、職務、周囲の人の期待、職場の価値観、自己の能力、モチベーションの源泉、価値観・倫理観、肩書き、など

    キャリア・チェンジにおいて、安全網なしに飛び降りるのは賢明ではない。仕事の合間や週末をつかったり、期限を決めて休暇ととったり、はじめは限られた範囲で行動して小さな成功を積むこと。

    キャリアの変化に大切なのはウィークタイ。ストロングタイは、周りの人が変わることを拒むため、障害になることがある。

    サルも赤ん坊もそうだが、人が自分に十分な自信をもてるのは、信頼できる他者に支えられ、相手との絆を築いていると感じるときだけだ。キャリア・チェンジの場合、もうよりどころにならない帰属意識を捨てる一方で、過渡期の支えとなる新しいきずなを確立していくことになる。

    できごとそのものが激しい変化を起こすわけではない。情報を無視するか、関係がないとして切り捨てる可能性は常にある。望ましくない結果が運が悪かったせいにしたり、またはもっとも多い考え方だが、結果の妥当性を否定したりする。それでもこちらの準備が整っていれば、できごとを通じて自己認識がはぐくまれていく。
    →あなたにとって黒い点は何か?ルイ・パスツールいわく、「運命の女神は備えある心に味方する」

    型破りな戦略
    1.まず行動。行動して新しい考え方が生まれ変化できる
    2.本当の自分を見つけようとしない
    3.過渡期を受け入れる。一貫性にこだわるな
    4.小さな勝利を積み重ねる。一気に大きく変化させようとするな
    5.まず試してみる
    6、人間関係を変える
    7、毎日のなかに変化を見出し、意味づけする
    8.距離をおいて考える、が長すぎてはいけない
    9.好機を逃さないように日々準備する

  • ビジネス
    思索

  • "キャリア=現在になっている仕事を、チェンジ=変える、転職する、ことをアカデミックに研究したもの。40近い実例を紹介しており、経験者がとってきた行動や感情の動きを体系的に整理している。
    ハーバード流と記載があるが、けっして頭でっかちな「理論を立てて綿密な計画をたてて」というようなものではなく、地に足のついたやり方を推奨していることが共感できる。
    迷いが生じたときには、まずいろんなことに手を出してみることをしている人が多い。つまり、現職にいながらも、何とか時間を作りだして気の赴くままに行動をしている。仕事とは全く関わりのないNPOの活動をしてみたり、興味を持った分野の企業とコンタクトをとったりしている。
    試してみながら学んでいくことが、自分のキャリアを変える第一歩。
    人間は、常に成長していくということを基本に、自らのアイデンティティも変わることを前提にしている。本来の自分像があって、その自分探しをして、ぴったりとあう職業を探すことはナンセンスということ。いろんなことにチャレンジしながら自分が何を考えているのかを見つめることが重要だといっている。そうこうしているうちに、付き合う人の幅が出てくる。どんな人と共に過ごしたいかを考えていくのだ。
    今のライフスタイル、ワークスタイルに疑問を持ち始めた人に勇気を与えてくれる本。
    ただ、登場する皆さんはCEOを目指していたり、独立してコンサルタント業をしていたり、それなりに優秀な人物ばかりなので、気後れしてしまう人もいるかもしれない。また、アメリカの労働市場と日本のそれとは違うので、簡単ではないという人もいるかもしれない。
    確かに、違いはあるが、その違いを超えて本書にある思想は共有できるものだ。そして行動を起こすのは自分次第なのだ。やらない理由を考えるより、小さな一歩を踏み出すことを考えてみよう。"

  • いまいち面白くなかった。

  • 小さな変化を起こして微調整かける。MVP。自分の経験をストーリーとして認識する。

  • 久々の読み応えのある本。
    一言でいえば、
    キャリアについて迷っていいんだ。
    ということが色々な人の事例でわかった。
    そして、仕事をしながらももつなんとなくある違和感。
    アイデンティティと実際のキャリアのギャップ。それはかならずあるもので、そして双方とも変化していくもの。それを意識しながら、色々なことを試しながらキャリアを修正していく。それがキャリアを歩むことなんだとということが分かった!というか自分のもやもやの原因が分かった。
    また、読み返したい本の一冊。

  • 今、仕事について悩んでいる自分にとって一番必要な本?様々な実例を基にキャリアチェンジについて具体的に語っている。
    この本を読んで最も印象的なことは、まず行動することで、それによって自分が本当にしたいことが 分かってくることだ。
    それも一気に大きく変えるのではなく、副業でしたりその道の理想とする人に会ったり師事したりすることで、自分の本当にしたいことを気付いたり確信したりするのが衝撃だった。

  • 小さいことから変化を起こす。

  • 読むのに二日かかった。
    ケース例紹介して、共通する事を抜き出す形式。こういう論文見た事あるな。

    内容からすると、考える前に動け!ってことがキーフレーズすかね。

  • この本に出てくるキャリア・チェンジの当事者は40歳前後が多く、日本のキャリアチェンジが遅くとも30半ばまでに行われないと難しいことと対照的である。

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著者プロフィール



「2015年 『世界のエグゼクティブが学ぶ 誰もがリーダーになれる特別授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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