次世代広告コミュニケーション: クロスメディアからクロスコミュニケーションへ

著者 :
  • 翔泳社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784798113845

作品紹介・あらすじ

いま、生活者、消費者との「距離を縮める」ために必要なのは「広告」ではなく「コンテンツ」である。次世代広告コミュニケーションの潮流を掴め。

感想・レビュー・書評

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  • p43 CGM(コンシューマ・ジェネレイテッド・メディア)

    p92 「気づかせる・感じさせる」というコミュニケーションでは、あくまで消費者の反応が主体

    p104 商品やサービスの周辺環境も含めたエンターテインメントを提供する・・・人に伝えたくなるようなオリジナリティを消費者と一緒になって作り上げていく

    p106 トータルでいかに深く、パーソナルに到達する関係を築くかという広狭のメディアの役割

    p159 短所があることをしっかりと認識したうえで克服しようと努力する姿勢、それが共感を呼ぶのだ。

  • まず、メディアミックスとクロスメディアの違いとは?本書の定義から:

    ☆メディアミックス=「マス広告による到達効率(Reach & Frequency)を基準としたマーケティングの時間軸が比較的短期のコスト配分モデル」

    ☆クロスメディア=「マーケティング装置としての機能ももつネットとマスメディアとを複層化したモデル」

    これからの広告コミュニケーションは、クロスメディアからよりコンテンツの開発を重視したクロスコミュニケーションにシフトする。

    この本が出たのが2007年だったので、感覚的に分かる部分は多いが、数々でてくるキーワードや概念はかなり難解。

    抽象化されたこれらの言葉と現場のマーケティングにどれだけギャップがあるかに気付けるかが、まず最初にぶつかる大きな壁ではないかと感じた。理解するに越したことはないが、意外と、案ずるより生むが易しかもしれない。

  • 110322*読了

    メディアミックスでもクロスメディアでもなく、クロスコミュニケーションの時代到来。
    横文字でびっしり書いてあるので、読みづらかったのが残念。
    紹介されていたAKQAというグローバルなクリエイティブ集団が気になる。YOUTUBEで動画をいくつか見た。ら、すごくよかったです。
    エンターテイメントと広告の融合。映画も音楽もスポーツもあらゆるエンターテイメントが広告とタッグを組む時代。
    口コミマーケティングやSMOの大切さなど。
    ADKのクリエイティブ局の方々が著された本です。
    どんな広告本でも事例を読むのが好き。戦略や過程を知ることができるのは、裏側をのぞくようで楽しい!

  • ネットにより企業が自分のメディアを持ち、さらには消費者も発信するメディアを持つようになった今、広告は一方的なメッセージではなく、コミュニケーションコンテンツとなる。スペックだけでは語れないブランドの「体験価値」をクロスコミュニケーションにより伝えることで、消費者との絆を形成していくことが重要である。これからの時代、メディア配分を考えるだけの広告会社は不要となり、コミュニケ―ションをトータルでデザインする力が求められる。

  • 目崎ですが、カラーだし楽しいよ
    「あなたのための広告」について書いてある


  • とりあえず、読みました。

  • ADK横山さんのチームの本。
    クロス”メディア”という言葉に代表される従来の日本の代理店の媒体を売るための発想から、クロス”コミュニケーション”への移行が既に始まっていることを改めて問題提起している。
    また、広告を発信する側(広告主・広告会社)からは生活者・消費者との絆・繋がりが重要であること、そしてそれを実現するには従来のメディア=テレビ・新聞などのマス媒体ありきの発想ではなく、本来の目的であるコミュニケーションを実現するための手段としてのメディアであるという観点から、広告主が手に入れた自社メディアである企業サイトが生活者・消費者との直接コミュニケーション可能な手段としてのクロスコミュニケーションの中心となることを明示している。
    考えてみればインタラクションが可能なメディアであるインターネットメディアおよび企業サイトは企業と生活者の絆・エンゲージメントを深めるための最適なメディアであることに異論を唱えるヒトはいないだろう。だからこそ、各社が自社サイト、キャンペーンサイトおよびWeb広告に予算を大きくシフトし始めている。
    同書では、絆・エンゲージメントを深めるためにコンテンツが重要であり中でもエンタテイメントコンテンツの可能性の大きさに言及しているが、顧客がブランドロイヤリティを深めるためにそれだけでは不充分、あるいはエンタメコンテンツのみではブランド側の誠実さを充分にコミュニケートできない危惧を感じる。
    いずれにせよ、同書がADKのメンバーも参加したであろう06年11月のAdtech NYでエンゲージメントが大きく取り上げられた時期に発売されていたら賞賛に値するが、読了した時期が08年3月にもなるとつくづく広告の世界の時間の早さに驚かされる。
    Web2.0、エンゲージメント、次にはいったい何が来るのだろう?
    そして企業サイトを運営する側からは誰と仕事をしていけばよいのだろう、と考えてしまう。
    08年3月2日読了。

  • クロスコミュニケーションについての総合的な本。ただ、事例がすこしありきたりで「どんなインサイト」から話が出てきたか、もう少し詳細にあると良かった。学術書か実用書か、もう少し振り切ってくれた方がいいかなぁ。

  • 今の業界の流行言葉エンゲージメント。
    その言葉が流行である所以となる時代の流れや、マーケティングの変化を述べている。

    自己表現型のブランドコミュニケーションから、消費者との「絆」を築き上げることを重視するコミュニケーションがこれからのコミュニケーション戦略の中心になる。

    そうなってくると従来ブランドの違い魅力をメディアにのせて大量に発信するというコミュニケーションというのが、消費者を巻き込めるコンテンツ重視の戦略に変わっていく。否、すでにそういう流れは始まっている。

    事例を交えてそれらを説明されているので、非常にモチベーションがあがります。

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著者プロフィール

(株)デジタルインテリジェンス代表取締役
82年青山学院大学文学部英米文学科卒。同年(株)旭通信社入社。96年デジタルアドバタイジングコンソーシアム(株)を起案設立。同社代表取締役副社長に就任。01年同社を上場。インターネットの黎明期からネット広告の普及、理論化、体系化に取り組む。08年(株)ADKインタラクティブを設立。同社代表取締役社長に就任。10年デジタルコンサルティングパートナーズを主宰。11年デジタルインテリジェンス代表取締役に就任。『CMを科学する』(宣伝会議)、『新世代デジタルマーケティング』(インプレス)など著書多数。

「2017年 『デジタル変革マーケティング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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