合格力―仕事や勉強の「正念場」で発揮する力

井上幸治

• 翔泳社 (2009年5月8日発売)

感想・レビュー・書評

[tomoさんの感想 · 2011年1月14日]

ビジネス、資格試験、その他あまたある「ここぞ！」という時に成果を出すためには一体どういうことが必要なのか？また、そのために持っておくべきマインドセットとは何か？が非常に分かり易く、またロジカルに書かれている。

本書の素晴らしい点は、上記のいずれもがファクト（=著者の経験）に基づくものであるという点。

著者は「自分は特別ではない」と言う。
旧日本興業銀行への入行、フルブライト奨学金を得てのMBA留学後、戦略コンサルティング・ファームへの転職、その後の事業会社へのキャリアステップと非凡な成功を歩んでおられる著者が実践してきたことが豊富な実例と共に綴られている。

実は個人的に、著者とメールのやりとりをした経緯がある。
非常に気さくな方であり、また、努力を惜しまぬ人であるという印象を受けた。
私が目指すモデルの一人であり、尊敬して止まない。
是非ご一読を！

著者プロフィール

1971年、京都市生まれ。
2000年、立命館大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士（文学）。
現在、佛教大学等で非常勤講師、京都市歴史資料館館員（会計年度任用職員）
主な編著書　『古代中世の文書管理と官人』（八木書店、2016年）、『孝明天皇奉祀奉賛会誌』（平安神宮、2017年）、『平安貴族の仕事と昇進―どこまで昇進できるのか―』（吉川弘文館、2023年）

「2024年 『明治の旧彦根藩士たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」